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塗装工事 やるなら季節や時期はいつ頃がベスト?
先に結論からいえば、塗装に必要な条件を満たせば、塗装工事を実施するタイミングは1年中いつでもいい、ということです。
塗装に必要な条件を知りたい場合は、各塗料メーカーのカタログなどを参考にすれば、塗料ごとに施工上の注意事項などの記載を見つけることができるでしょう。
・気温5℃以下、湿度85%以上、または、結露が考えられる場合は塗装を避けてください。
・降雨、降雪のおそれがある場合、及び強風時は塗装を避けてください。
などの記載事項は、大手から中小までの塗料メーカーに共通する内容で、ほぼ同じであると考えてください。
実際には、かなりのボリュームで注意事項がずらっと書かれていますが、季節や時期に関連する注意事項に絞っていえば、上記2点が最も重要なポイントです。
多くのケースでは、上記の条件を満たせば塗装工事がほぼできるといってもよく、少なからず満たさないケースも存在しますので、施工ができない日は迷わずに工事を中断しています。
北海道や北陸、東北など、冬期になるとずっと雪が降り積もる地域もありますが、日中でも気温がいつも5℃以下のような極端な寒冷地を除けば、11~3月は絶対に施工ができないというわけではなく、合間を縫って施工できるタイミングを捉えて冬場でも塗装工事が行われることがあります。
梅雨時期になっても空梅雨なら塗装工事は可能ですし、冬場でも乾燥して安定した天候の時期もあれば、雨や雪が長期間続く時期もありますので、塗装工事が早急に必要なら、天候の穏やかな時期をみて塗装工事を実施します。
自然の動きや天気の移り変わりは塗装職人には専門外ですが、天気予報も外れることがありますので、決定した工事時期であっても予備日を設けてスケジュールに余裕を持たせる必要があるでしょう。
各季節の特徴と塗装工事のタイミング
春
空気が乾燥している時期が多いので、しっかりとした施工ができ品質も安定しています。
施工依頼の多い時期です。
優良業者の場合、前年からこの時期の予約が埋まっていることもありますので、予約を入れるタイミングを間違えることのないようにしてください。
かなり前から予約して塗装業者のスケジュールを押さえるようにしないと、この時期の施工ができずに先延ばしになってしまうことがあります。
梅雨(5~6月)
この時期を避けるお客様も多いので、塗装業者が大幅な割引や値引きを提示することがあります。
しかし、雨が降る期間が多いので、実際の工期は延びることが多く、スケジュール通りに終わらないというリスクがあります。
この時期は、塗料の乾燥時間が取れないことも多いので、時間を取って慎重に塗装作業が進められています。
施工管理がしっかりできる優良業者であれば、施工不良とも無縁です。
スケジュールに余裕がなく、他に施工する時期がない場合でも、工事保証を付ける優良業者なら、割引してもらって梅雨の時期でも施工を依頼することがあります。
夏
夏場は塗料の乾燥時間が早いので、施工品質の安定した塗装作業が行われています。
しかし、急な集中豪雨も予想され、途中で作業を中断することもありますので、1日の塗装範囲を事前に見極める技量を必要とします。
梅雨の時期同様、優良業者であれば施工に関しては特に問題はありません。
施工時の注意点としては、夏の暑い時期であるため、施工中に窓が開けられないことです。
工事中は、基本的にエアコンの使用が前提とはなりますが、風が入らないので息苦しいかもしれません。
また、一度に全部の窓を養生ビニールで塞ぐのではなく、居住者にも配慮して半分ずつ作業をする方法もあります。
秋
春の時期と同じような気候ですが、空気が乾燥しているためしっかりとした施工が行われています。
この時期も春と同様に人気のある時期です。優良業者の場合は、すぐに予約で埋まってしまいますので、早めに予約をおすすめします。
冬
気温が低いのは当たり前ですが、突然の雨などが少なく、空気も乾燥していて気候も安定しています。
冬であっても、積雪地域でなければ塗装作業は可能で、優良業者ならしっかりとした施工ができます。
冬期は夜露で屋根が濡れてしまいますので、日中や塗装期間中に乾燥しているかどうかの見極めが行われています。
12月末までの年内は、その年中に施工を終えたい人が多いので、混雑していることが多くなります。
年が明けた1月~2月頃なら、施工を避けるお客様が多いので、業者が割引してでも施工を請け負う時期となります。
まとめ
外壁塗装工事は、施工管理がしっかりとできる業者であれば、1年中塗装作業が可能です(積雪地域を除く)。
そういう意味では、いつ施工するかといった時期や季節の問題を気にするよりも、優良な塗装業者選びのほうが重要なポイントです。
予算に余裕のある方は、数か月前から早めに計画を立てるようにし、春や秋の時期の施工を目標にして、業者に予約を入れてください。
少しでも安くしたいなら、梅雨や冬などの塗装作業があまり実施されていない時期を狙って塗装工事を計画する方法もあります。
AKIHIKO ICHIKAWA