夏場の暑さを考えるなら遮熱塗料で屋根塗装を！

　夏場の屋内の暑さを何とかしたい、と考えている方ほど真剣にさまざまな断熱施工を検討します。屋根塗装で手頃な価格で夏場の暑さをしのぐ遮熱効果の高い塗料があるとしたら、少し興味がわきませんか？

　屋根塗装で使う遮熱塗料は、耐久性も高く、スレートや金属屋根に塗装すると、光を反射して熱の上昇を抑えます。今回は、屋根塗装で使われている遮熱塗料について解説していきます。

高機能性を持つ耐久性の高い遮熱塗料

　遮熱塗料の遮熱効果や室温を下げる効果は、限定的です。通常の室内温度に比べて2～3℃も下がれば、十分な遮熱効果が出ていると判断してください。

　屋根に塗装する場合は、瓦屋根は除かれ、スレートや金属屋根に塗装するとよく効果が出ますので、熱による室内の温度上昇を和らげることができます。

　屋根用の遮熱塗料は、1平米あたり2300～3500円ほどの費用です。しかも耐用年数が10～20年もある塗料が多く、耐久性能の面に関しては十分に必要な基準をクリアしているのではないかと考えられます。

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遮熱塗料は断熱施工と併用すべき

　遮熱塗料で得られる遮熱効果は限定的です。大げさにその効果を宣伝していることもありますが、そこまで期待できるものではありません。

　また、遮熱塗料を使用する際には、冬場の寒さにも対応できるように断熱施工で断熱材を入れたり、天井断熱・屋根断熱、屋根裏の換気などに力を入れるようにしましょう。

　住宅の夏場や冬場の厳しい環境の変化に柔軟に対応するには、お住まい全体の「断熱」について一度見直す必要があるでしょう。塗装業者以外にも各種リフォーム業者にも「断熱」についてのアイデアを得るためにも相談や見積もりを依頼してください。

遮熱塗料を使う際の注意点

　遮熱塗料の効果を高めるには、白に近い明るい色を選択したほうがいいでしょう。遮熱効果が高いのは、黒い色よりも明るい色です。屋根にはグレーやブラウンなどの塗装色を使用することがありますが、遮熱塗料では、選択できる色が限られています。その中でもできる限り明るい色を選ぶようにしてください。

助成金が使える遮熱塗料

　遮熱性能や多くの施工実績のある遮熱塗料で塗装する場合は、国・自治体が用意している省エネ・環境対策技術に関する助成金の支給対象の工事として認定されている場合があります。

　塗料によっても対象商品になっているものといないものがあります。JIS認証を受けている場合や有名メーカー製の塗料なら日射反射率も記載されていますので、助成金の支給対象になっていることが多いようです。

　詳しくは、塗装業者に確認すると同時に、ご自身でも国や自治体のホームページを検索して調べてみてください。

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