どのような業界も同じですが、屋根や外壁塗装業者にも、優良業者と悪徳業者が存在します。「まさか自分がだまされるなんて!」と思うかもしれませんが、公表されている数以上に実際にだまされている方が多いというのが実情です。ここでは、悪徳塗装業者の代表的な手口について簡単に解説しています。
外部の訪問営業マンを使う!
塗装工事の緊急性がないのに、突然訪問する営業マンは、悪徳業者の可能性が高いといえます。塗装工事の契約を取るだけの外部の訪問営業マンは、塗装の知識や業界のことに詳しくない場合が多く、無理に契約を取ろうとします。必要がないのに見積りを取ったり、契約を急がせたりするような場合は、その場で断る勇気が必要です。
同じような訪問業者でも「モニター募集」による営業をかける会社があります。こちらは、「キャンペーン価格で塗装できます!」
とか、「モニターになっていただくと安く塗装できます!」といった言葉で塗装工事契約を取っていきます。工事は格安価格ですが、無理な価格での塗装工事ですので、手抜き工事が行われやすくなります。
足場代が無料という塗装工事
足場代にも相場があり、最低でも10~15万円はしますので、無料にしにくい工事項目です。塗装職人の安全を第一に考えている塗装業者なら、足場代を無料にすることはまずありません。相見積りにより、塗装費用相場と比較すると、本当に足場代が無料にされている場合もありますし、その他の費用に加算されていることもあります。
いきなり大幅な値引きをする塗装業者
塗装費用は、相場以上に安くなることはありません。でも、少しでも値引きしてもらいたいというのが、施工を依頼する側の本音です。いきなり、30~50万円の大幅な値引きが行われるような場合は、契約を取るために無理をして値引きしている可能性もありますので、その原因を探ってみてください。
グレードが低く安い塗料の使用、粗悪な工事でコスト削減している可能性や最初の見積り価格が高すぎる場合など、塗装について詳しくない素人をだまそうとしている場合があります。
AKIHIKO ICHIKAWA