環境汚染を防ぐためには、一人一人の環境に対する意識の向上が必要となります。屋根や外壁塗料に関しても、環境に優しい塗料が次々と開発され登場してきています。ここでは、環境に優しい塗料についての豆知識についてお伝えしていきます。
油性ではなく水性塗料を使用する
環境に優しい塗料の代表的な存在として「水性塗料」の存在が挙げられます。 多くの塗料には、有機溶剤が使われています。揮発性の有機溶剤は、大気汚染や水質汚染の原因となっています。
水性塗料は、揮発性有機溶剤を含んでおらず、水を使って塗料を溶かすため、臭いも少なく、内装などにも使えるので、大変環境に優しい塗料として知られています。 こうした理由により、油性塗料から水性塗料に切り替えるだけで、自然環境に配慮し、住む人にも優しい塗料を使用していることになることを知っておきましょう。
高性能な次世代塗料を使用する
環境に優しいECO塗料製品として、「ハイドロテクトコート」が登場しています。この塗料は、セルフクリーニング機能、防カビ性能、防藻性能、空気浄化性能、遮熱効果などがあり、使えば使うほどに環境に優しい効果が発揮されます。
光触媒を利用していますので、光や水の力を使い、環境を浄化することができます。 光触媒作用により、分解力と親水性が高まり、空気を浄化し、セルフクリーニングできるという、環境に役立つ効果をもたらします。
また、外壁塗装面に太陽光が当たると、排気ガスや排煙から発生する窒素酸化物(NOX)が除去され、空気を浄化していきます。こうした高性能な次世代塗料は、15~20年程度の長い耐久年数がありますので、塗り替え回数も少なくなり、結果としてトータルのメンテナンスコストを下げる効果があります。
他にもある環境に優しい素材を使った塗料
最初にご説明したように、水性系塗料は、環境に優しい塗料の代表的な存在となっています。他にも、はちみつや珪藻土を使った100%天然原料の塗料、廃PETボトルから再生した塗料、塗装中の臭いをカットした塗料なども開発され、すでに市場に投入されています。
その他の各社から販売されている環境に優しい塗料についてご紹介しておきます。
ナノコンポジットW・・・地球環境温暖化対策用塗料
4Fセラミック・・・フッ素系セラミック塗料
オスモカラー・・・自然派木材保護塗料
シエル・・・高耐候低汚染型水性塗料
ガイナ・・・機能性環境改善塗料
AKIHIKO ICHIKAWA