外壁塗装で正しく見積するためのポイント

　外壁塗装工事を依頼するにあたり、ある程度の予備知識が必要です。何も知らない状態で見積もりを依頼しようとしても、塗装業者の言う通りにしかならないでしょう。

　外壁塗装の見積もりでは、見積もり内容から適正な工事内容と工事料金が判断できるようにポイントを絞ってみるようにしましょう。

ポイントが多すぎるとわからなくなる外壁塗装の見積もり

　見るべきポイントが多いと逆に判断できなくなってしまうことがあります。そこで、工事内容、塗装面積、単価、保証内容に絞ってみていくと少しずつ正しい見積もり内容がわかっていきます。

工事内容

　見積書の様式は塗装業者により全く異なりますが、記載されている内容はほぼ同じです。

　工事内容に関しては、最初の項目を見てどのような工事内容なのかが見てわかるかどうかがポイントです。一般的な塗装工事に関する知識がない場合は、見積書を見ても何もわからないかもしれません。

　そのため、各工事内容についての知識や料金相場について調査したり、学んだりする必要があります。例えば、仮設足場工事、高圧洗浄、屋根や外壁の塗装工事、付帯部の塗装工事、コーキング工事、運搬費や諸経費などに分かれています。

　これらの工事内容の詳細は記載されていませんが、相場から大きく離れた価格が記載されていたら、少し警戒する必要があるでしょう。

　詳細や備考などには、使用する塗料や部材、道具、回数などが記載されていますので細かい情報にも目を向けて理解できない場合は塗装業者に尋ねたり、自分で調べたりするといいでしょう。

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塗装面積

　塗装面積は、相見積もりを行えばどの塗装業者も同じような数字が出ます。大きく異なる場合は、塗装面積の算定方法を聞くといいでしょう。坪数や延床面積からおおよその塗装面積を出す方法を知っていると大きく数値が外れることはないでしょう。

　坪数×3.3㎡×1.1～1.3 = 塗装面積

　延床面積 ×1.1～1.3 = 塗装面積

　実際に調査した数値や図面から導き出した数値を使っている場合でも大きな誤差が出ないようによくチェックする必要があります。

単価や単位

　塗装面積や数量以外で金額を大きく左右するのは、単価や単位です。単価は、全国的な相場や地域の相場を調査し、大きくずれていないかをよく確認しましょう。単位に関しては、1㎡なのか1ｍなのかで大きく数値が変わってしまうので注意が必要です。

　まとめて「一式」という表現で単位が記載されている場合も、工事内容がわからない場合や他社比較できない場合は、内容を聞いて正しい単位を使って見積もり金額を計算してもらいましょう。

保証内容

　保証内容は見積書に直接記載されていることは少ないでしょう。

　それでも塗装業者独自の保証なのか第三者機関による保証なのかについてはよく確認し、具体的な保証内容、保証期間、定期点検、アフターフォローなどをわかりやすく記載した書面で発行しているのかどうかがポイントです。

　保証書の見本があれば、契約前に必ず目を通し、一つ一つの項目について詳しく聞いていくようにしましょう。

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