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- 外壁塗装のおすすめの色を紹介!選ぶ際の注意点、ポイントも!
外壁塗装のおすすめの色を紹介!
選ぶ際の注意点、ポイントも!
家の外壁は耐久性を保つためにも、定期的な塗り替えが欠かせません。
家のリフォームや外壁の塗り替えが必要となったタイミングで、多くの方が悩んでしまうのが外壁の「色選び」です。単純に好きな色で決めてしまうと「思っていたイメージと違った」「なんだか汚れが目立つ」「周囲から浮いている」という失敗につながりかねません。
外壁塗装の色選びは、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。
この記事では、外壁塗装のおすすめの色や、色選びの事前準備、注意点まで詳しく解説します。
家のリフォームや外壁の塗り替えが必要となったタイミングで、多くの方が悩んでしまうのが外壁の「色選び」です。単純に好きな色で決めてしまうと「思っていたイメージと違った」「なんだか汚れが目立つ」「周囲から浮いている」という失敗につながりかねません。
外壁塗装の色選びは、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。
この記事では、外壁塗装のおすすめの色や、色選びの事前準備、注意点まで詳しく解説します。
目次
外壁塗装のおすすめの色は?
家の外壁の色は、さまざまなカラーバリエーションの中から選べます。だからこそ、多くの方が悩んでしまうものでもあるのです。そのためまずは、外壁塗装でおすすめの色をチェックしてみましょう。色の特性によって、家がどのような印象を持つのかもあわせてご覧ください。
■ ベージュ
ベージュは具体的には「薄くて明るい茶系の色」です。柔らかな風合いと温かみのある印象を与えてくれます。黄みや赤みを加えたり明るさを変えたりすることでバリエーションが無限にあるため、好みにあわせて選択できる点がおすすめの理由です。ほかの色とも合わせやすいため、周囲の建物はもちろん、家の玄関や屋根、サッシなどとのバランスに困ることも避けられます。また土ホコリやシミなどの汚れがついても、ほとんど目立たないこともメリットです。
ベージュの外壁を選べば失敗することが少なく、結果的におしゃれな家になってくれるでしょう。
■ ホワイト
ホワイトは清潔感があり、周囲に明るい印象を与えます。ホワイトで外壁を塗り替えると、まるで新築のように見えるため、気分も新たにしてくれるのが嬉しいポイントです。またホワイトはシンプルな色であるため、ほかとの外壁の色とも馴染みがよいことも長所です。とくにホワイトベースの建物も多いため、周囲の建物から浮いてしまうという心配も必要ありません。一方、ホワイトはホコリやシミなどの汚れがついてしまうと、ほかの色より目立ちやすい点には注意が必要です。そのため、汚れがつきにくい塗料を選ぶことが大切です。また汚れが目立ってきたら「外壁塗装のタイミング」と考えておくとよいかもしれません。
■ ブラック
ブラックは、シックやモダンな印象を与えるカラーです。外壁にブラックを選ぶことで、高級感や重厚感を演出できるのが魅力です。ただし、大きい一軒家だと圧迫感を与えることもあります。目立つ色でもあるため、周囲の環境や外壁の素材なども考慮することが大切です。またブラックだと「ホコリやシミを目立たなくする効果があるのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかしホコリやシミは灰色っぽい色味をしているため、ブラックでも目立ってしまうケースがあります。このようにブラックを選ぶ際には注意点がいくつかありますが、外壁の素材が金属系やレンガ調であればおすすめカラーです。ブラックの塗装で表面に光沢がうまれ、高級感や重厚感などの長所はそのままに、ハードな印象を抑えくれるでしょう。
