屋外で確認が必要な外壁塗替えの色

　気分やイメージを一新するために、外壁塗替えでは今までとは異なる新しい色に変える場合があります。塗替えで違う色にする場合は、色選びで失敗することがあります。色選びで大切なことは、実際の塗料を塗った色の見本を屋外で確認しなければならないということです。

自分が考えていたイメージと異なる

　外壁塗替えでよくある失敗が、屋外の広い面積の外壁に塗装するために、サンプルやカラーシミュレーションで見た色とはかなり異なったイメージになるということです。

　塗装の仕上がりは、微妙な色合いの違いによって大きく変化していきます。色は、明るさや暗さ、濃さや薄さなどによって見え方が違ってしまいます。色見本やカタログではよく確認したとしても、屋外で確認していなかった場合は、塗装色がイメージ通りにならないケースがあります。必ず屋外で確認するようにしましょう。

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面積効果を知る

　色見本で確認した色と塗料の色は同じです。しかし、見た目に違いが出てしまう理由の一つが面積効果です。同じ色でも明るくて派手な色に見えたり、濃い色に見えたりします。

　こうした理由から、選ぶ塗装色は、一段階暗めの色を選ぶと、屋外で見た時にはちょうどいい色に見えます。微妙な色合いの違いは、実際に塗装した色見本を見て、屋外で確認するしかないでしょう。

　ご自身の見たイメージを大切にすることはもちろんですが、客観的に見た色も参考にする必要がありますので、必ず塗装業者のスタッフやご家族の方とも見た色のイメージについておかしな感じになっていないかどうかを確認するようにしましょう。

基本は晴れた日の屋外

　外壁塗装色を選ぶ場合は、必ず屋外でも確認を行います。色見本は大きめのA4サイズがベストです。候補となる色見本をいくつか選んで、晴れた日に屋外に出て色の見え方を確認してください。

　天気が異なると、色の印象もがらっと変わってしまうことがあります。晴れた日を元にして、雨の日、曇りの日、朝や夕方など、環境が変わった時の見え方の違いもしっかりと確認して外壁塗替えの色選びを行いましょう。

周囲の景観も要チェック

　屋外に出た時は、塗装する建物の周辺環境や景観などにも影響するかどうかを確認します。

　塗装業者でも景観条例に抵触しないかどうかを確認していますが、お住まいの建物の色と周辺の建物や景観とあまり合わないような色を塗装色に選ばないようにしましょう。

　景観条例があると、使える色なども限定されていることがありますので注意が必要です。

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