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積水ハウスの外壁塗装

外壁塗装 積水ハウス

最初に

今回のテーマは「積水ハウスの外壁塗装」です。積水ハウスの外壁には、積水ハウス独自のユニークな外壁が用いられており、「塗装不可の外壁材」や「塗装はできるけれど色々と気を付けなければならない外壁材」があります。

それを知らずに、外壁塗装をリフォーム会社や塗装会社に任せると、問題(剥がれ等)が起きやすくなるので覚えておきましょう。


積水ハウスの個性とは?

積水ハウスの外壁塗装に関してですが、塗装形式は構造次第で変わります。

積水ハウスは、木造住宅工法としては「シャーウッド」というボードを外壁に使う工法がメインであり、鉄骨住宅工法としては「イズ・ステージ」というダインコンクリートを外壁に使う工法がメインとなっています。

家の構造次第で、使うべき塗料、行うべき工法、施工箇所などに差が出ます。

工法は家のシリーズ次第で変わりますが、特筆すべき事を以下で紹介していきます。

「通常の外壁塗装」でおおよそは大丈夫ですが、気を付けなければならない部分もあるのでぜひお読みください。


積水ハウスのメンテナンス・外壁材事情

今、積水ハウスは外壁材として、

PC(ダインコンクリート)

エコルデック

陶器(ベルバーン)

サイディング(SHウォール)

等を使っています。

ダインコンクリートとSHウォールに関しては、メンテナンスを10年間~20年間に1回ほど行わなければなりません。ただし、表面の塗装次第でメンテナンス時期は変わります。


PC(ダインコンクリート)

鉄骨タイプの積水ハウスに採用されやすい外壁材です。およそ5.5センチの厚さがあり、性質としてはALC(ヘーベルハウス)に近しいです。厚みを活用した外壁であり、表面に陰影があり上品な見た目であると言えます。

小山町、御殿場市

外壁同士を繋ぐ目地のところに関しては、シーリングによって緩衝・防水が成されています。

耐用年数は30年間と見られています(ただし、これがリリースされてからまだ30年間も過ぎていませんから『予想』です)

ちなみに15年間ほど使われたダインコンクリートでは、目地に多少のヒビが見える事が多いです。また、外壁の塗装面を手で触るとチョーキング(白色の粉が手に付着する事)が発生する可能性が高いです。

とても頑丈な材質であり厚みもあるため、普通の外壁材に比べれば長持ちする場合が多いです。ですが、高価(35坪・3000万円以上など)な家ですから丁重に扱いたいのであれば、塗り替えは早い時期にやってしまうのがおすすめです。

ダインコンクリートそのものに水が入る(独立気泡等)ことはまずありません。ですから、塗装が剥がれても外壁としての役目を十分にまっとうしてくれます。ただ、シーリングの耐久年数が切れる時期と、汚れ・コケが目立ち始める時期が両方とも20年くらいですから、それくらいで塗り替えを検討する事を推奨します。


エコルデック

エコルディックウォール(ビーシリーズ)の厚みは3.3センチであり、ダインコンクリートの厚さのおよそ6割程度です。重さも6割前後となっています。

硬質で自然石のような風合いがあり、外壁表面に光触媒塗装が施されているため、かなり汚れにくい外壁です。光触媒の効果は10年を経過した頃から弱くなってきますので、「ちょうどいい時期にメンテナンスをしなければならない」という面ではダインコンクリートと一緒です。


陶器(ベルバーン)

陶器製の外壁であり、木造(シャーウッド)で使われます。屋根瓦と一緒で陶器ですから、太陽の光によるダメージはほぼ受けません。そのため塗装はしなくても大丈夫です。実際、業者などが「メンテナンスは不要です」と建築の段階で言ってくる事でしょう。

裾野市、清水町

積水ハウス陶版外壁(ベルバーン)

外壁の目地のところには、シーリングが使われます(緩衝・防水が目的)。そのため、この部分の打ち直しが欠かせません。シーリングの耐久年数はおよそ30年とされていますが、西面や南面は太陽の光を浴びやすいので20年くらいになると考えましょう。


サイディング(SHウォール)

