最近では、フッ素や無機塗料といった超耐久塗料の使用が一般的になってきました。これらの塗料の耐久年数は、15年~20年以上とか言われています。外壁塗装の際、使用する塗料はどれがいいかと悩まれると思いますが、外壁目地にあるシーリング材の種類は気にしているでしょうか?
実は、塗料よりもシーリング材の選択が重要なんです。今回は、超高耐久シーリング材「オートンイクシード15+」をご紹介します。
シーリング材の役割
シーリングとは、外壁材のジョイント部分に見られるゴム製の目地材です。地震による外壁の動きに対応してその力を逃がす役目と防水性と気密性を保つ重要な役目を果たしています。サイディング壁やALC壁によく使われているシーリングは、本当の意味で建物を雨風から守っている重要な部分です。
- 新設したシーリング材
- 破断しているシーリング材
シーリング材の耐用年数
一般的なシーリングの耐用年数は、7年~8年程度であると言われています。しかし、シーリング材の防水機能を考慮すると5年程度の耐久性が限界であると考えたほうが安全で、そうなると5年おきに補修工事を計画する必要がでてきます。
せっかく20年耐久の外壁塗料を塗っても、5年毎に足場を組んで、シーリングの打ち替えをやらないといけない?という矛盾した話になります。ちょっと前までは、超高耐久塗料に見合ったシーリング材が存在していなかったので、そうした工事をやむを得ず行ってきました。
現在では、耐久年数が20~30年といった優れたシーリング材が存在します。この商品は2016年頃から普及していった比較的新しい商品ですので、知らない業者さんも結構多いです。見積書を確認してみてください。「ウレタン、変性シリコン」などの記載があれば、5年程度での補修が必要になるかもしれません
シーリング材の劣化・損傷の原因
シーリング材は、経年によって亀裂、破断、剥離などの現象が発生し機能がなくなります。代表的な劣化原因は下記の3つです。
- 形を柔らかくするために配合されている可塑剤の硬質化
- 強風や地震による住宅外壁の伸縮や振動
- 紫外線・水分・熱による表面劣化
長持ちするシーリング材に必要な2つの耐性
劣化現象が同時発生すると損傷は「加速的」に進行。シーリング材は想像を超える速さでその「役割」を終えてしまいます。役割を長く継続させるには、劣化・損傷に強い「耐性」を持つシーリング材を選定することが一番の近道となります。
- 長期に柔軟性(伸縮性)維持に必要な耐久性
- 長期に美観(意匠性)維持に必要な耐候性
長持ちするシーリング材は柔軟性を長期間維持する耐久性と紫外線に負けない耐候性が必要になります。
オートンイクシード 2つの「耐性」を検証
亀裂・剥離を長期間抑制する「耐久性」をテスト
「耐ムーブメント力」と「接着力」にこだわり、これまでにない圧倒的な「高耐久性」を実現。これまでクリア不可能と言われていた、過酷な耐久性テスト「圧縮30%拡大30%伸縮繰り返し×4,000回」を「3サイクル」(計12,000回)を実施。結果は「異状なし」でクリア。
太陽光や降雨から美観を守る「耐候性」をテスト
シーリング材が自然環境から受ける紫外線や熱、水分などの劣化因子に対する耐性を耐候性試験器(SWOM)で検証。人口的に厳しい外部環境を再現し、長時間に渡るテストを実施。過酷な条件下で「6,000時間」突破という驚異的な「高耐候性」を実現しました。
性能のまとめ「性能マトリックス」
「耐久性」と「耐候性」が高い位置で両立していることがマトリックスから一目瞭然です。
外壁塗料とシーリング材の相性も重要!
塗料メーカーのほとんどが、シーリング材の上に塗装をすることを推奨しておらず、塗装が終わってから、シーリングを施工する、後打ちを推奨しています。塗料メーカーは他社シーリング材との密着テストを行っていないため、万が一剥がれても責任がもてないため、あらかじめ、塗料と密着しない後打ちを推奨としているわけです。
いくら高品質な塗料やシーリング材を使っても、お互いの相性が良くなければ、シーリング材の上に塗装した塗膜が早期に剥がれてくることもあります。高品質な塗料とシーリング材の選定、さらにそれらの相性まで熟知した業者に依頼する必要があります。弊社では、使用する塗料とシーリング材の密着テストおこなって安全性が確認できたもののみ使用しています。
超耐久シーリング材に興味のある方は、下記までご連絡ください。