私たちは静岡の沼津・三島地域を中心に 外壁塗装と屋根塗装、屋根カバー工法、外壁張り替え、防水工事などを行っています。外壁、屋根に関することなら何でもご相談ください!
お電話でのご相談は
9時~18時まで受付中!
0120-158-553
メールでのご相談は
施行事例
お客様の声
初めてのお客様へ
他社との違い
工事メニュー
塗装職人募集協力会社募集
お支払い方法のご案内
クレジットカード決済
VISA orico JCB アメリカンエキスプレス Diners Club DISCOVER
※詳細はお問い合わせください。

スレート屋根の塗装方法|高圧洗浄・下塗り・縁切り・ひび割れ補修

公開日:2026年09月17日 カテゴリー:屋根塗装・屋根工事

スレート屋根の塗装は、高圧洗浄でコケや汚れ、弱った旧塗膜を取り除き、ひび割れや欠けなどを補修したうえで、屋根材と既存塗膜に合った下塗り・仕上げ塗装を行うのが基本です。さらに、屋根材の重なり部分が塗膜で塞がれる場合には、縁切りやタスペーサーなどによって雨水の排出経路を確保します。

ただし、すべてのスレート屋根を同じ方法で塗装できるわけではありません。屋根材そのものの劣化、既存塗膜の状態、ひび割れや反り、使用する塗料によって施工方法は変わります。屋根材の状態によっては、塗装ではなくカバー工法や葺き替えを検討した方がよい場合もあります。

この記事では、主に戸建住宅に使用されている平板の住宅屋根用化粧スレートを対象に、高圧洗浄、下地処理、下塗り、縁切り、仕上げ塗装までの基本的な考え方を解説します。

この記事の要点

  • まず屋根材と既存塗膜を確認し、塗装で対応できる状態かを判断します。
  • 高圧洗浄は、コケや汚れだけでなく、密着していない旧塗膜などを除去するために行います。
  • ひび割れ・欠け・棟板金などは、仕上げ塗装の前に必要な補修や下地処理を行います。
  • 下塗り材や塗り回数は、屋根材・既存塗膜・劣化状態・使用する塗料の仕様に合わせます。
  • 必要な屋根では、縁切りやタスペーサーによって屋根材の重なり部分の排水経路を確保します。

スレート屋根塗装の基本的な工程

スレート屋根の塗装は、屋根の状態確認、高圧洗浄、乾燥、下地処理、下塗り、必要な縁切り処理、仕上げ塗装、最終確認という流れで進めるのが基本です。ただし、使用する塗料や縁切り部材によって、一部の施工順は異なります。

1 屋根の状態確認 屋根材・既存塗膜・劣化状態を確認
2 高圧洗浄 コケ・汚れ・弱った旧塗膜を除去
3 乾燥 十分に乾燥させて次工程へ
4 下地処理 ひび割れ・欠け・板金部などを補修
5 下塗り・縁切り 使用材料の施工仕様に合わせて施工
6 仕上げ塗装 規定の塗布量・回数で施工
7 最終確認 仕上がり・屋根材の状態を確認

工程の順番は使用する材料によって一部異なります

縁切りに使用する部材などは、製品によって施工するタイミングが異なります。そのため工程を一律に固定せず、使用する材料の施工要領に従います。具体的な考え方は、「縁切り・タスペーサー」の章で解説します。

塗装工程だけでなく、その前の診断や下地処理まで含めて一つの工事として考えることが重要です。

塗装前に確認|このスレート屋根は塗装できる状態か

スレート屋根であっても、すべて塗装でメンテナンスできるわけではありません。まず屋根材そのものの状態と、前回塗装されている場合は既存塗膜の状態を確認し、塗装で対応できるかを判断します。

塗装で対応できる状態

色あせやコケ・藻の付着、既存塗膜の劣化などが見られても、屋根材自体の強度に大きな問題がなければ、洗浄や部分補修を行ったうえで再塗装できる場合があります。

軽微なひび割れや部分的な欠けについても、状態に応じた補修が可能であれば、補修後の塗装を検討します。

塗装だけでは対応しにくい状態

一方、次のような状態では、仕上げ塗料を塗るだけでは解決できません。

  • 屋根材の大きな割れや欠損が広い範囲にある
  • 屋根材そのものが脆くなっている
  • 大きな反り・浮き・変形がある
  • 屋根下地まで劣化している
  • 雨漏りが発生し、原因となる部分の修理が必要

部分的な割れやクラックは、状態によって差し替えや接着などの補修を行います。また、雨漏りが発生している場合は原因箇所を特定し、必要な修理を行うことが先です。屋根塗装だけで雨漏りを直すものではありません。

