外壁塗装にも最適な季節、つまり、ベストシーズンがあります!塗装業者に相談すると、今すぐにでも契約を迫られることがありますが、塗装作業はデリケートです。ベストシーズンまでの時間的な余裕があるなら、焦らずに外壁塗装について検討してから決定しても遅くはありません。
外壁塗装は秋の季節がおすすめ!
塗装工事は、プロによる工事であればいつの時期でも塗装可能です。 しかし、塗料に適した気候条件があります。塗料は想像以上にデリケートな性質を持っています。広い外壁面を塗装した後は、十分な時間を取って硬化・乾燥させる必要があります。
気温なら15~30度、湿度は75%以下なら塗装工事がスムーズに進みます。外壁塗装に最適な季節は、気候が安定していて、雨が最も少ない秋の10~11月頃です。この頃、学校でも遠足や運動会が行われることが多いと思いますが、これも偶然ではありません。
同じように、台風や雨の時期が去った夏の後の涼しい季節に塗装作業のベストシーズンがやってきます。
外壁塗装で最もダメな時期は雨期
雨期にも塗装はできますが、できる限り避けたほうが無難です。雨の日に塗装すると、塗料を塗った後に雨水がつきやすくなります。
同時に塗料が流れ落ちることもあり、せっかく外壁に塗った塗料も無駄になってしまいます。
外壁塗装では、塗った後の乾燥時間が最も重要です。乾燥時間はメーカーの指定時間を守らなければ、塗料の塗膜が持つ高い性能が十分に発揮されないことがあります。
塗装後の塗膜は、太陽の紫外線や雨水や煤煙の埃などから外壁を守ります。乾く前に雨水がつくと、乾燥が不十分になったり、乾燥していない部分が流れてしまったりするので注意が必要です。長期間の雨が予想できる雨期は、塗装を避けたほうが無難です。
春と夏と冬の時期に外壁塗装するときの注意点
秋以外のその他の季節にも塗装が行われますが、その注意点についてお伝えします。
春の時期 3~5月までです。
この時期も雨が少なく、次第に気温が上昇する季節です。塗装がしやすい季節です。 雨期の前に塗装を行う方が多く、5月は塗装業者の工事の予約も増えます。
夏の時期 7月~9月です。
雨期も過ぎて乾燥しやすい環境になります。 しかし、一年で気温が最も上昇する時期です。暑いと職人の体力が消耗しやすく、鉄部も高温になって危険です。 夕方はゲリラ豪雨などもあります。雨期の過ぎた7月か秋の時期に塗装作業をしたほうがいいでしょう。
冬の時期 12~2月です。
12月の年末の時期に外壁塗装工事の駆け込み依頼が増えます。寒い時期は空気が乾燥しやすくなっています。1~2月は、日中でも氷点下になるような寒冷地では、塗装の乾燥に必要な温度と湿度が確保できません。 春の時期まで外壁塗装工事は延期したほうがいいでしょう。
AKIHIKO ICHIKAWA