誰にでもできる塗装面積を調べる方法
出典:http://www.thesystem.co.jp/product/zumensample.html
塗装工事前におおよその塗装面積を調べる簡単な方法がありますのでご紹介します。
見積もり段階でご自宅の屋根や外壁の塗装面積を知っていると、塗装業者が計算した塗装面積とそれほど差が出なくなるので、予算オーバーなどの失敗を防ぎます。
また、実際の現場でも、必ず施工業者が現地調査を行い、メジャーで正確に測って塗装面積を算出しています。
このような理由から、相見積もりを取った時にも各塗装業者間で、塗装面積に大きな差が生まれないと考えたほうがいいでしょう。
塗装工事の価格は、塗装面積の広さによって、大きな差が生まれます。
おおよその塗装面積を知りたいときは、誰にでもできる便利な調査方法がありますので知っておくと便利です。
おおよその塗装面積を計算するときのポイント
標準となる建物としては戸建て住宅になり、総二階の塗装面積を想定することになります。おおよその数字は、延べ床面積を元にして計算することができます。延べ床面積の意味とは、その建物の全ての床の面積を足したものです。
前提となる建物は2階建てとなっていますので、1階と2階の床の面積を合算すればお住まいの「延べ床面積」が算出できることになります。
たいていのお住まいでは、家を購入したときに渡された設計図がありますので、設計図を含めた書類を全て保管しているなら、そこに記載された面積が1階や2階の床面積だということです。
もし、面積がわからない場合でも、総坪数を3.3倍したものを延べ床面積として考える方法もあり、それほど違いが出ないので諦める必要はありません。
誰でも調べられる方法ですので、外壁面積を自分で計算できるようになると、見積り書の坪数や面積、金額などがおおよそ正しいのかどうかが判断できますので、悪徳業者にもひっかかることがなくなるでしょう。
塗装工事を依頼する前には、複数業者に見積りを取りますが、各業者から出される見積書の金額以外の単位や数値などもよく比較して、塗装面積が本当に正しいのかどうかを判断するようにしましょう。
また、屋根の面積も同様に考えると、塗装面積からおおよその塗装費用がわかっていくようになります。
外壁塗装の面積
外壁塗装面積は、延べ床面積、家の周り(外周)、図面などがあれば簡単に計算することができます。
・延べ床面積による計算
各階の床の面積を合計した数値に、壁面積の係数(1.2)をかけて計算して算出します。
この計算方法なら、床の面積や坪数などの限られた情報だけでも塗装面積の計算ができるようになっています。
簡単に計算できますが、計算した数字の結果は、実際の外壁面積よりも少なくなることがありますので、少し修正する必要があります。
・家の周りの長さ(外周)による計算
家の1階部分の外周×1階部分の高さ(m)×2倍(2階建ての2倍)×0.8(塗装しない部分) で計算できます。
※0.8という数値は、外壁の面積全体からみて、塗装しない部分が約2割あると仮定しており、塗装面積は全体の約8割になるという考え方に基づいています。
家の1階部分の外周を計算する場合の注意点としては、実際にメジャーを使って測る必要はなく、坪数や床面積から、面積、床の外周を計算しても問題ないという点です。
1平米は、約3.3平米です。
ただし、外壁塗装業者の場合は、現地で専門の計測機器を用いて実際に外壁面積を測っていますし、図面などと照らし合わせてよく確認したうえで面積を調べ、正確に面積を計算しています。
屋根塗装の面積
屋根の面積は、もっとシンプルな計算方法でおおよその面積がわかります。
屋根塗装面積=床面積×1.5
で計算できます。
これは、屋根塗装の面積は、床面積のおおよそ1.5倍であるという考え方に基づいています。
AKIHIKO ICHIKAWA