■ ブラウン
ブラウンはぬくもりを感じさせる色で、ブラウンの外壁にすると安心感のある家という印象を持てます。周囲の建物だけでなく自然にも溶け込む色であるため、どのような立地環境でも選びやすいのがおすすめのポイントです。またホコリやシミなどの汚れがついても、あまり目立たないこともメリットです。とくに欧米風の一軒家や、アンティーク調をイメージする方にも向いています。そのほか、タイル風やレンガ風の仕上げ材を選んだ場合にも、よくマッチします。
■ グレー
グレーの外壁塗装も、人気カラーの一つです。グレーの外壁はシンプルでありながらシックな雰囲気を持ち、都会的なかっこいい印象を与えます。モダンで洗練された家をイメージするなら、グレーはおすすめのカラーです。グレーはモノトーンであるため、どのような色味やデザインともマッチしやすく、ホワイトと同じように周囲の建物によく馴染んでくれます。またホコリやシミなどの汚れが、ほとんど目立たないという嬉しい効果もあります。
■ クリーム
クリームはホワイトカラーに淡い黄色が混ざった、やさしいパステル調の色です。クリーム色の外壁にすることで、柔らかく温かい印象を持つ家にしてくれます。落ち着いた雰囲気や、優雅なイメージを理想とする方にも向いています。また「ホワイトベースにしたいけれど、汚れが目立つのも避けたい」という方は、クリーム色の外壁にするのがおすすめです。
■ グリーン
グリーンは森林や自然などをイメージさせる、ナチュラルなカラーです。家の外壁にグリーンを使う場合、鮮やかなトーンを使っても自然に溶け込んでくれます。また、渋めのグリーンを使うとシックな雰囲気を、反対に淡いグリーンだと柔らかい雰囲気を演出できます。グリーンの外壁塗装は、個性を出しつつも周囲と浮かない色を探している方におすすめの色です。とくに外壁や家の一部に木材を使う場合は、グリーンとの組み合わせを候補に入れてもよいでしょう。
■ イエロー
イエローは、ポップで陽気な印象を与えてくれる色です。外壁塗装にイエローを選ぶと、活発で元気なイメージを出せるほか、建物を明るく引き立たせるといった効果があります。また葉色や土色、レンガなどの、カラーバランスがよいこともメリットです。海外の一軒家のようにしたい場合や、個性的な印象にしたいという場合におすすめ色です。原色のイエローやオレンジに近いと明るくなりすぎますが、白みをプラスすると優しい印象になり、周囲の色に馴染みやすくなります。
■ ブルー
ブルーはライトトーンであれば爽やかでクールな印象を与え、ダークトーンになればシックな印象を与える色です。外壁の色にブルーを選ぶと、おしゃれで周囲よりもひと味違った強い印象を残せます。ブルーの外壁を選ぶ場合は、一部にホワイトを組み合わせることでよりおしゃれな仕上がりになるため人気があります。
■ レッド
レッドは、情熱的な印象を与える色です。原色や明るめのレッドは、外壁の色としてあまりイメージがわかないかもしれませんが、ワンポイントのアクセントカラーとして使うことで、印象を強めたり個性を出したりといった活用ができます。レッドカラーを一面に広く使いたいなら、ダークトーンの色合いがおすすめです。レンガのような雰囲気も出るため、海外の一軒家のようにおしゃれな仕上がりになるでしょう。
■ ピンク
ピンクは可愛らしい色であり、淡いトーンだとメルヘンな印象を出せます。タイル素材との相性もよく、欧風スタイルの住宅にもおすすめの色です。ただしピンクの外壁塗装は、鮮やかすぎたり濃すぎたりすると失敗に感じるケースが少なくありません。たとえば日本風の住宅などに外観にピンクを使うと、重厚感や落ち着きのある印象が損なわれてしまいます。ピンクの外壁塗装にしたい場合は、外観のスタイルや街並みと調和するかどうかを考えて選ぶとよいでしょう。
外壁塗装の色を選ぶ際の事前準備