工場での製造過程でアクリルシリコーン塗装が行われるのが、SHウォールの特徴です。

長泉町、函南町

アクリルシリコーン塗料の寿命は10年間~15年間程度ですから、その辺りで塗装を検討しましょう。放置するとコケ、色褪せ、汚れ等が酷くなっていきますし、素材が水気を吸ったり乾燥したりして、素材が歪んでしまう恐れがあります。一回歪んでしまえば、塗装工事で復元するのは不可能です。塗装工事自体はできますが、色むら等が避けられなくなる恐れがあります。ですから、適切な時期に外壁塗装をしましょう。


目地の打ち替えに関して

鉄骨系統の家の目地には「家の動きに関して、外壁同士の衝撃を和らげる働き」と「防水する働き」があります。積水ハウスのダインコンクリート等に存在する外壁目地のシーリングのメンテナンスに関してですが、原則全部打ち替える必要があります(古いシーリング材は全部外します)

富士市、富士宮市

ここでは、優れた耐候性を持つシーリング材を利用しましょう(コストよりも品質を重視しましょう)。シーリング材の性能が低いと、塗装自体の寿命が長くても、防水力が低くなったり外壁にヒビが入ったりしやすくなるからです。

また、シーリング材と塗料の親和性も考えなければなりません。親和性が低いと、塗料が早い段階(数年)で剥離する恐れがあるからです。ですから、ダインコンクリートに精通した塗装専門会社を見つけましょう。


目地シーリングは高額です

積水ハウスのダインコンクリートには「比較的分厚く、プレキャストコンクリート(PC)1枚1枚にある程度の重量があり、面積が狭く、張り付ける枚数が多い」という性質があります。板同士のスキマの事を「目地」と言いますが、そこに粘度の高いコーキング・シーリング(目地材)を入れていく事になります。

沼津市、三島市

目地自体が優に200メートル以上あり、サッシ付近とトータルするとメーター数は非常に大きくなります(一般住宅の200パーセント以上)。

したがって、「シーリング処理の料金が入るため、ダインコンクリートの外壁塗装工事は高額になる」と言えます。


シーリングはメンテナンスで一番重要です

「外壁の伸縮に沿って伸縮する」という性質をシーリングは有しています。ですが、シーリングの「奥行」と「横幅」のバランスが悪いとその性質は弱まってしまいます。具体的に言うと「横幅が1なら、奥行は0.5が最適」とされています。

非常に分厚いダインコンクリートの場合、細いスポンジ材(バックアップ材)を目地の奥に入れつつシーリングを使って、このバランスを保つ必要があります。

御殿場市、小山町

目地シーリングのメンテナンスを適切に行う事で、結露・水漏れ・雨漏り等をしっかり防ぐことが可能です。ですから、高額であってもきちんと施工してもらいましょう。

ダインコンクリートのメンテナンスをする中では、ここが一番の要点であると言えます。

ちなみに、近年は耐久年数が20年を超えるような、耐久性に秀でたシーリング材も登場しています。このようなシーリング材を使って工事のペースを下げれば「一生涯において発生する費用」をダウンさせる事が叶いますね。


屋根のメンテナンスは避けらない?

積水ハウスの屋根材として多いのは、

・コロニアル(彩色スレート)

・モニエル瓦(乾式洋瓦)

等です。

コロニアル(彩色スレート)

裾野市 外壁塗装

繊維とセメントをミックスしたものであり、風化や水への抵抗が低く、あまり頑丈ではありません。塗装メンテナンスのサイクルは10年間~15年間程度です。

モニエル瓦(乾式洋瓦)

御殿場市、小山町 外壁塗装

これはコンクリートですが素材そのものは防水能力を有していません。ですから、塗装メンテナンスを10年間~15年間サイクルで行い、防水力をキープすることが大事です。

ですが、通常の彩色スレートとは違って、モニエル瓦には着色料である「スラリー層」が塗布されており、この層を完全に取ってから塗装しなければなりません。

ちなみに、モニエル瓦とセメント瓦は酷似しています。これらを区別する能力がない塗装会社が少なくありません。区別をミスして間違った方法で塗装をしてしまうと、工事が完了してから早い段階で剥離が発生する可能性が高いです。

屋根塗装の寿命は外壁塗装の半分

外壁に比べると、屋根の方は太陽の光を200パーセント以上浴びる事になります。また、風雨なども直撃する事になります。また、暑い時期は屋根の表面が60℃を超えるケースもあります。

そのため、外壁に塗装したケースでの寿命が「1」になる塗料であっても、屋根に塗装したケースでは「0.5」くらいにしかなりません。

また、足場料金を節約するためにも、屋根塗装と外壁塗装はセットで済ませる事を推奨します。


陸屋根(塩化ビニールシート防水)

