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函南町の外壁塗装
艶消しで外壁塗装を行う際の注意点
外壁塗装の色選びでは、こだわりのある色を選ぶ方も多いようですが、結果として周囲の景観とも調和するような落ち着いた色を選ぶ方のほうが多くなっています。
そして、艶の有無に関しても選択の幅がありますので、カラーシミュレーションなどでよく検討しながら、艶を調整した塗装色をよく確認してみてください。
通常の塗料は「艶あり」が基本になっています。
しかし、艶がない、艶が調整された塗料も数多く存在しますので、そのような塗料を選ぶ際の注意点について解説していきます。
艶があるとどのように見える?
艶は、光を塗装面に当てると、光が反射してきらきらと美しく見える、光沢のことを意味しています。
外壁塗装では、平面に60度の角度(入射角60度という意味)から光を当て、反射した光を測定して、艶の尺度(グロス値)を決めています。
外壁塗装では、艶の尺度を5段階に定めています。艶なし(艶消し)と艶あり2つのタイプの他には、3分艶、5分艶、7分艶があります。
艶があると光が反射して見えますが、ギラギラして眩しく感じることもありますので、外壁などの大きな面積の塗装に使用する場合は少し注意が必要です。
艶消しを使うと、光を当てても光が反射しないことから、落ち着いた感じがします。
艶に関しては、あくまでも感じ方や受ける印象が人によって違うことから、個人差があることを知っておいてください。
艶消し塗装は耐久性が低下するのか?
一般的な外壁用の塗料は、艶があるタイプのほうが多く、耐用年数も艶のある塗料が前提となっています。
艶があると表面も滑らかで平らな状態です。このような表面だと、つるつるしていて汚れがついてもたまることなく、雨などでもすぐに洗い流されます。汚れが付着して堆積すると、塗膜も劣化しやすくなります。
汚れがつきやすい塗料といえば、艶消しのざらざらしたマットな感じの塗膜になります。
汚れがつきやすいからこそ、艶消し塗料は耐用年数が短いというデメリットがあります。
また、艶消し塗料の場合は、通常の塗料に艶消し材やフラットベースなどを混ぜているケースが多く、それで光沢を調整しています。
艶消し材を混合したタイプの塗料は、性能がダウンすることが多く、耐久性を低下させることがあります。
こだわるなら、多少値段が高くなっても、艶消し材をいれておらず、元々艶がないタイプの塗料を選んだほうがいいかもしれません。
艶消し塗料の楽しみ方
艶消し塗料がダメだとすぐに決めつけるわけではありません。
あえて艶消し塗料を選ぶ理由もさまざまです。
艶消し塗料で塗装すると、風合いや雰囲気などがあまり変化しないので、塗り替え時期まで同じような状態が続きます。経年劣化してもあまり印象が変わらない、という意味です。
マットで落ち着いた印象がお好みで、高級感が感じられるのなら、艶消し塗料で塗装するといいでしょう。
特に和風建築では、少し明るめの色で艶消し塗料で塗装すると、全体的にちょうどいい雰囲気になります。