外壁塗装は、外観のイメージを左右する大きな要素です。いきなり色選びから始めてしまうと、決めるのに時間がかかるうえに失敗する可能性も高まってしまいます。自分たちの理想の家にするためには、色選びを始める前の「事前準備」が大切です。ここでは、事前に考えておいたほうがよい、2つのポイントを紹介します。
■ 仕上がりのイメージを言語化しておく
外壁の色を選ぶ前に、まずは自分たちの理想の家をイメージしておくことが大切です。どのような印象を与える家にしたいのか、仕上がりをイメージしましょう。
ただし頭の中で抱くイメージは、人それぞれに異なる場合があります。イメージを言語化することで、グループ別に分類できるようになります。たとえば、落ち着いて静かなイメージを求める場合は「シック」となり、イメージを共有しやすくなります。以下の、イメージの例を参考にしてみてください。
【例】
イメージを言語化した例 | 分類 |
---|---|
親しみやすい・温かい・シンプル | ナチュラル |
スマートな・洗練された | スタイリッシュ |
落ち着いた・静かな・都会的 | シック |
現代的な | モダン |
古風な | レトロ |
上品・優雅・高級感 | エレガント |
明るい・元気な | カジュアル |
華やか・贅沢な | ゴージャス |
高貴な・伝統的な | クラシック |
外壁塗装のカラーは、バリエーションが豊富にあります。外壁のカタログやカラー見本をいきなり見ると、なかなか色選びは進みません。そんなときに家の仕上がりのイメージが固まっていれば、色の取捨選択がしやすくなります。
■ 周辺住宅と調和させるのか、目立たせたいのかを決めておく
家の外観を周辺住宅と調和させるのか、あるいは目立たせたり個性を出したりしたいのか、という点をあらかじめ決めておくのがおすすめです。外壁塗装の色選びは、周囲の環境が大きく影響することがあります。たとえば理想とする外壁の色があったとしても、「周囲から浮いてしまうのはイヤだ」「街の雰囲気にあわせたい」といった考えもあるかもしれません。また「個性を出して目立たせたい」「お隣さんと同じ色は避けよう」と考える方もいることでしょう。このような希望があるにもかかわらず、先に外壁塗装の色から選んでしまうと、また一から選び直さなければいけない事態もあり得ます。そのため周辺住宅を含めて、住んでいる環境をどのように考慮するべきかを決めておくとよいでしょう。
外壁塗装の色の選び方
外壁塗装の色を選ぶときに、「迷ってしまって選べない」「とくに理想の色が思いつかない」という方もいるでしょう。そのようなケースでは、以下のポイントを意識して選ぶのがおすすめです。
- 汚れが目立ちにくい色を選ぶ
- 熱で劣化しにくい色を選ぶ
- 玄関ドアや窓サッシとの相性で選ぶ
- 屋根の色との相性で選ぶ
- 虫が寄りにくい色を選ぶ
- 迷った場合は定番色がおすすめ
- クリア塗装という選択肢もある
これらのポイントを意識して選ぶことで、外壁塗装の色選びに失敗することを避けられるはずです。
■ 汚れが目立ちにくい色を選ぶ
家の外壁が汚れてくると掃除も大変ですし、美しい外観を長く保つことが難しくなります。なるべくなら、簡単なお手入れでキレイな状態をキープしたいと考えるのではないでしょうか。外壁の汚れが気になる方は、以下の「汚れが目立ちにくい色」を選ぶのがおすすめです。
汚れが目立ちにくい色
- グレー
- ブラウン
- ベージュ
- クリーム
- グリーン
外壁が汚れる原因は、土・砂ホコリ、排気ガス、カビ、コケなどです。土・砂ホコリ、排気ガスの汚れは中間的な色であるため、「ベージュ・クリーム」などであれば同化して目立ちにくくなります。また赤土が舞いやすい地域であれば「ブラウン」だと同化しやすくなります。一方、海などに近い地域では湿気が多く、コケが生えやすいといった悩みを抱える方もいます。コケ汚れをカバーできるのが「グリーン」です。そして、これらのすべての汚れをカバーしやすいのが「グレー」です。
汚れが目立ちやすい色とは?