「塩ビ固定工法」が、ハウスメーカーの家のベランダ・屋上の防水処理として重宝されています。

長泉町、清水町、外壁塗装

複数の塩化ビニールシートによって防水層を作るのですが、全面を下地に密着させる事はしません。そうではなく、「アンカーで固めた塩ビ皮膜鋼板とディスク板に塩化ビニールシート」を下地に溶着させます。これにより、床面の大半は「下地と防水層が密着しない様相」となります。

PC(ダインコンクリート)でよく採用される塩化ビニールシートは熱に対する抵抗力が低いため、塗装時に「遮熱塗料」を用いる事で、耐久年数を長くする事が大事です。

メンテナンスをせずに放置して塩化ビニールシートのコンディションが悪くなると、大規模な工事(張り替え等)が欠かせなくなり、再塗装工事に比べて料金が大幅に高くなってしまいます(何倍にもなります)ので気を付けましょう。

外部に晒された塩化ビニールシートの耐久年数は30年間くらいです(メンテナンスを一切しない場合)。ですから、築20年くらいになったら、遮熱塗料での保護塗装をおこない、耐久年数を伸ばしましょう。保護塗装により、紫外線劣化を10年程度とめることができます。


バルコニー(塩化ビニールシート防水)

塩化ビニールシートの上に設置するサーキュレーションブロック(保護パネル)には、熱を遮る能力がありますし、キズが発生しないようにガードするという意味合いもあります。

外壁塗装 三島市

ですが、サーキュレーションブロックは着脱しにくい造りとなっていますから、異物(ホコリ等)が侵入しても、ケアする事が不可能なのではないかと心配している方もいるのではないでしょうか。

さて、「ハウスメーカーの家/築10年間~築15年間」のベランダ防水に関しては、ピンポイントの修繕で完了させる事が可能です(全域改修は不要)。サーキュレーションブロックの働きにより防水層のコンディションがキープされている可能性が高いので、ピンポイントの補強、漏水の有無の確認、クリーニングだけで事足りる場合が大半です。

塩化ビニールシートのコンディションが悪くなると、硬くなって破れる可能性があります。破れたら絶対に部屋の中に水が入るので油断は禁物です。

塩化ビニール防水シートに関しては、「保護塗装」「重ね貼り」か「貼り替え」によって改修を行う事になります。ただ、20年程度は補修しなくていい場合が多いです。

そして、「漏水ナシ&築20年間未満」なのであれば、ピンポイントの修繕でも何とかなるかもしれません。


瓦屋根でも板金部材の塗装は欠かせません

瓦屋根(陶器屋根)に関しては、メンテナンスはあまりしなくて良いです。

ですが、「パッキンありのクギ打ちを再度行う」「換気棟や差し棟の塗装」などは、しなければならない場合があります。

ちなみに、最近では「差し棟」を採用して、瓦屋根を仕上げる大手ハウスメーカーが大半となっています。

外壁塗装 沼津市

月日が経つに連れて差し棟の色が悪くなり、「パッキンありのクギ」は太陽の光の影響でパッキンの状態が酷いものになってしまいます。クギの緩みや浮きの有無をチェックし、場合によってはクギの頭にシーリングを施して太陽の光から守る必要があります。もちろん、古いクギを外して、新規のクギを打つという手もあります。

サビのある場所に関しては「サビの除去→サビ防止塗装→仕上げ塗装」をします。

太陽の光の影響で、屋根のコンディションは早めに悪くなってしまうので、耐久年数が長い塗料を用いる事を推奨します。


外壁材のヒビはどうケアするのか?

サイディング(SHウォール)の外壁は、塗膜のコンディションが悪くなるとパネルにヒビが発生してしまいます。ちなみに、このヒビの事を「クラック」と呼びます。

外壁塗装 三島市

・開口部の角
・基礎上部
・接続目地の端部分
・日射量が多いベランダ

等に特にヒビができやすいです。

開口部は「柱が存在しない関係上、比較的脆い」ため、家が振動した時などに外壁材がダメージを受けやすく、その影響でクラックができやすいと言えます。

ヘアクラック(表面の薄いヒビ)であれば修繕はしなくても大丈夫です(ヒビが、サイディングの裏まで届いているわけではないため)。ですが、早急に外壁塗装を行うべきではあります。

