- トップ
- 富士市の防水工事
富士市の防水工事
一般住宅の防水工事ってどんな工事?
一般住宅で行われる防水工事は、屋根や外壁の塗装とは少し異なり、ベランダ・バルコニーなどを対象にしており、床面に防水施工を行うものです。そのため、住宅の防水工事に関する専門知識や技術が要求されます。
今回は、一般住宅の防水工事で実施されている防水工事について解説しています。
4種類の防水工事
住宅だけではなく、ビルやマンションの屋上陸屋根の防水工事は、4つの種類に分けることができます。ベランダ・バルコニーによく実施されている防水工事は、ウレタン防水やFRP防水です。
その他、屋上や廊下などにはシート防水、広い屋上にはアスファルト防水が実施されています。どのような形状のベランダ・バルコニー、屋上陸屋根にも使えるのが、ウレタン防水です。
ベランダ・バルコニーは、10~20㎡の広さですが、狭い場所には軽量で耐久性の高いFRP防水が採用されています。ウレタン防水は、最も低価格で施工できる防水工事です。塗装により防水層を形成しますので、複雑な形状にも施工でき、塗装面積も200㎡までなら対応可能です。コストパフォーマンスを重視するならウレタン防水を選択することになるでしょう。
シート防水やアスファルト防水は、屋上陸屋根などによく採用されています。広い面積に施工することが多いので単価は抑え目です。耐久性はシート防水、アスファルト防水の順で高くなります。
防水層の上には「トップコート」
4種類の防水工法がありますが、防水層を作った後にその防水層を保護する塗装が行われています。防水工事の場合は、防水層の上の「トップコート」の塗装がとても重要です。
トップコートは、防水層を保護し、熱や紫外線による経年劣化を防ぎます。トップコートは、5年ごとに塗り替えが必要ですが、その下にある防水層は、10~15年程度もちます。そのため、トップコートの塗り替えを定期メンテナンスで組み込むとベランダ・バルコニーからの雨漏りトラブルの発生を防ぐことができます。
ベランダ・バルコニーの防水は、水漏れトラブルが発生する前に何らかの対処を行う必要があり、定期メンテナンスがとても重要です。
ウレタン防水とFRP防水
最後に一般住宅のベランダ・バルコニーでよく実施されている「ウレタン防水」と「FRP防水」について解説していきます。
ウレタン防水
ウレタン防水の耐用年数は、10~12年です。施工単価の目安は1平米あたり7500円です。ベランダ・バルコニーなどの狭い場所の防水工事でもあまりお金をかけなくて済む施工法です。
補修も簡単で廃材も出ません。通気層を持つ「絶縁工法」などもあり、いろいろな場所に施工できます。
FRP防水
FRP防水は、8~10年の耐用年数で、施工単価の目安は1平米あたり9000円と高めです。
ガラス繊維で強化されたプラスチックを使用した施工法で、高い防水性があります。軽量で耐候性や耐食性にも優れていることから、防水工事の中ではおすすめです。
しかし、経年劣化で硬化し、ひび割れが多く発生します。割高な施工コストですが、狭い場所に施工する場合は、FRP防水も選択肢に入るでしょう。