出典:http://kalender-telt.blog.jp/archives/3594802.html
古くから日本の住宅によく見られるモルタルは、住宅の外壁として今でもポピュラーな素材です。しかし、ひび割れが起きやすいという特徴により、下地の補修やひび割れに強い塗料による外壁塗装を行うことが一般的となっています。
ウッドデッキを長持ちさせる日頃のお手入れ
ウッドデッキの一般的な塗り替え時期の目安は、3~5年です。お手入れが面倒な方でも、このサイクルで塗り替え再塗装を実施していないと、ウッドデッキの劣化が早まってしまいます。
しかし、お住まいの気候や環境により、紫外線や風が通常よりも強い場合があり、3年未満でもそろそろ塗り替え時期に到達してしまう場合があります。
日頃のお手入れとしては、水洗いだけでも十分です。汚れは、雑巾やモップで拭き取り、その後水洗いをするだけです。そして、オイルステインによる撥水性能が失われてきたら、そろそろメンテナンスが必要な時期です。
ウッドデッキに適した塗料選び
ウッドデッキの塗り替えによるメンテナンスで大切なことは、塗料選びです。ウッドデッキによく使用される塗料は、浸透するタイプと造膜タイプがあります。木材を保護する方法に違いがあり、浸透するタイプは、木材に塗料を浸透させ腐食を防ぎます。一方の造膜タイプは、木材表面に塗膜を作り保護します。
ウッドデッキは天然素材の木材ですので、劣化するとひび割れや腐食が進みます。そのため、浸透するタイプの塗料を選ぶことが多いようです。再塗装時にひび割れが発生していても、問題なく塗装できます。
劣化がひどい場合は、造膜タイプの塗料を選び、木目を全て覆うことで、水分の浸入やひび割れを隠します。しかし、塗装後のひび割れには対応できません。
そして、水性塗料と油性塗料があり、耐久性が高いのが油性塗料です。再塗装や塗り替えでは、前回使用した塗料と同じ種類を採用すると、失敗が少なくなります。違う塗料の場合は、前回塗った塗料を剥がす手間がかかってしまいます。
ウッドデッキを長持ちさせる塗装方法
ウッドデッキは表面ばかりに注目してしまいがちですが、床板の隙間などの間隔にも素地があり、隙間なくきちんと塗布することが重要です。ローラーを使用すると、塗料のムラが出ることが多く、床板を丁寧に一枚ごとに塗布していくことが大切です。
刷毛やローラーへの塗料のつけすぎにも細心の注意を払うようにし、塗布後は必ずウエスで不要な塗料を拭き取りましょう。こうした丁寧な作業により、塗り工程を3度、乾燥時間の間隔を開けて行うことで、綺麗な色合いの仕上がりになります。しっかりと乾燥させるには、天候のよい日が続き、よく晴れた時間帯に効率よく塗り作業を行うことです。
AKIHIKO ICHIKAWA