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汚れが目立たない色、目立つ色
外壁塗装のメンテナンスは、再塗装メンテナンスを8~15年に一度実施することが一般的で、広範囲にわたる塗装作業になり、費用も高めで安く済むということはありません。
さらに、家全体に飛散防止シートを被せ、2階にも足場をかけて工事を行うため、1週間以上かかるような大掛かりな作業内容となり、頻繁に塗り替え工事を実施するのも大変です。
そこで、日常の清掃はもちろん、外壁の汚れ対策についてもあらかじめ考えておく必要があります。
今回は、汚れが目立ちにくい色選びや塗料の種類についてご紹介していきます。
外壁の汚れの原因
外観を悪くする外壁の汚れは、空気中や雨水に含まれているホコリや塵などが主な原因です。油成分を含むホコリや塵は、外壁に当たると接着しやすく、時と共に積み重なると目に見える汚れになっていきます。
現在、高い人気のあるサイディングに多い、細かい凹凸のデザインが施された外壁やツヤ消し塗料で塗装された外壁は、ホコリや塵が積もりやすいため汚れが目立ちやすくなります。検討されている方は少し注意をしたほうがいいでしょう。
汚れが目立たない色はグレー
外壁に汚れが付着しやすい原因を知るには、車のボディーカラーを思い出していただくとわかりやすいかと思います。黒や白の車体は、傷や汚れ、埃などが付着すると、他の色よりも目立ちます。
塗装色の中でも、最も汚れが目立たない色といえば、グレーです。外壁に付着する汚れは、砂や土、コケやカビなどに似た緑が混じった薄茶色をしています。こうした汚れと同化しやすく、最も目立ちにくい色といえば、グレーです。
アイボリー、ベージュ、ブラウンもおすすめ
他にも、薄茶色の汚れと同化しやすく汚れが目立ちにくい色としておすすめできるのが、アイボリーや薄いブラウン、ベージュです。これらの薄い色は、飽きにくいうえに、近隣の建物や景観と調和しやすく、同時に上品さや高級感なども演出できます。
屋根は黒の方が汚れは目立たない
汚れが時間と共に堆積していくと、黒色に変色していきます。そのため、汚れが堆積する量が多くなる広い屋根面は、黒に近い色を選ぶと汚れが目立ちにくくなります。
汚れにくい塗料の選定
きれいな外観を持続させたいなら、色選びの他にも、防汚性能を備えた塗料を選択する方法があります。汚れが目立つような色で塗装しても、親水性の高い塗料なら外壁面に付いた汚れを目立たなくします。
セルフクリーニング機能を有する塗料の塗膜には、よく水になじむ親水性という性質があり、外壁に付着した汚れを浮かして雨などで洗い流してくれます。た、防カビ機能がある塗料は、外壁面のカビやコケの発生を抑え、日常の外壁やお住まいのお手入れを楽にします。
汚れを付着させにくいオススメの塗料
無機塗料
無機質の成分が塗料に配合されており、高い親水性を発揮して、汚れを付着させません。無機塗料は、塗膜の汚れを防ぎ、高い耐候性により、長い間使い続けても、綺麗な塗膜を長期間維持します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
外壁の汚れが目立たない色選びのポイントや、汚れにくい機能性の高い塗料についてご紹介しました。黒、白、赤、黄などの原色よりも、淡い色を選ぶと汚れは目立ちにくくなります。どうしても原色に近い色で塗装したい場合は、セルフクリーニング機能を備えた塗料の使用をオススメします。