ただ、「名刺の厚さ以上のクラック」に関しては修繕しましょう。サイディングの裏にまでクラックが届いている可能性があります。

酷いヒビに関しては、Vカット(一旦ヒビを拡張する)をしてからパテやシーリングで補強してから外壁塗装をします。これでヒビの跡が見えにくくなりますし、水気も入らなくなります。


ドアやベランダ笠木の退色について

外壁の一部とも言える金属箇所(換気口、ベランダ笠木、エントランスドア等)の退色の原因の多くは太陽の光であり、ハウスメーカーの家でもたびたび発生します。

エントランスドアやベランダは南面にある可能性が高いですから、日光による劣化スピードが比較的早いです。

外壁塗装 函南町、三島市

ただ、ベランダの手すりやエントランスドアは鉄金属製ではない可能性もあり、頑丈ですので基本的に塗装はしません。美観目的で塗装しても構いませんが、それにより問題が発生する事もあります。

~問題点~

・塗装のせいでかえってチープな印象になる恐れも

・新築の際は焼付塗装であり耐久性が高いが、再塗装は大抵薄塗りであり耐久性に難がある

・アルミ部分に塗装する場合は剥離が発生しやすい

・染み(雨跡等)が目立ちやすい

ただ、屋根や外壁を塗装で美しくした場合、手すりだけ何もせずに放置しておくと「汚い」という印象が強くなる恐れがあります。劣化が気になるのであれば、ベース処理を済ませてから塗装を施してもらいましょう。

それから、塗装が完了しても、その塗装が剥離したら更に汚く見えてしまいます。

また、塗装の剥離が発生すると、塗料が干した衣類等についてしまう恐れもあります。

ですから、信頼できる塗装会社を探してください。

また、「多少気になるが塗装するほどではない」と感じるのであれば、とりあえず放置しておくのも良いでしょう。もちろん、専門家の話を聞いてみるのもアリです。

ちなみに、アルミ製品に関しては、表面にサンドペーパーで微細なキズをつけ、そこに非鉄金属専用のプライマーを塗れば、一般的な塗装をすることができます。

エントランスドアに関しては、塩化ビニールシートがあるのであれば、塩化ビニールシート皮膜のための下塗りを済ませてから仕上げ塗装をします。これをしないと、塗装が終わってからベタベタする恐れがあります。

外壁塗装 富士市


塩化ビニール皮膜鋼板の扱いに関して

シャッターボックス、破風、胴差等の金属部分には塩化ビニールシートが貼り付けてあります(サビ防止)。しかし、これが剥がれてサビてしまう可能性があります。この際は、剥がれた部分をしっかり除去してサビ処理をしなければなりません。

外壁塗装 三島市

また、塩化ビニールシートには可塑剤が入っています(硬くならないようにするためです)。可塑剤の上に塗ると、塗膜と可塑剤の油分が混ざってしまって、塗膜がきちんと固まらなくなり、表面がベタベタしてしまう恐れがあります。

ベタベタしていると埃がつきやすくなり、黒色の跡が残る可能性があります。

ですから、適切な下塗り剤を使い、塩化ビニールシートの皮膜をしっかり確認しましょう。

塩化ビニール皮膜向けの下塗り塗装を行えばベタベタする事はあり得ません。

塩化ビニールシートの剥がれは、日光を浴びやすい西面・南面で起きやすいです。

スクレーパー等を剥がれている場所に使って、塩化ビニールシートを取ります。

この取る・取らないの判断も大事です。取るべき部分を取らないで塗装を行うと、サマーシーズン等に表面温度がアップして、基材から塩化ビニールシートが剥がれる恐れがあります。


ガスケットの耐久年数とメンテナンス

一般的なサイディングの目地にはコーキング処理が成されています。

ですが、積水ハウスの場合は、乾式の縦目地が使われています。これをガスケットと呼びます。ガスケットは自動車のワイパーのゴムに近いです。

外壁塗装 沼津市

ガスケットは、パネルのカラーリング・模様・デザインに沿った材料・フォルムの押し出し成形品目ですから、その場で外壁同士のスキマに押し込んで工事を行います。

押し込むだけで完了しますから、誰が行っても結果に差が出にくいというメリットがあります。外壁パネル同士のスキマの幅等の微妙な差異をカバーし、ホコリや水気をシャットアウトしたり見た目を美しくしたりしてくれます。