反対に外壁塗装で汚れが目立ちやすい色は、以下が挙げられます。
- ホワイト
ホワイトは、少しの汚れでもはっきりと出やすい色です。 - ブラック
ホコリやカビなど中間色の汚れは、意外とはっきりと出てしまいます。
外壁塗装のなかには、雨で自然と汚れを落としてくれる機能が備わっているものもあります。汚れが目立ちやすい色を使いたい場合は、外壁塗料の機能性も考慮するとよいでしょう。
■ 熱で劣化しにくい色を選ぶ
熱で劣化しにくい色は、日射反射率が高い明るい色です。太陽光を反射して温度上昇を抑える効果があり、これにより塗装の劣化・色褪せを防げます。熱で劣化しにくい色は、以下が挙げられます。
【熱で劣化しにくい色】
- ホワイト
- グレー(明るい)
- シルバーなど
熱で劣化しやすい色とは?
反対に熱で劣化しやすい色は、濃い色や原色系です。
- イエロー
- レッド
- グリーン
これらの色を使う場合は、紫外線ダメージに強い塗料を使い、定期的なメンテナンスを行うことで劣化が早まることを抑えられます。
■ 玄関ドアや窓サッシとの相性で選ぶ
玄関ドアや窓サッシは、外壁塗装のタイミングでも塗り替えないケースが多くあります。そのため外壁を塗り替えた後に、玄関ドアや窓サッシなどと調和がとれておらず、完成イメージと異なるといった失敗につながる可能性があります。玄関ドアや窓サッシをそのまま使う場合は、これらの色にあわせた外壁の色を選ぶことが大切です。
■ 屋根の色との相性で選ぶ
屋根は外壁と同じく、外観の印象を左右する大きな要素です。そして外壁と屋根との相性のよさを考慮して、選ぶことが大切です。外壁は屋根と同系色でまとめると失敗が少なくなります。屋根よりも薄めの色にすると、家の外観は明るい雰囲気となり、屋根より濃いめの色にすると重厚感や落ち着きのある雰囲気となります。
■ 虫が寄りにくい色を選ぶ
外壁に「虫がつくとイヤだ」「汚れがつきそう」と悩む方も少なくありません。そのような場合は、外壁の色を工夫することで虫が寄りつくことを防げるかもしれません。外壁塗装で虫が寄りにくい色は、次のような色があります。
【虫が寄りにくい色】
- ブラック
- グレー
- ブラウン
虫は、「植物に近い色」や「紫外線を反射しやすい色」を好むといわれています。ブラックやグレー・ブラウンは、植物の色とは異なるうえに、紫外線を反射しにくい(吸収しやすい)性質があるため、虫が寄りにくいと考えられます。反対に虫が寄りやすい色は、以下が挙げられます。
【虫がつきやすい色】
- ホワイト
- イエロー
- ブルー
ただし色だけで虫を完全に防ぐことは難しいため、あくまで虫の数を減らせる可能性があるくらいに考えておくとよいでしょう。
■ 迷った場合は定番色がおすすめ
外壁塗装で迷った場合は、定番カラーであるベージュ系、クリーム系、ブラウン系・グレー系を選ぶとよいでしょう。これらの色はオーソドックスでありながら、おしゃれにも見えるので失敗することは避けられるでしょう。
■ クリア塗装という選択肢もある
塗料のなかにはクリア塗料があり、もとの材質や模様、色を活かしたまま透明に塗装することも可能です。外壁塗装は面積が大きいため、色味が少し薄まったり白っぽくなったりするだけでも、大きく雰囲気が変わります。もしも現在の外壁が気に入っているのであれば、「クリア塗装」も選択肢の一つです。材質や模様、色はそのままに、外壁の耐久性を保たせます。ただしクリア塗装は、ひび割れやシミなどを修復した部分までは隠しきれません。外壁の損傷や劣化が進んでおらず、築浅物件の場合であればクリア塗装を選んでもよいですが、外壁の状況を考慮しながら業者と相談のうえで決めるとよいでしょう。
外壁塗装の色で迷ったら色の特性を確認しよう
色が与える印象は、それぞれ異なります。家の外観を「やわらかい印象にしたい」のか「モダンで都会的な印象にしたい」のかによって、使う色はある程度絞られてきます。色の特性を知っておくとことで、外壁塗装の色選びがスムーズになるため、もしも迷ってしまった場合は色の特性を確認してみましょう。外壁塗装での代表的な色ごとの特性は、以下のとおりです。
