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函南町の屋根塗装防水
屋根塗装で重要視される塗料の防水性能とは?
屋根塗装といえば、どうしても見た目や美観などのほうが気になるので、そちらに目が向きがちではありますが、それよりも耐久性や防水性能などの屋根の保護機能のほうをよく考える必要があるでしょう。
そこで今回は、屋根塗装において、塗料の防水性能がどれだけ重要なのか、について解説していきます。
スレート瓦は塗装が必要!
スレート瓦は、瓦に似た屋根材ですが、主成分はセメントです。
瓦に比べると、軽量で値段も比較的安く、コスパに優れた屋根材として人気です。
数多くの建物に使われていますが、スレート瓦には塗装が必要だということを知っておいてください。(粘土瓦・釉薬瓦には塗装しません)
その理由は、セメント成分には防水性能があまりない、という点です。
スレート屋根に使用されている瓦は、製造の過程で一枚一枚アクリル樹脂などで塗装されています。
注意点としては、屋根材のコストを下げるために耐用年数の短い(5〜7年前後)塗料での塗装しかされていない場合があることです。
そのため、新築であっても10年も経過すれば、屋根材が直接傷み出し、退色し、ボロボロになってしまったりすることがあります。
苔や藻などもよく発生しやすくなるでしょう。
屋根材のこのような性質によって、スレート屋根で施工したら、その後も定期的に塗装メンテナンスが必要となる、ということを知っておいてください。
初めての塗り替えには防水性の高い塗料を!
スレート屋根で初めての塗装工事を行う場合は、できる限り耐用年数の長い塗料を使用してください。
耐久性の高い塗料といえば、シリコン系以上のグレードの塗料です。
フッ素や無機などの塗料なら、15〜20年もの耐久性能を保持しています。
塗料の耐用年数が長い、ということは、当然ながら防水性能にも優れています。
再塗装後、15〜20年ももてば、建物の築年数は30年以上経っていることになります。
屋根の塗装工事は、建物の一生の中でも2〜3回が限界です。
3回目の塗り替え時は、思い切って葺き替えにするか、もう一度屋根塗装をするべきか、屋根業者や塗装業者にもじっくりと相談してから決めるようにしてください。
屋根塗装の場合は、色や見た目ももちろんですが、防水性や耐久性などの屋根の保護機能のほうが重要です。
しかし、必ずしも塗装しなければならない、といった決まりはありません。
その都度、建物の状態に応じた適切な方法でのメンテナンスを行うようにしてください。