最近の流行として風水を採り入れた色選びが登場しています。外壁塗装の業界でも例外ではありません。独特の色使いは、これまでの日本のお住まいにはなかった「風水」を採り入れている可能性が高いといえます。外壁塗装色選びで風水を採り入れるメリットと注意点についてみていきましょう。
風水の考え方と外壁塗装に使う色
風水による色選びは、最適な色選びに比べると全く異なった理論に基づいて行われます。風水は方位方角によって最適な色が決まっています。
その独特の概念に則って色を選び塗装するとその色が持つ運気をアップさせることができると言われています。
風水は、空気と水から成り立つ言葉のことです。その大気の流れが人間の生活にも大きな影響を及ぼすことがわかっています。特に「木、火、土、金、水」の「五行」は風水でも特に重要な概念です。この5つは、いずれも地球上に存在する物質で、互いに関係しており、お互いを活かす色と対立する色があります。
色と方位に重点を置き、風水の概念を採り入れた環境作りに外壁塗装が活かされています。
風水で使われる人気の色を使用する
風水の外壁で人気のある色といえば、黄色系です。黄色は西や北西の方角に使われ、恋愛運や商売運、金運、出世運、玉の輿運などの誰もが叶えたい夢を持つ色です。風水のなかでは、人気抜群の色です。
アクセントとして、黒を使うことがあります。黒は破風板や継ぎ目に使われ、貯蓄が増えると言われています。風水で黄色系の色を使う場合は、派手すぎず、明るすぎず、濃い黄色を使用しないことです。
周辺のお住まいや緑地などとのバランスもあります。黄色をベースにした淡い色やトーンを落とした落ち着いた黄色系の色を使うようにしたほうがいいでしょう。
いくら運気がアップするといっても奇抜な塗装色は避ける！
黄色以外では、白は他の色となじみやすく、浄化作用を持つ色です。どこにでも使えますし、前向きな気持ちになれる色です。 茶色は南西の方角に使い、家庭運、健康運、不動産運が高まります。
南の方角に使う赤は元気な色、東に使う青は安定感、バランス感覚に優れた抑制の色です。結婚や恋愛運、技術職、接客業の方に最適です。 緑は東に使うとよく、仕事や試験で実力が発揮できます。グレーは北西に使い、気持ちを落ち着かせてくれます。西の方角に使うピンクは若返りにいいと言われています。
奇抜な色や原色を使うことは避け、パステル調や淡い色の色を使ってください。外壁には、1色か2色をメインに使い、アクセントやワンポイントとして他の色を採り入れるとバランスのよい色使いになります。
AKIHIKO ICHIKAWA