ガスケットの耐久年数は30年間くらいです。ですが、塗装すればもっともつかもしれません。ガスケットを牽引するだけで外す事が可能ですから交換も楽。施工性に秀でていると言えます。

また、ガスケットには可塑剤が入っています(硬くならないようにするのが目的)。可塑剤の上に塗ると、塗膜と可塑剤の油分が混ざってしまって、塗膜がきちんと固まらなくなり、表面がベタベタしてしまう恐れがあります。ベタベタしていると埃がつきやすくなり、黒色の跡が残る可能性があります。

ですが、「可塑剤移行防止プライマー」をガスケットに使ってからであれば、塗装を行ってもベタベタしません。


フレアトーンに関して|積水ハウス

積水ハウスは「多色骨材塗料(グランスタイル)」「多彩色塗料(フレアトーン)」等の独自塗料を有しています。様々なカラーをミックスした塗装により、石材のような雰囲気を演出できますからリッチなイメージを持たせることができます。

耐久力に優れた「フレアトーンHD」の塗り替え周期は30年前後と言われています。

ただし、登場から30年も過ぎていませんからあくまで予想です。ちなみに、保証は10年間しかありません。

(普通のフレアトーンに関しては保証5年間、耐久15年間です)

「塗料の耐久性」は樹脂によっておおよそ分かります。

「アクリルシリコーン樹脂」がフレアトーンHDには採用されており、この樹脂は10年間~15年間程度持つとされています。

ただ、フレアトーンは非常に優れていますから、20年間~30年間程度の寿命はあるはずです(ただし、微細なヒビ程度は発生する)。

ですが、外壁塗料の寿命が30年間ある場合でも、紫外線を多く浴びる面のシーリングはもっと早くダメになる事でしょう。防水シートや付帯部分の寿命は15年くらい、屋根塗装に関しても長くて15年程度だと思います。

そして近年では、スレート屋根にガルバリウム鋼板の「SHメタルルーフ」を置く「重ね張り工法」を勧めて、「部分によって寿命が異なるという問題」をカバーしようとするハウスメーカーが多くなっています。これにより塗装よりも200万円程度料金が高くなり、屋根の寿命は30年間程度になったとされています。

積水ハウスの独自塗料である「グランスタイル」や「フレアトーン」は、塗装会社にダイレクトに依頼しても使う事が不可能となっています(積水ハウスの許可ナシでは使用できない)。同じような仕上げにしたいのであれば、「似たもの」をチョイスするしかありません。

その場合のおすすめはフレアトーンと同じメーカーの「エスケープレミアムマルチカラー」です。メーカーは違いますが、「水性ゾラコートEX」や「水性ペリアートUV」も悪くありません。


他企業施工でも屋根・外壁以外の保証は残る

「ハウスメーカー保証が消滅する」ことを大問題だと感じている人もいるかもしれません。ですが、実際に消滅するのは外壁、屋根、骨組みくらいです(詳細はハウスメーカーに問い合わせてください)。

ですから、きちんとした塗装会社に外壁・屋根などの塗装工事を任せれば特に支障はありません。また、あくまで塗装を任せるだけですから「骨組み」とはほぼ無関係ですよね。

積水ハウスの家は、初期保証20年となっており、保証対象は「外壁・屋根(厳密には『雨水が入らないようにする箇所』)」です。20年が過ぎてからは「有償メンテナンスのする事により保証期間が伸びる」というルールになっています。

(契約時期が2018年4月~であるならば初期保証は30年間)

これは「年月による劣化を20年間~30年間タダで直します」ということではありません。

「雨漏りと躯体に関しては、有料メンテナンスを含めて正しいメンテナンスを施せば、20~30年保証します」という意味です。

ハウスメーカーは「家の保証の延長(有料メンテナンスを絶対に伴う)」を推奨する場合が多いですが、保証対象は「雨漏り」と「躯体(家の強度に関係してくる損傷や変形だけ)」だけです。これはごく低確率でしか、発生しない保証内容です(工事内容に露骨な問題があるなど)。

ちなみに、現実には落雷、地震、台風などの「天災」によって家のトラブルが発生するパターンが多いのですが、こちらはハウスメーカーは保証してくれません。

(地震保険や火災保険で何とかする事になるパターンが多いはずです)

もちろんメンテナンス自体は欠かせません。ですが、ハウスメーカーのメンテナンスに関しては料金が高額になります。

ですから、専門会社にメンテナンスしてもらう事を推奨します。ハウスメーカーよりも大幅に安く済みますしね。

「一生このハウスメーカー『だけ』と付き合っていかなくては!」と思い込まず、各分野の専門企業(塗装会社など)を利用する事も検討しましょう。


ハウスメーカーの料金が高額なのはなぜ?