外壁の色 | 色の特性 |
---|---|
ベージュ | 柔らかな風合い、温かみがある |
ホワイト | 清潔感がある、周囲に明るい印象を与える |
ブラック | シック・モダン・高級感・重厚感 |
ブラウン | ぬくもりや安心感がある 欧米風の一軒家・アンティーク調 |
グレー | シンプル・シック、都会的なかっこいい印象 モダンで洗練された印象 |
クリーム | 柔らかく温かい印象、落ち着いた雰囲気、優雅なイメージ |
グリーン | ナチュラル |
自身が理想とするイメージに近い色を選べば、迷ったり悩んだりして選べないということを防げるでしょう。
外壁塗装の色を選ぶ際の注意点
外壁塗装の色を選ぶときは、以下の点に注意が必要です。
- ツヤの有無によって見え方が異なる
- サンプルは、面積によって見え方が異なる
- 自然光と電気の下では見え方が異なる
- 周囲の家との調和も考慮する
外壁の色見本では理想どおりに感じていた色が、いざ塗装してみると「イメージと違って見えた」ということがあります。このような失敗は、上記の注意点を意識していなかったことが原因となるケースが多いです。それぞれ詳しくポイントを解説します。
■ ツヤの有無によって見え方が異なる
外壁塗装は、ツヤの有無によって見え方は大きく異なります。外壁に使う塗料は、製品によっても異なりますが、ツヤのレベルを調整できるものがあります。艶あり塗料は光を反射するため輝いて見え、新築のようなピカピカの見た目になり、外壁を塗り替えたことがひと目でわかるでしょう。また耐久性にも優れ、汚れがつきにくいといったメリットがあります。一方、艶消し塗料は落ち着いた印象となり、上品な印象を演出できるほか、和風の外観にもよくマッチします。自然な仕上がりで、経変劣化しても元から艶がないため美観があまり変わらないというメリットがあります。どちらを選ぶかは好みによりますが、見え方に違いが出る点は知っておきましょう。
■ サンプルは、面積によって見え方が異なる
外壁塗装の色は、サンプルなどを見て選びますが、あまりに小さいサンプルだけで決めてしまうと失敗につながりやすいため注意が必要です。サンプルで見るとちょうどよかったのに実際に塗り替えた外壁を見ると、「なんだか鮮やか過ぎたかな?」「圧迫感ある…」などと、色の印象が違って見えることがあります。これは面積によって、色の見え方が異なるためです。たとえば同じベージュでも似た色がいくつもあり、小さいサンプルを確認するだけではあまり違いがわかりませんが、サンプルの面積を大きくすることで比較しやすくなります。そのため気になった色の候補を選出し、大きめのサンプルをもらって確認するのがおすすめです。
■ 自然光と電気の下では見え方が異なる
【屋外】
【屋内】
外壁塗装のサンプルはバリエーションが豊富にあるため、家でじっくりと選びたくなるものです。しかし自然光と電気の下では、色の見え方が異なる点に注意しなければなりません。白熱灯や蛍光灯、LEDの明かりでは、同じ色味でも異なって見えます。一番イメージに近づけやすいのが、自然光で確認することです。大きめのサンプルをもらったら、屋外で確認してみることでギャップが生まれることを避けられます。
■ 周囲の家との調和も考慮する
家の外観イメージは、周囲の家のイメージによって大きく影響されます。
淡いトーンの家がずらりと並んでいるのに、鮮やかな原色に近い色や個性的な色を使うと、周りと調和せず浮いてしまうという失敗につながります。あえて個性的な印象にしたい場合や目立たせたい場合はよいですが、鮮やかな原色カラーや、周囲の家の雰囲気と大きく異なる色は、避けるほうが後悔することはないでしょう。お隣や周囲との調和も考えて、違和感のない外壁塗装にするのがおすすめです。
外壁塗装は色の配色も重要!
