出典:http://www.21ecohouse.com/guarantee/
屋根や外壁塗装には、10年や15年などの塗装品質保証がついている場合があります。しかし、モノではありませんので、メーカーの保証ではなく、「施工保証」ということになります。施工保証は、外壁材や屋根材にあるメーカー保証とは保証内容が異なることを知っておきましょう。
保証できるものと保証できないものとは?
外壁塗装や屋根塗装を依頼した場合、塗料や外壁材・屋根材などに関しても塗装業者が全て保証を付ける場合があります。これは、塗装業者側で付けている保証で、期間限定ではありますが、塗膜の剥がれやひび割れといった不具合が生じたときには、無料で施工のやり直し、塗り直しなどを行うものです。
こうした保証は、「施工保証」と呼ばれており、塗装業者が任意に保証してくれています。保証には、施工保証以外にも、メーカー保証や製品保証と呼ばれるものがあります。
塗装工事は、塗装業者の保証しかつかないことが多く、メーカー保証や製品保証はつかないことを知っておきましょう。稀に保証がつくことがありますが、メーカー側が厳格な工程管理を維持し、認定した塗装業者にだけメーカー保証・製品保証をつけることがあるようです。また、塗料には、初期不良のみメーカー保証・製品保証をつけているところがあります。
塗装工程はメーカーの管理外
国内の有名塗料メーカー製の塗料を使用する場合でも、塗装作業を行うのは各塗装業者の現場の職人です。塗装に関するマニュアルはありますが、メーカー側では、全ての塗装工程に関して厳格に管理を行うことはできなくなっています。
一般の戸建て住宅ではなく、大規模な建物やメーカー側が現場調査員を派遣して施工を管理している場合は例外となり、メーカー保証・製品保証がつくことがあります。塗装作業は、個別に作業や施工の品質管理をすることが難しく、各塗装業者によりその管理や保証範囲は任意に決められていると考えてください。
塗装工程を厳格に守り保証をつける塗装業者を選ぼう!
屋根や外壁塗装では、メーカーが推奨する塗装工程通りの作業を行わない場合は、メーカーが想定している仕上り品質や耐用年数が実現できない場合があります。メーカーが推奨する塗装工程とは、高圧洗浄、ケレンを含む下地調整、下塗り・中塗り・上塗りなどの三度塗りです。
こうした塗装工程を守っていても、作業の現場では適切な管理が行われていない場合もあります。そのため、塗装業者による保証の他、第三者機関によるリフォームの瑕疵保険に加入しているかどうかも塗装業者選びのポイントとなります。
AKIHIKO ICHIKAWA