既存塗膜の状態も施工方法に影響する

以前に塗装されている屋根では、屋根材だけでなく旧塗膜の状態も確認します。旧塗膜が広範囲に剥がれていたり、密着性が低下していたりする場合は、弱った塗膜を除去したうえで、現在の下地に適合する下塗り材や塗装仕様を選ぶ必要があります。

一方、既存塗膜が健全な場合には、使用する製品によって下塗り方法が異なる場合があります。そのため、「スレート屋根だから必ず同じシーラーを同じ回数塗る」という考え方ではありません。

また、屋根材そのものの劣化や製品特性によって、再塗装が適さない場合もあります。詳しくは、 塗装できない屋根材とは?パミール・コロニアルNEOなどの見分け方と改修方法 で解説しています。

屋根上での確認は専門業者に任せてください

スレート屋根は高所にあり、歩き方によって屋根材を割ってしまう場合もあります。塗装できる状態かを確認するために、お客様自身が屋根へ上がる必要はありません。屋根材の種類、割れ、反り、既存塗膜、下地の状態などは施工業者が確認する専門事項です。

高圧洗浄|コケ・汚れ・弱った旧塗膜を取り除く

高圧洗浄は、屋根を見た目だけきれいにする作業ではありません。塗料の密着を妨げるコケ・藻・汚れ・粉化した塗膜・密着していない旧塗膜などを取り除き、次の工程へ進める下地をつくる作業です。

高圧洗浄で除去するもの

屋根は日射や風雨を受けやすく、表面にコケや藻、砂ぼこりなどが付着していることがあります。また、過去に塗装された屋根では、劣化した旧塗膜が残っている場合もあります。

住宅屋根用化粧スレートのメーカー施工仕様でも、劣化塗膜や脆弱部分、コケなどを除去し、十分に乾燥した清浄な下地へ整えてから次の工程へ進む仕様があります。

強い水圧をかければよいわけではない

高圧洗浄は、水圧を強くすればするほどよいわけではありません。劣化が進んだスレートへ必要以上の圧力を集中させると、表面を傷めたり、脆くなった部分を破損させたりする可能性があります。

市川塗装の現場見解

劣化したスレートでは、屋根材の状態を確認しながら洗浄距離や水圧、洗浄方向などを調整します。汚れを落とすことだけを優先せず、屋根材自体を傷めないことが重要です。

洗浄後は十分に乾燥させる

高圧洗浄が終わったら、屋根材が十分に乾燥してから塗装工程へ進みます。乾燥に必要な時間は、季節、天候、気温、湿度、日当たり、屋根材の状態などによって変わるため、「必ず何時間」と一律には決められません。

高圧洗浄については、 外壁塗装前の高圧洗浄はなぜ必要?バイオ洗浄との違い でも詳しく解説しています。

塗料の塗り重ね時間については、 外壁塗装の乾燥時間を守らないとどうなる?塗り重ね間隔と気温・湿度 をご覧ください。

下地処理|ひび割れ・欠け・棟板金を塗装前に補修する

高圧洗浄後は、スレートのひび割れや欠け、棟板金などの状態を確認し、塗装前に必要な補修・下地処理を行います。仕上げ塗料には、割れた屋根材そのものを元の状態へ戻す役割はありません。

スレートのひび割れ・欠けを補修する

軽微なひび割れは、屋根材の状態や割れ方に合わせて補修してから塗装します。ひび割れの上から仕上げ塗料を塗るだけでは、屋根材の補修にはなりません。

状態によっては部分的な差し替えを検討する

割れが大きい場合や欠損している場合、屋根材の強度が低下している場合は、補修材だけに頼らず部分的な差し替えなどを検討します。

どの方法が適しているかは、割れの位置や大きさ、屋根材の状態、周辺の固定状態などを確認して判断します。

屋根材の重なり部分をむやみに塞がない

ひび割れを補修することと、屋根材の隙間をすべて塞ぐことは別です。スレート屋根の上下の重なり部分には、入り込んだ雨水などを排出するための隙間があります。

そのため、屋根材の重なり部分をシーリング材などで一律に塞ぐのではなく、補修が必要な部分と、排水のために残すべき部分を区別して施工します。

棟板金は必要な下地処理を行う

スレート屋根には、棟などに金属製の板金が使用されています。板金部にサビや塗膜の浮きがある場合は、ケレンなどでサビや劣化塗膜を処理し、金属部に適合する錆止め塗料・下塗り材を使用します。

また、釘やビスの浮き、板金そのものの浮き、棟板金を固定する下地材(貫板など)に問題がある場合は、塗装だけで済ませず、必要に応じて補修や交換を行います。

下塗り|屋根材・既存塗膜に合った材料を使う

下塗りは、スレートと仕上げ塗料の密着を助け、劣化した下地の吸い込みを整えるための工程です。ただし、使用する下塗り材や塗り回数は一律ではなく、屋根材・既存塗膜・劣化状態・仕上げ塗料の組み合わせによって決まります。

下塗りにはどんな役割がある?