「一般的な外壁塗装会社に依頼したケースでの、屋根・外壁メンテナンス料金」に比べて、ハウスメーカーに頼んだケースでは優に50万円は高くなります。

その理由はどこにあるのでしょうか。

1:中抜き

ハウスメーカーの場合は自社スタッフではなく、他の塗装企業のスタッフが作業を行います。そして、ここでいわゆる「中抜き」が発生するわけです。そのぶん、工事料金が高くなるわけですね。

一般的な外壁塗装企業に依頼するのであれば中抜きは発生しません。

2:各種維持費が料金に含まれるから

ハウスメーカーの場合、

・日本各地の支店にいるスタッフの報酬
・広告費や宣伝費(高額になりやすい)
・その他運営費用

などが発生し、それを工事料金で補おうとするので、どうしても高額になってしまいます。


外壁塗装をすべきサインとは?

ボードに→コケ、腐食、ヒビ、浮きがある
屋根材に→ヒビ、退色がある
外壁材に→ヒビがある
外壁材のジョイント箇所の→シーリングにスキマやヒビがある、パッキンが浮いている

などの場合は外壁塗装をしましょう。

その他、「外壁と屋上防水の取り合いシーリングの状態が悪い」「藻やコケがある」「ベランダや屋上の塩化ビニールシートの状態が悪い」「シャッターボックスの退色」「エントランスドアの退色」などがあるケースでも外壁塗装を検討してください。


積水ハウスの外壁塗装のポイントをおさらい!

・バルコニーや陸屋根の防水シートは20年くらいで保護塗装をおこなう

・バルコニーや陸屋根の防水シートはノーメンテナンスなら、25~30年程度で重ね張りか張り替えを検討する

・シーリングは原則として全部外して、打ち換えるのがベスト

・高品質なシーリングに打ち換えたほうが「生涯でかかるコスト」は低くなる

・陶器(瓦)屋根でも「クギ頭シーリング」や「板金部材塗装」は欠かせない

・外壁材の酷いクラックは、一旦クラックを拡げてから修繕する

・アルミ製品の塗装は、状態がある程度酷くなるまでしないほうがいい

・白化が酷いのであれば、目粗し、プライマーを使ってベース処理を施す

・塩化ビニール皮膜鋼版に関しては、剥がれている部分は、可能な限り除去する

・可塑剤移行プライマーで、ガスケットや塩化ビニール皮膜鋼版のベース処理を施す

・シーリングに関しては「横幅は、縦幅の半分」がベスト

・シーリングの縦と横のバランスを取るためにバックアップ材が必要になる事もある

・スラリー層を完全に取ってからモニエル瓦の塗装を行う


上記以外のポイント

・サイディングボードのクラックをシーリングで完全に修繕してから外壁塗装をする(サイディングボードのクラックを無視すると大変な事になるかもしれません)

・高圧洗浄機で汚れを除去し、下地を最適な下塗り剤で整えて、下地の準備をきちんとしてから屋根塗装を行いましょう(そうでないと剥がれやすくなる)

・カラーベスト屋根のクラックはシーリングでカバーしてから塗装を施す

・セメント瓦下地の下地処理は特にしっかり行う(塗膜が剥がれやすいため)

・ベランダ防水に関しては「塩化ビニールシートの重ね張り」によって防水力をアップさせることができる(※すでに漏水しているのであれば別の方法が必要です)

・基礎巾木や軒裏の塗装には、優れた透湿性を有する塗料を使う(湿気が多く、塗膜の剥がれ・剥離が起きやすい箇所であるため)


終わりに

積水ハウスの家の外壁塗装に関して気を付けるべきことを紹介しました。色々な留意ポイントがあるので、「経験と実績をきちんと積んでいる塗装会社」に依頼するようにしましょう。

そういった外壁塗装会社を探して依頼することができれば、「積水ハウス自体に依頼する場合よりも大幅に低料金&積水ハウスと同等かそれ以上の仕上がり」になりますよ。

特に、「マイホームローン等の関係上、費用を節約したい」という方は検討してみてくださいね。

※この記事は2018年の4月の情報をもとに個人的見解として投稿したものです。記事の内容は参考程度としてください。

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