外壁塗装の色をやっと決められたとしても、塗り替えてみてから「色味がなんだかあわないな…」と思うことがあります。このように感じる原因の多くは、「配色」の悪さにあります。家の外観は、玄関や屋根、サッシなどの色の組み合わせが重要です。配色のポイントを知ることで、色があわないということを避けられるうえに、おしゃれで理想的な外観に仕上げられます。ここでは、配色のポイントについて解説します。
■ モノトーンで合わせる
モノトーンとは具体的には、「白・グレー・黒」の無彩色を使った色の構成です。
モノトーンはどのような色とでも相性がよく、配色に失敗することを避けられます。
色は明度・彩度を変えることで、以下のように変化します。
モノトーンはどのような色とでも相性がよく、配色に失敗することを避けられます。
色は明度・彩度を変えることで、以下のように変化します。
- 明度:原色から明度を上げると白く、下げると黒くなる
- 彩度:原色から彩度を下げるとグレーになる
そのためどのような色も、モノトーンとの組み合わせは相性がよいのです。服の組み合わせでもモノトーンのコーディネートは、失敗が少なく無難なイメージに仕上がります。家の外観も同じで、モノトーンを使うことで、玄関や屋根などの色との組み合わせが容易となるうえに、周辺住宅との調和もとりやすくなります。外壁塗装のおすすめの色でも紹介したとおり、「ホワイト・グレー・ブラック」はほかのいろとも合わせやすいというメリットがあります。
■ 同系色でまとめる
次に、配色を「同系色」でまとめる方法です。
同系色でまとめるには、まずは色相について知る必要があります。色相とは、「赤/黄/緑/青/紫」などの色のことを指します。
色を同系色でまとめるパターンは、以下の3つの方法があります。
同系色でまとめるには、まずは色相について知る必要があります。色相とは、「赤/黄/緑/青/紫」などの色のことを指します。
色を同系色でまとめるパターンは、以下の3つの方法があります。
- 同じ色相で、彩度・明度を変える方法
青の場合、同系色には水色・濃紺・薄い青などがあります。
「青」の明度を変えると「水色」や「濃紺」
「青」の彩度を下げると「薄い青」 - 色相が近い色を組み合わせる方法
色相の中間色である「黄赤/黄緑/青緑/青紫/赤紫」をあわせて、それぞれの近い色を組み合わせると同系色にまとまります。たとえば、「赤×黄赤(オレンジ)」「緑×黄緑」などです。 - 色相が似ている色を組み合わせる方法
上記2.「色相が近い色を組み合わせる方法」よりも色味は離れますが「緑×青」「赤×黄」なども似ている色同士として配色によく使われます。パステル調のピンクと黄色、薄緑と薄青など、トーンをあわせるとまとまりやすいです。
外壁塗装の配色としておすすめなのは、1.同じ色相で彩度・明度を変える方法です。失敗のない配色になるはずです。
■ アクセントカラーでバランスを取る
配色の取り方は、面積の大きさを考慮しながら決めることも大切です。配色は多くて3つに収めるとまとまりやすく、以下の比率を目安にするとバランスがとりやすいです。
- 「ベースカラー」:70%
大きな面積を占める部分の色です。原色などは避けて彩度の低い色がおすすめです。 - 「メインカラー」:25%
テーマにしたい色などを用います。外観をツートンカラーにしたい場合などは、この比率を意識するとよいでしょう。 - 「アクセントカラー」:5%
主張したいものなどを、ワンポイントで使う色です。アクセントカラーは彩度の高い色や濃い色でも大丈夫です。
とくに家の外観は、アクセントカラーのバランスが重要です。素敵な色でもなんだかぼやけて見えるという場合、アクセントカラーを使うことで引き締める効果があります。鮮やかな色を使いたい場合も、アクセントカラーに使うとバランスがとりやすくおすすめです。
外壁塗装の色が決まらない場合は?
