出典:http://daiwa-house.net/2018/04/03/post-159/
外壁にタイルを使用した場合は、メンテナンスフリーの場合もありますが、塗装や補修、目地コーキングなどのメンテナンスが必要になることがあります。外壁にタイルを使用する際の注意点などを解説します。
外壁にタイルを使用するメリットとは?
外壁にタイルを使用する理由は、高級感のある外観の演出が可能で、雨や風などに強いうえに、季節の温度変化に強く耐候性にも優れているからです。メンテナンスが不要の外壁タイルであっても、お住まいの地域の環境により汚れが目立つ場合には、定期的なメンテナンスが必要です。
外壁タイルは実際に使用している方の満足度が高いのが大きな特徴です。見た目が豪華になり、オシャレで建物のグレードもアップします。
タイルそのものは、無機質の素材です。そのため、他の外壁材、例えば、サイディングやモルタルに比べると、汚れにくい仕様です。長期間たっても、他の外壁材に比べると、汚れがなく、綺麗なまま、という利点があります。洗浄などのメンテナンスもあまり必要ありません。もともと劣化しにくい素材ですので、メンテナンスが面倒な方や外壁に詳しくない方ほど、タイル外壁を選択したほうがいいでしょう。
メンテナンスフリーと言われる外壁タイルに塗装は不要ですか
一般に外壁タイルは、無機質の素材であるため、劣化しにくく塗装も不要だと言われています。
タイル外壁には、セルフクリーニング作用があり、雨が降った後に汚れと共に水が流れ落ちていきます。タイルそのものは、水を吸収しない性質があり、自浄作用によりタイル外壁の表面は汚れがつきにくくなっています。
タイルは、土を焼き固めた素材で、雨や紫外線にも強く、色あせることもありません。塗装は不要ですが、タイルに浮きや剥離が見られる場合は、部分的な補修を行います。タイルではなく、目地のコーキングは、劣化するためにコーキング修繕工事を行います。
外壁タイルの定期的なメンテナンスでは、外壁の洗浄が行われ、高圧洗浄やバイオ洗浄が行われます。タイル外壁を塗装する場合は、美観維持のための浸透性吸水防止材による塗装やクリア塗装を行うことが一般的です。
外壁タイルのメンテナンス費用とは?
タイル外壁のメンテナンス費用は、塗装費用が20~30万円です。塗装に加えて、高圧洗浄やコーキング補修を行うのであれば、全てを含めた費用総額は、40~80万円程度を見込んでおけばいいでしょう。
外壁タイルのメンテナンスでは、足場を組み、飛散防止シートを使用します。その費用が10万円前後です。高圧洗浄は、3万円、コーキングの増し打ちは、8~15万円ほどかかります。塗装を行う場合にも同じように足場や飛散防止シートが必要です。さらに諸経費が5万円、旧コーキング材の撤去費用も10万円かかるとみておきましょう。
外壁タイルの塗装では、目地をきれいに保護する「浸透性吸水防止材」やタイル表面をよりクリアによみがえらせる「クリア塗料」が使用されます。
AKIHIKO ICHIKAWA