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清水町の屋根カバー工事
屋根カバー工事の施工の流れ
屋根のカバー工法といえば、屋根の葺き替えの施工法の一種で「重ね葺き」工法のことですが、実際にはどのような流れで施工しているのでしょうか?
通常の屋根の葺き替え工事よりも工期が短くなるとされていますが、手抜きなどはないのでしょうか?今回は、一般的な屋根カバー工事の流れについてご紹介していきます。
なお、新しい屋根材には金属屋根を使用しているケースでご紹介しています。
棟板金や雪止め金具などの撤去
最初に足場の設置や養生作業を事前に実施しています。準備が完了した後に、屋根の頂上にある古い棟板金(むねばんきん)や古い棟下地(貫板)などの部材を取り外していきます。
棟板金は長年の使用によって経年劣化が進み、金具や木材が腐食していることが多く、破損しやすいので交換が必要です。降雪地域で雪止め金具のある屋根材を使用している場合は、邪魔になりますので、平らにするために施工前に全て撤去します。
防水シートの設置
防水シートは、ルーフィングシートや下葺き材とも呼ばれています。雨漏りや腐食を防ぐためにも、耐久性や品質の高い防水シートを使います。防水シートは、古い屋根の上に低いところから高いところに向かって張り付けていきます。釘での取り付けの他、粘着式の防水シートがあります。その後、軒先とケラバに板金を取り付けていきます。
屋根の張り付け
カバー工法でよく使用されている金属屋根の場合は、1枚が3メートル以上あるような長い金属屋根を機材で持ち上げて、手作業で張り付けていきます。取り付け時は均等な間隔で釘やビスを打っています。1枚の大きさが大きいほど継ぎ目が少なくなるのでよい屋根材です。
板金下地取り付けや棟板金仕上げ
新しい屋根を設置した後は、新しい棟板金を取り付け、屋根の頂上部分を丁寧に仕上げていきます。丈夫で腐食しにくい素材を使った棟板金を使用します。木材や鉄を使った棟板金は古いタイプに多く、アルミ製やステンレス製などに交換したほうがいいでしょう。
その他、換気棟を設置し、下屋根(げやね)には雨押え板金を取り付けていきます。
屋根カバー工法では、屋根と屋根の間に空間ができますので、屋根裏にこもった熱気などを換気棟から追い出すようにしています。二重屋根による断熱効果が高まりますので、換気棟の設置はおすすめの工事です。
最後に屋根と板金のわずかな隙間や雨仕舞の部分には、シーリングを打ち込んで、部分的に仕上げを行います。