10年に一度に行う外壁塗装ですが、どの業者に依頼するか悩みどころです。業者選び一つで、家の寿命が変わってしまいます。また、支払う金額にも開きがあります。まずは、外壁塗装や屋根塗装をおこなう業者には、どのような種類があるのか解説してきます。
業者は大きく4つに分類されます。
1.工務店・ハウスメーカー
2.リフォーム会社
3.塗装営業会社
4.塗装職人会社
それぞれの会社の見積金額の内訳について詳しく見ていきます。
業者別施工費用の内訳
工務店・ハウスメーカー
(元請け業者の中間マージン + 下請け業者の中間マージン + 塗装職人会社の施工費)
リフォーム会社
(元請け業者の中間マージン + 担当営業マンの報酬 + 塗装職人会社の施工費)
塗装営業会社
(元請け業者の中間マージン + 担当営業マンの報酬 + 塗装職人会社の施工費)
塗装職人会社
(塗装職人会社の施工費)
施工費用はこのような仕組みになっています。
工務店・ハウスメーカーやリフォーム会社、塗装営業会社は下請け業者や孫請け業者が施工します。塗装工事と直接関係のない、中間マージンや担当営業マンの報酬などが見積書に含まれています。
下請け業者や元請け業者は、お客様が聞いたらビックリするような安い金額で施工しなければなりません。そうなると少しでも利益をだすために、塗料を薄めて使う、3度塗りを2度塗りにしてしまうという手抜きにつながることもあります。では、塗装職人会社が頼めばいいのかというと、そう単純ではありません。塗装職人会社にもピンからキリまであるからです。
塗装職人会社の種類
1.1人親方の塗装職人
2.下請け主体の塗装職人会社
3.元請け主体の塗装職人会社
個人塗装店として1人で営業している職人さんは実は多く、おそらく電話帳に載っている塗装店さん10社いれば7社くらいは、1人親方の塗装職人さんだと思います。下請け主体の塗装職人会社は、先ほど説明した、工務店・ハウスメーカー、リフォーム会社、塗装営業会社の下請けの仕事をしています。
元請け主体の塗装職人会社は、自社のホームページやチラシなどの広告を積極的に行い、お客様からダイレクトに仕事を受注している会社です。次回の記事で、塗装職人会社の違いや選ぶポイントを解説していきます。
AKIHIKO ICHIKAWA