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ミサワホームで選べる主要な屋根材とその特徴
ミサワホームでは、デザイン性、耐久性、コストのバランスを考慮し、複数の屋根材をラインアップしています。
特に標準仕様として広く採用されているものから、高耐久なオプション材まで、その特性を理解することが重要です。
コロニアルグラッサ(標準仕様のスレート屋根)
ミサワホームの多くの住宅で標準的に採用されているのが、ケイミュー社製のスレート屋根材「コロニアルグラッサ」です。
・無機系塗膜「グラッサコート」の威力
最大の特徴は、表面に施された特殊な無機塗膜「グラッサコート」です。
このコートは紫外線による色あせに非常に強く、30年相当の耐候性試験を経ても色変化がほとんど目立たないという高い耐久性を誇ります。
・軽量設計による耐震性能の向上
コロニアルグラッサの重量は、一般的な陶器瓦の約半分以下と非常に軽量です。
さらに、屋根が軽いことで建物全体の重心が下がり、地震時の揺れを軽減できるため、ミサワホームの耐震設計とも非常に相性が良い素材です。
・デザインとコストのバランス
16色以上の豊富なカラーバリエーションがあり、和洋問わずあらゆる外観デザインにマッチします。
また、普及している素材であるため施工コストも抑えやすく、初期費用を抑えつつ高性能を確保したい場合に適しています。
金属屋根(ガルバリウム鋼板)

モダンな外観を好む層や、極限まで軽量化を求める場合に採用されるのがガルバリウム鋼板屋根です。
ミサワホーム独自の付加価値
一般的な金属屋根は断熱性や遮音性に課題がありますが、ミサワホームでは断熱材と一体化した製品を採用することが多く、金属屋根特有の「夏場の熱さ」や「雨音の響き」を大幅に改善しています。
・圧倒的な防錆性能
アルミニウム・亜鉛・シリコンのメッキ層により、従来のトタン屋根の3倍以上の耐久性を持ち、錆びにくく長寿命です。
・スタイリッシュな外観
シャープで直線的なデザインが可能で、シンプルモダンな邸宅に非常に適しています。
陶器瓦
重厚感と究極のメンテナンス性を求める場合に選ばれるのが、伝統的な陶器瓦です。
・メンテナンスフリーの耐久性
粘土を焼き上げた瓦は、それ自体が非常に強く、基本的に塗装の必要がありません。
適切に管理すれば50年以上の耐用年数が期待できます。
・重量への配慮
瓦は他の素材に比べて重量があるため、採用にあたっては建物の構造強度を考慮する必要があります。
ただし、ミサワホームの「木質パネル接着工法」はモノコック構造であり、瓦の重量にも十分耐えうる強靭な構造体を持っています。
・アスファルトシングル

ガラス繊維にアスファルトを浸透させた柔軟な素材で、北米で高いシェアを誇ります。
・柔軟性と防水性
複雑な形状の屋根にも馴染みやすく、シート状であるため防水性能に優れています。
また、石粒を吹き付けた独特の質感が、落ち着いた外観を演出します。
ミサワホーム独自の防水テクノロジー
屋根材が「傘」であるなら、その下に隠れた防水材は「カッパ」のような役割を果たします。
ミサワホームは、目に見えない部分に独自の高度な防水技術を詰め込んでいます。
屋根の二重防水構造
屋根材の下には、防水性能の高い「ルーフィング(防水紙)」を施工しています。
万が一、屋根材の隙間から雨水が侵入しても、このルーフィングが構造体への浸水を防ぎます。
さらに、軒先部分には耐久性に優れた「ブチルテープ」を密着させ、風雨による雨水の巻き込みを物理的にブロックしています。
陸屋根(フラット屋根)・バルコニーの防水