  • スレートと仕上げ塗料の密着を助ける
  • 劣化した屋根材への塗料の吸い込みを整える
  • 脆弱になった表面を補強する
  • 仕上げ塗料を均一に塗りやすい状態にする

すべての製品が同じ下塗り仕様ではないため、使用する塗料メーカーの施工仕様を確認して施工します。

既存塗膜・劣化状態に合わせて下塗り材を選ぶ

同じスレート屋根でも、初めて塗装する屋根と、過去に塗装されている屋根では状態が異なります。また、既存塗膜の種類や密着状態によって、使用できる下塗り材が変わる場合があります。

そのため、商品名だけで下塗り材を決めるのではなく、屋根材・既存塗膜・劣化状態と仕上げ塗料の適合性を確認します。

劣化が進んだ屋根では下塗りを追加する場合がある

劣化したスレートは吸い込みが強くなり、1回の下塗りでは下地の状態が十分に整わない場合があります。

塗料メーカーの施工仕様には、基材表面の劣化が進んで脆弱な場合に、下塗りを追加するものもあります。一方で製品ごとに仕様は異なるため、下塗り回数だけを一律に決めることはできません。

市川塗装の現場見解

市川塗装では、「屋根だから下塗りは必ず1回」「劣化しているから必ず2回」と回数を先に固定するのではなく、使用する塗料のメーカー仕様、既存塗膜、スレートの吸い込みや劣化状態を確認して施工内容を決めます。

吸い込みが強い場合など、必要と判断した場合には下塗りを追加します。

縁切り・タスペーサー|必要な屋根で排水経路を確保する

スレート屋根の重なり部分には、屋根材の内部へ入った雨水や湿気を排出するための隙間があります。再塗装によってこの部分が塗膜で塞がれる場合には、隙間を確保するための縁切りが必要になります。

正常な状態

屋根材の重なり部分に必要な隙間がある

入り込んだ雨水や湿気を外へ排出しやすい状態です。

塗膜で塞がれた状態

上下のスレートが塗膜で密着している

雨水の出口が狭くなり、屋根材の裏側へ水分が残る原因になります。

スレートの重なり部分には雨水を排出する隙間がある

平板スレートは上下に重ねて施工されています。強い雨や風などの条件によって屋根材の内側へ水が入り込んだ場合でも、重なり部分の隙間から排出できる構造になっています。

ところが再塗装によって上下のスレートが塗膜で密着すると、水の出口が狭くなったり塞がれたりする場合があります。

従来の縁切りとは

従来の縁切りは、塗装によって接着したスレートの重なり部分へカッターや皮スキなどを入れ、塗膜を切って隙間を確保する方法です。

塗装後に行う方法では、仕上げた塗膜や屋根材を傷めないよう注意して作業する必要があります。

タスペーサーとは

タスペーサーは、平板スレート屋根の重なり部分へ専用部材を挿入し、必要な隙間を確保する方法です。塗装後に塗膜を切る従来の縁切りとは施工方法が異なります。

ただし、「タスペーサーを入れれば、どのスレート屋根でも同じ施工になる」というものではありません。屋根材の状態、既存の隙間、勾配、使用する部材などを確認して施工方法を判断します。

施工時期は使用する部材や仕様によって異なる

タスペーサーには、下塗り前に挿入する製品と、下塗り後に挿入する製品があります。

そのため、スレート屋根の工程を「必ず下塗り後にタスペーサー」と固定して考えるのではなく、使用する製品の施工要領に合わせます。

すべてのスレート屋根で同じ方法を行うわけではない

屋根材の重なり部分に十分な隙間がある場合や、屋根の形状・状態によっては、同じ縁切り方法を一律に行わない場合があります。

重要なのは、「タスペーサーを使用したかどうか」だけではなく、塗装後も屋根材の重なり部分から適切に排水できる状態になっていることです。縁切りの要否と施工方法は、屋根の状態に合わせて施工会社が判断します。

市川塗装の現場見解

屋根材の状態や既存の隙間を確認し、必要な縁切り方法を判断します。タスペーサーを使用したかどうかだけで、屋根塗装全体の施工品質を判断するものではありません。

仕上げ塗装|塗布量と乾燥時間を守って仕上げる

下塗り後は、使用する屋根塗料のメーカー仕様に従って仕上げ塗装を行います。塗り回数だけではなく、塗布量、希釈率、塗り重ね乾燥時間、施工時の気温や湿度なども仕上がりに関係します。

