「色々な塗料があって、何がいいのかわからない」といった声をお客様から聞くことがあります。今回は塗料について記事を書いていきます。
塗装業者には、それぞれお勧めの塗料があります。
「使い慣れているから」
「他の塗料を知らないから」
「本当に耐久性がいいから」
「安く仕入れられるから」
いろいろ理由はありますが、私も塗装業者ですので、当然おすすめ塗料はあります。ですが、今回はなるべく主観的にならないように解説していきたいと思います。
まずは、簡単に塗料のグレードをご紹介します。
アクリル<ウレタン<シリコン<フッ素<無機
右に行くほど耐久性が高くなります。昨今、機能性塗料が人気でした。遮熱、断熱、光触媒塗料など。それらの塗料も、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機のどれかに分類されます。例えば、シリコンの遮熱塗料、フッ素の遮熱塗料などです。
次に耐久性です。これは同じグレードでも開きがあるため、一概には言えませんが平均的な耐久年数を記載します。
アクリル 5年
ウレタン 7年
シリコン 10年
フッ素 15年
無機 20年
塗装業者から見積書をもらったら、提案されている塗料が上記5種類のどれになるのか確認しましょう。わからなければ業者に聞いてみましょう。必ず上記5種類のどれかです。最低限これだけは確認しておきましょう。
シリコン塗料100万円の見積書とフッ素塗料120万円の見積書を比較しても意味がありません。2社以上の塗装の見積書を比較するときは、同じグレードの塗料で比較しましょ
最近は、高耐久(フッ素や無機塗料)の塗料で外壁塗装をする方が増えているようです。現在では耐久性のよい塗料がたくさんあります。それらを使えば、次回以降のメンテナンス時期を大幅に先延ばしにすることが可能です。
外壁塗装を頻繁におこなうのは面倒です。多少高くても耐久性の高い塗料を使ったほうが、長い目で見るとお得です。
AKIHIKO ICHIKAWA