ここまで外壁塗装の色を決める方法や、注意点などを紹介しましたが、「それでもまだ決まらない…」という方は、以下の2つの方法を試してみましょう。
■ カラーシミュレーションを活用する
Webサイトを検索すると、オンライン上でできるカラーシミュレーションを用意している業者もあります。カラーシミュレーションでは、複数ある家のタイプから似たものを選択でき、屋根や玄関などの色も変えられる仕様のものまであります。カラー見本だけではイメージがわかないときや、色を決めきれない場合、カラーシミュレーションの活用がおすすめです。ある程度色を選んでから、最終的な判断として活用してみてもよいでしょう。
■ 外壁塗装業者に相談する
外壁塗装の色が決まらない場合は、外壁塗装業者に相談するのがベストです。理想とする外観に仕上げる色や、汚れが付きにくい色などを教えてくれますし、選んだ色にあわせてUVカットや汚れがつきにくい塗料などのアドバイスも受けられます。外壁塗装のプロに相談してから色を決めることで、「なんだかイメージと違う」「汚れがついて気になる」といった失敗は避けられるでしょう。
外壁塗装に関するよくある質問
それでは最後に、外壁塗装でよくある2つの質問とその答えを紹介しましょう。
■ 外壁塗装は色ごとに値段が変わるの?
外壁塗装の塗料は、色によって値段が異なる可能性があります。たとえば濃い色を塗る場合は、外壁塗装の層を厚くする必要があるため、その分の塗料を多く使うことになり工数も増加します。また濃い色は、下地処理の調整が必要になるケースがあり、その分コストも変動することがあります。そのほか特殊な色や、一部の効果を持つ塗料の場合は、値段がアップすることも考えられます。また2色以上の塗料を使う場合、1色で塗り替える場合よりもロスが出やすいことから、追加費用が発生することがあります。ツートンカラーなどのように複数の色を使用する場合は、あらかじめ業者に確認しておくとよいでしょう。ただし外壁塗装の色ごとの値段の差は、業者によって異なります。見積もりを依頼して、コストの違いを考慮しながら好みの色を選びましょう。
■ 外壁塗装を黒にすると室内が暑くなる?
外壁塗装を黒くすると、室内が暑くなる可能性があります。黒色は太陽光を吸収しやすい色のため、外壁の表面温度は温められます。そしてその熱が室内に伝わることで、室内の温度が上昇するのです。ただし実際には、断熱材を使用している場合や、外壁に空気層がある場合、室内の温度に影響を与えることはほとんどありません。また、遮熱効果のある塗料を使うことも有効です。太陽光を遮る効果があるため、外壁表面の温度上昇を抑えてくれます。
まとめ
以上、外壁塗装のおすすめの色や、色選びの事前準備、注意点まで詳しく解説しました。家の外壁は耐久性を保つためにも、定期的に塗り替えることが大切です。ただし、単純に好きな色で決めてしまうと「思っていたイメージと違った」「なんだか汚れが目立つ」「周囲から浮いている」という失敗につながる可能性があります。今回紹介した外壁塗装のおすすめの色や、色選びの注意点、配色の重要性などのポイントを大切に選んでみてください。