必要な塗回数をメーカー仕様に沿って施工する

屋根用塗料には、下塗り後に仕上げ塗料を2回塗る仕様があります。施工現場では、仕上げ塗装の1回目を「中塗り」、2回目を「上塗り」と呼ぶことがあります。

ただし、すべての塗料が同じ塗回数ではありません。正式な施工仕様は、使用する製品ごとに確認します。

一度に厚く塗ればよいわけではない

耐久性を高めるために、規定以上に塗料を厚く塗ればよいわけではありません。メーカーが定める塗布量と塗り回数を守り、各工程で適切な塗膜を形成することが基本です。

塗り回数と塗布量については、 外壁塗装は3回塗りが基本?4回以上必要なケースと塗布量 でも詳しく解説しています。

塗り重ね乾燥時間を守る

仕上げ塗料を重ねる場合も、前の塗膜が次工程へ進める状態まで乾燥している必要があります。必要な塗り重ね時間は、製品、気温、施工方法などによって異なります。

「一晩置けばよい」「何時間なら必ず大丈夫」という考え方ではなく、使用する塗料の仕様と実際の乾燥状態に合わせて工程を進めます。

詳しくは、 外壁塗装の乾燥時間を守らないとどうなる?塗り重ね間隔と気温・湿度 をご覧ください。

塗装が適さない場合は別の改修方法を検討する

屋根材そのものの劣化が進み、塗装による維持が適さない場合は、再塗装にこだわらず、カバー工法や葺き替えなど別の改修方法を検討します。

屋根材そのものが塗装に向いているかを確認したい場合は、 塗装できない屋根材とは?パミール・コロニアルNEOなどの見分け方と改修方法 をご覧ください。

塗装・カバー工法・葺き替えの工事内容や費用・耐久性の違いについては、 屋根塗装・カバー工法・葺き替えの違い|費用・耐久性を比較 で詳しく解説しています。

屋根の劣化症状から補修や塗装の必要性を確認したい場合は、 屋根の劣化サイン8選|屋根塗装・補修が必要な症状と判断基準 も参考になります。

屋根塗装そのもののサービス内容については、 市川塗装の屋根塗装 をご覧ください。

まとめ|スレート屋根は下地処理と屋根に合った施工方法が重要

スレート屋根の塗装では、高価な仕上げ塗料を選ぶことだけでなく、最初に塗装できる状態かを判断し、高圧洗浄、ひび割れ・欠けなどの補修、適切な下塗り、必要な縁切り、メーカー仕様に沿った仕上げ塗装までを一つの工事として考えることが重要です。

下塗り材や塗り回数、縁切り方法はすべての屋根で同じではありません。屋根材、既存塗膜、劣化状態と、使用する材料の施工仕様を組み合わせて判断します。

屋根材そのものの劣化が進んでいる場合には、塗装にこだわらず、カバー工法や葺き替えなども含めて検討することが適切なメンテナンスにつながります。

参考資料

  • ケイミュー株式会社「カラーベスト 屋根材の維持管理」― 屋根材の割れ・補修、再塗装、雨漏り時の対応
  • 水谷ペイント株式会社「住宅屋根用化粧スレートの塗装仕様」― 高圧洗浄、乾燥、下塗り、仕上げ塗装仕様
  • 株式会社セイム「縁切りとは」「タスペーサー工法」― 縁切りの目的、タスペーサーの施工方法

スレート屋根の状態について相談したい方へ

市川塗装では、屋根材の種類、既存塗膜、ひび割れや反り、劣化状態を確認し、塗装で対応できるのか、別の改修方法が適しているのかをご説明します。屋根のメンテナンス方法で迷っている場合もお気軽にご相談ください。

PROFILE
プロフィール写真
市川 明彦
AKIHIKO ICHIKAWA
1級建築塗装技能士・2級建築士|複数の職場で建築塗装・建物メンテナンスの経験を積む。雨漏り診断士・戸建住宅劣化診断士・窯業サイディングメンテナンス診断士の資格も保有。現場で得た知識や判断基準を分かりやすく公開し、誠実な情報発信に取り組んでいる。
価格表
おすすめの塗料・建材
KFワールドセラ
オートンイクシード
スーパーガルテクト
はる・一番
カルセラ
LINEでご相談
ご連絡先はこちら
市川塗装株式会社
〒410-0013
静岡県沼津市東熊堂441-2
杉本ビル2階
TEL:0120-158-553
FAX:055-941-8812
MAIL:info@ichikawa-paint.com
【営業時間】9:00~18:00
【定休日】年中無休