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清水町の屋根カバー工法
屋根カバー工法での施工をおすすめするケース
屋根の葺き替え工事は、屋根材を全て交換するような大掛かりな工事です。
しかし、まだ新しい建物でそこまでの屋根リフォームが必要ではない場合や何らかの事情で葺き替えができない場合は、屋根カバー工法での屋根リフォームも選択肢に入れて考えるべきでしょう。
今回は、屋根カバー工法で施工したほうがいいケースについて解説していきます。
重ね葺きのデメリットを知る
屋根カバー工法なら、コストも抑えられ、断熱性や防音性が高まる、といった大きなメリットだけを強調する業者もいますが、デメリットも併せて考えるべきでしょう。
例えば、二重の屋根にすることによる重量増です。これは耐震性を損なうものです。さらに傷んでしまった屋根や屋根の形状によっては施工ができないこともあります。
屋根カバー工法がよいとされるケース
・屋根リフォーム費用を抑えたい
屋根カバー工法なら、葺き替え工事よりも20万円程度費用を抑えることができます。
・金属屋根やスレート屋根の葺き替え
軽量の屋根材が多く、屋根カバー工法で施工しても重量増がそれほど負担にならないからです。
アスベストを含む古いスレート屋根の場合は、屋根カバー工法ならそのまま施工しますので、危険な取り扱い作業や処分などが一時的に不要となり、建物解体時や建て替え時まで先延ばしすることができます。
・屋根カバー工法なら工期が短縮できる
屋根の葺き替え工事に比べると、既存屋根の撤去解体に係る作業がなく、2~3日ほど工期が短縮できます。
・屋根カバー工法なら施工するだけで断熱性や防音性が高まる
屋根カバー工法は、重ね葺きになりますので、施工後は断熱性や防音性が高まります。しかし、二重屋根にした後の換気を徹底し、熱気がこもらないような対策も同時に行う必要があります。
屋根カバー工法は一回限り
屋根カバー工法での施工は、二重屋根になることから、一回限りの施工になります。
屋根材の耐用年数も30~40年はありますので、2回目以降の屋根リフォームになりますと、建物自体が相当古くなっており、二重屋根にしていた場合は、全て葺き替えするか建て替えするような工事になってしまいます。
屋根カバー工法の施工であっても、将来建物をどのように利用すべきかをよく考え、その状況に応じて屋根の葺き替え、屋根カバー工法、建て替え、売却処分などの対応をしっかりと検討するようにしてください。