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建物の方角によって塗料の耐久性が変わります。塗料は紫外線によって劣化しますので、日照時間の長い南面は劣化が早く、日照時間の短い北面は劣化が遅いということになります。日照時間の長さは、北<東・西<南。右に行くほど塗料の耐久性が短くなります。他にも、隣接する建物や、立地環境によって日照時間の変わります。
方角によって塗料の耐久性がどれくらい変化するか?
※あくまで私の個人的な考えです。参考程度としてください。
南面に塗装した場合の耐久性
アクリル 5年
ウレタン 7年
シリコン 10年
フッ素 15年
無機 20年
北面に塗装した場合の耐久性
アクリル 7年
ウレタン 10年
シリコン 15年
フッ素 20年
無機 25年
屋根に塗装した場合の耐久性
アクリル 不明
ウレタン 不明
シリコン 5年
フッ素 10年
無機 15年
ということは、仮にシリコン塗料で、建物のすべてを塗装した場合、方角によって耐久性の差が出ることになります。
シリコン塗料ですべてを塗装した場合
北面 15年
東・西面 12年
南面 10年
屋根 5年
こんな感じに仕上がります。どう思いますか?
お客様にこのように言われたことがあります。
「南面が劣化しているので、南面だけ1回多く塗れますか?」
「南面だけグレードの高い塗料を塗れますか?」
まず、塗料の耐久性は塗膜の厚さではありません。紫外線に分解されない分子の結合の強さです。従って?は意味がありません。 ?については、実際にそのようにしたという話を聞いたことがありませんが、施工は可能です。ただし方角によって塗料が変わる場合、塗料や人件費のロスが出るため、費用は割高になります。おそらく10万円以上は見積金額が増加するので現実的ではありません。
それならば、お客様に塗料の耐久性を伝えるときに、条件の厳しい方角の年数で伝えたらどうでしょうか?
例えば、シリコンの耐久性は外壁に塗った場合、10年(南面の耐久性)と伝えられていたら。それならば、10年と言われていたけど15年長持ちした(北面)お客様に喜ばれます。
逆はどうでしょう?シリコン塗料は15年持ちますと言われたのに、南面で10年しか持たなかったら。「あの塗装会社はいい加減に塗装したんじゃないか」と思われます。そんな理由から
弊社では、条件の厳しい南面に塗装した場合の耐久性をお伝えしています。
屋根塗装はグレードの良いものを!
屋根の塗料だけは、外壁で使用するものより、グレードを上げてください。
例えば、
外壁にシリコン(耐久性10年)であれば、屋根をフッ素(耐久性10年)に、
外壁をフッ素(耐久性15年)であれば、屋根を無機(耐久性15年)で塗装してください。
次回以降の塗り替え時期を一緒にすれば、メンテナンスの回数を減らせます。
(屋根だけ塗り替え時期が早く来てしまい、足場をかけて屋根だけ塗装した)などものすごい損です。
AKIHIKO ICHIKAWA