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清水町の防水工事
防水工事の大まかな流れについて
同じように見えてしまいがちな塗装工事と防水塗装工事は、実際には目的が異なるだけではなく、作業の流れも少し異なっているということをご存知でしょうか?
今回は、あまり知られていない防水工事の大まかな流れについて解説していきます。
高圧洗浄と下地処理
外壁塗装工事と同様に屋上の陸屋根やベランダ・バルコニーの床面にも高圧洗浄作業が必要です。この作業で砂埃、土、コケ、植物、有害物質などをしっかりと取り除きます。
表面が凸凹していると、防水層が密着しにくくなり、防水の耐久性低下の原因となってしまうからです。下地処理では、表面の凸凹を平らにし、ひび割れを補修します。古くなったシーリング材なども下地から丁寧に撤去します。
通常の塗装と異なり、水が入らないようにする防水効果を高めるには、下地処理がとても重要になっています。
下塗りと防水材の塗布(シート防水ならシートの貼り付け)
防水材を塗布する前に行う下塗りは、下地と防水材との密着性を高め、水が入らないようにするためです。下塗りではプライマーなどを塗布しています。
防水層を作る時は、塗装による場合は平らになるように丁寧に塗り重ねていきます。工法によっては、最初に脱気筒などを取り付ける作業を行います。
シート防水の場合は、シートを丁寧に張り付けていきます。接合部は水が入りやすいので専用テープなどでしっかりと接着しています。
トップコートの塗装
防水塗装では、外壁塗装にはないトップコートの塗装という作業工程があります。
防水層やシートの上にトップコートを塗布すると、防水効果が高まるだけではなく、摩擦や汚れに強くなり、耐久性がアップします。紫外線にも強く、防水層の経年劣化を防ぎます。トップコートは、5年に一度塗り替えを行うことが前提です。
防水工事のメンテナンスは、短期間で実施するトップコートの塗り替えと、防水層そのものの再施工とに分かれており、メンテナンスサイクルが異なるので知っておくといいでしょう。
防水効果も永久に続くわけではなく、再施工やメンテナンスが必要です。雨漏り被害に直結する箇所ですので、防水工事を実施した後も点検をしっかりと行い、異常が見つかればすぐに補修や再施工を行うようにしてください。
新築の場合でも最初に防水工事が実施されていますので、いつ工事をやったのかわからない場合は建ててもらったハウスメーカーや施工業者にもう一度確認してください。