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長泉町の屋上防水ビル
ビルの屋上防水で大切な日常メンテナンス
ビルなどの屋上は、一般住宅・戸建て住宅のような、瓦や斜めになった屋根ではなく、表面が平らな「陸屋根」の形状をしています。
この陸屋根は、屋上にもなっており、歩いたり、物置を置いたりできます。
また、休憩所になっていることも多いと思います。
ビルの屋上部分も防水層が施されており、防水層を定期的にメンテナンスしなければ、雨が降った後も水が流れずに雨水が溜まったままになり、屋上の下へと染み込んでいきます。
新築時は問題ありませんが、建物が古くなっていくと、防水効果も薄れていき、雨漏り被害を引き起こしやすくなります。
ビルには屋上防水が必要ですし、日常メンテナンスも当然のように行われています。
今回は、ビルの屋上防水で防水効果を長持ちさせる日常メンテナンスについてご紹介していきます。
排水溝(ドレン)の清掃を行うこと
屋上の端のほうには、屋上に溜まった水を排出できるような排水溝(ドレン)が必ず存在します。
排水溝部分の素材は、金属であることから錆びることがあります。
また、排水溝部分にゴミが溜まって水が流れなくなっていることがあります。
ゴミ詰まりで水が溢れたり、排水溝が水を処理しきれなくなったりして、水が溢れて雨漏り被害へと発展することがあります。
流れる水の量が多すぎたり、排水溝部分に溜まっていたりすると、ドレンの経年劣化も早くなります。
そのような状態になる前に定期的なドレンの清掃が必要です。
3か月に一度清掃を行うことが目安です。
防水層の上のトップコートの塗り替えが必要
防水層は、10~15年程度の耐用年数がありますが、「トップコート」と呼ばれる表面を保護する仕上げ塗装は、5年おきに実施しなければなりません。
トップコートは、防水層を紫外線から守り、経年劣化が進むのを防いでいます。
メンテナンスにかかる費用もトップコートだけなら、1平米あたり1,500~2,500円とそれほど高くはありません。
防水工事の種類によって不要となることがありますが、やっておくと防水工事が長持ちします。
定期点検は必ず行うこと
ビルの屋上防水は、テナントや入居者のクレームを防ぐためにも、何も問題がない場合であっても定期点検は重視してください。
普段はあまり関心がない場所ですので、大型台風の通過後や大地震の後などに、総合点検を行うことも大切です。
5年または10年に一度実施するのが適切なタイミングです。
経年劣化の状態を見逃していると、建物を傷め、耐久性がダウンしていきますので専門家にしっかりと診てもらうようにしましょう。