屋根工事や外壁塗装では、いつの間にかトラブルに巻き込まれていることがあります。経験や知識が不足しているのは当然ですが、よくあるトラブル事例を知れば、解決方法で頭を悩ますこともありません。
高額費用の請求やお金を払っても工事をしないトラブル
屋根工事や塗装工事では、見積もりに関しては、業者によりさまざまな価格が提案されます。多少の違いはありますが、屋根工事、外壁塗装工事などには、価格の相場が存在します。
使用する塗料や屋根材もメーカー製であれば、同じような価格が提案されるはずです。高すぎる工事費用については、その理由をきちんと確認してから工事を依頼しましょう。断る勇気も必要です。
また、工事前に前金を支払ったのに工事をしないで、持ち逃げされてしまうトラブルも発生することがあります。できれば全額後払いにしてもらうほうが安心です。
塗料の色の違いや塗り忘れ
細かな箇所、目に見えにくい箇所では、塗装工事完了後に塗り忘れを見つけることがあります。塗り忘れは業者のミスです。必ず無償で対処してもらいましょう。追加料金を支払う必要はありません。
思っていた色と異なる場合もよくあるトラブルです。カラーサンプルだけで決めてしまった方は後悔する場合もあるようです。一度塗った後の塗り直しは有料です。塗装業者のミスではありません。屋外で同じ色を使用した屋根や外壁を見せてもらい、いろいろな天候や時間帯のときに行ってどのような色合いなのかをよく確認すべきでしょう。
ご近所からのクレームの発生
屋根工事中や塗装工事中に騒音が発生したり、塗料が臭ったり、塗料が飛散してお隣の車や庭木についたりすることがあります。ご近所からのクレームもよく発生します。
工事の一週間前ぐらいにはご近所にも挨拶回りを行いますが、業者任せにせず、ご自身でも丁寧に挨拶を行いましょう。 クレームが発生したときの謝罪や補償などに関して、経験が豊富な屋根工事・塗装工事業者を選ぶことが大切です。
屋根修理、雨漏り修理できちんと直っていない
屋根修理や雨漏り修理を依頼し、一時的にトラブルが収まったとしても、すぐに不具合が発生することがあります。安価な仕事を請け負う屋根修理・雨漏り修理業者も多いので、価格だけを見てすぐに契約しないようにしましょう。口コミや営業マンの対応なども判断材料にして、工事の経験や腕のある職人のいる業者を選ぶようにしてください。
対応の悪い施工業者、強引な訪問営業
営業マンの対応や詳しくわかりやすい説明なども重要な判断項目です。どんな質問にも丁寧に答えてくれる担当者、相談にも気軽に乗ってくれる担当者がおすすめです。業者側の利益ばかりを優先し、契約を即決させるような強引な屋根工事業者・塗装業者は、それ以上強引な押し売りをしないように、はっきりとノーを突き付けるようにしましょう。
AKIHIKO ICHIKAWA