屋上庭園やフラットなデザインを実現する陸屋根、およびルーフバルコニーには「塩ビシート防水」が採用されています。
・塩ビシート(PVCシート)の特徴
紫外線や雨風に強く、経年劣化しにくい高耐久材料です。
また、シートの継ぎ目を熱で溶着させることで、一体化した強固な防水層を形成します。
・施工の工夫
下地合板の上に塩ビシートを敷設し、その上から床仕上げ材などで保護することで、歩行による摩擦からも防水層を守り、長期的な気密性と防水性を維持しています。
・通気緩衝工法(リフォーム時の対応など)
既存の下地内部に湿気が溜まっている場合は、湿気を外部に逃がす「通気緩衝シート」を併用することで、防水層の膨れを防止します。
また、密着性を高める工夫もなされています。
外壁との取り合い・開口部防水
ミサワホームでは、サッシ(窓)廻りの防水についても「実大建物による暴風雨実験」で厳格に検証しています。
さらに、サッシ自体の水密性能だけでなく、外壁材との接合部から雨水が侵入しないよう、徹底した止水処理が施されています。
湿気と熱を逃がす「換気システム」の重要性
防水とセットで語られるべきなのが、住まいの耐久性を支える「防湿・換気」です。
また、水を通さないだけでなく、内部の湿気を逃がすことが、木造住宅の寿命を延ばす鍵となります。
換気棟(かんきむね)による自然排出
屋根の頂点部分には「換気棟」を設置しています。
小屋裏(屋根裏)に溜まった熱気や湿気は、この換気棟からスムーズに自然排出されます。
これにより、夏場の室内温度上昇を抑えるとともに、壁体内の結露を防ぎ、構造材である木材の腐朽を防止しています。
壁体内の通気層と防水透湿シート
外壁部分には、外気を通す「通気層」を設け、その内側に「防水透湿シート」を張っています。
このシートは、外からの水は通しませんが、内側からの湿気(水蒸気)は逃がすという性質を持っています。
この「二重防水工法」により、壁内部を常に乾燥した状態に保ちます。
ミサワホームオリジナル素材「M-Wood2」の活用
バルコニーデッキやフェンスなどのエクステリア部分には、ミサワホーム独自の「M-Wood2(エムウッド2)」が活用されています。
・リサイクル素材と耐久性
廃木材とリサイクルプラスチックを原料としており、100%リサイクル可能な環境配慮型素材です。
・水に強く腐らない
天然木の風合いを持ちながら、水の影響をほとんど受けないため、風雨にさらされても腐朽することがありません。
防腐剤処理も不要で、シロアリの食害の心配もないため、防水性能を補完する耐久性の高い仕上げ材としてバルコニーデッキ等に最適です。
太陽電池一体型屋根による次世代の防水と美観
ミサワホームは、屋根材そのものが発電機能を持つ「太陽電池一体型屋根」をいち早く開発しました。
・防水性能の確保
従来の太陽光パネルは、完成した屋根の上に架台を設置して取り付ける「後付け型」が主流でしたが、これは屋根材に穴を開けるなどの防水上のリスクを伴うことがありました。
・一体型構造
一体型屋根は、太陽電池パネル自体を屋根材として機能させるため、屋根全体の防水性を損なうことなく設置可能です。
また、屋根面とフラットになるため、美観を損なわず、風の影響も受けにくいというメリットがあります。
保証制度とメンテナンスの考え方
ミサワホームは、その高い防水性能に自信を持っており、業界トップクラスの初期保証を提供しています。
・構造体35年・防水30年の初期保証
法律で定められた10年を大きく超え、屋根や外壁の防水に関する初期保証を30年としています。
これは、適切な部材選定と施工精度があって初めて実現できる期間です。
・定期点検の実施
長期保証を維持するためには、10年ごとの点検や、必要に応じたシーリングの補修、再塗装などのメンテナンスプランが重要です。
特に、屋根の継ぎ目や棟板金の接合部に使われるシーリング材は、10〜15年程度でのチェックが推奨されます。
まとめ:ミサワホームの屋根・防水が選ばれる理由
ミサワホームの屋根材と防水材の構成は、単に雨を凌ぐだけでなく、**「軽量化による耐震性の向上」「高度な換気による構造の長寿命化」「30年スパンの低メンテナンスコスト」**を同時に実現するように設計されています。
特に「コロニアルグラッサ」に代表される高耐久な標準仕様や、120mm厚パネルを活かした「CENTURY」シリーズの強靭な屋根構造は、他社にはない大きな強みです。
また、塩ビシート防水を駆使した陸屋根の防水技術も、都市部での限られた敷地を有効活用する「蔵のある家」や屋上利用を支える重要な基盤となっています。
家づくりにおいては、目に見える外装材のデザインだけでなく、それを裏側で支えるルーフィング、換気棟、防水透湿シートといったミサワホーム独自のテクノロジーを理解することが、後悔しない住まい選びの第一歩となります。













































