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清水町の屋上防水マンション
マンションの屋上防水工事で行うアスファルト防水
中規模~大規模のマンションの屋上は平らになっていますが、屋上防水は必ず必要です。
普段使うことのない屋上であっても、陸屋根の場合は、雨が降る度に屋上が濡れて、一時的に水たまりもできます。排水や排水口部分にも水が流れていますので、防水工事は必須です。
古くなって防水効果が薄れれば、階下への雨漏り被害へと発展してくからです。今回は屋上防水でも丈夫で信頼性の高いアスファルト防水について解説していきます。
耐久性の高いアスファルト防水
アスファルト防水の最大のメリットといえば、耐用年数が長く丈夫である点です。20~25年もの間高い防水性能を維持しますので、他の工法よりもメンテナンス回数も少なくなるというメリットがあります。
高い防水性が求められるビルやマンションの屋上には、費用がかかったとしても、アスファルト防水がお勧めです。アスファルト防水で使われている防水材は、合成繊維不織布にアスファルトを含ませてコーティングしたシートです。
アスファルトのシートを張り付ける際に、高熱で溶かす必要があるため、釜やトーチバーナーなどの器具を使い、手間をかけて施工しています。工事中には騒音や臭いなども発生します。
屋根の重量が重くなってしまうという欠点がありますが、古くから施工されてきたという実績があり、信頼性の高い工法なので、素材や施工法には改良を加えられ、成熟した屋上防水工法になってきています。
アスファルト防水の3つの工法
アスファルト防水には、大きく分けて3つの工法がありますので、順にご紹介していきます。
・保護工法
溶解アスファルトのルーフィングを下地に接着し、積み上げて防水層を作ります。
その後、表面にはコンクリートやモルタルなどを打設します。表面のコンクリートやモルタルは、防水層を保護する目的で使われており、強固な防水層を形成します。
保護工法と呼ばれているこの工法で施工すると、20年近い耐用年数を得られることから、信頼性の高い屋上防水工法です。
・露出工法
保護工法と同じように施工していきますが、防水層の表面には保護塗料を塗布して仕上げています。コンクリートやモルタルではなく、塗装による塗膜が防水層を保護するような形です。塗料は紫外線に強く、摩擦などにも強いものを使用します。
屋上が軽くなり、耐震性が向上しますが、耐用年数は15年前後です。保護塗料は定期的に塗り替える必要があるでしょう。
・トーチ工法
改質アスファルトを使ったルーフィングをトーチバーナーで熱融着させて、水密性の高い防水層を作る工法です。改質アスファルトは、これまでご紹介した保護工法や露出工法で使ったアスファルトとは少し異なり、改良が加えられています。
工程を少なくすることができますし、高温のアスファルトを使用しない工法なので、安全に施工できる点が大きなメリットです。耐用年数は、15年前後になります。
トーチ工法は、部分的な施工にも対応できることから、マンション屋上防水の改修工事などで採用されることの多い工法です。