- トップ
- よくあるご質問(Q&A)
- 外壁塗装の工事期間はどれくらい?
外壁塗装は天気の影響を受ける作業ですから、季節によって工事期間が変化します。平均的には2週間程度かかり、屋根塗装や防水工事があると3週間かかることもあります。「そんなに長くかかるの?」と言われることもありますが、一般的な戸建て住宅の場合、最低でも10日以上は必要です。
では、どのような作業で2週間程度かかるのか解説していきます。
1日目:足場設置 (高所作業をおこなうため建物全体に足場を設置します)
2日目:高圧洗浄 (長年の汚れを高圧の洗浄機で洗い落とします)
3日目:下地処理 (シーリング工事や、ひび割れの補修など)
4日目:下地処理 (シーリング工事は2日以上かかります)
5日目:養生 (窓などに塗料が付着しないようにビニールで覆います)
6日目:付帯部の塗装 (軒裏や破風板、軒どいなどを塗装します)
7日目:外壁の下塗り (外壁材と塗料の密着性を向上のために塗装します)
8日目:外壁の中塗り (防水性の向上と仕上げ塗料を綺麗に仕上げるために塗装します)
9日目:外壁の上塗り (美観を整えるため塗装します)
10日目:付帯部の塗装 (たてどいや雨戸などを塗装します)
11日目:養生はがし、清掃 (養生を撤去し、余分な塗料の付着があれば清掃します)
12日目:完工検査、修正 (塗り残しや、仕上がりの完成度を上げていきます)
13日目足場解体 (足場撤去、周辺のごみ拾いをして完成です)
以上が外壁塗装にかかる具体的な作業内容です。日曜日のお休みを含めるとトータルで2週間はかかってしまいます。期間中に雨が降ればその分工事期間は延びていきます。塗装工事の場合、天気が良ければ作業ができるとは限りません。
塗料の適切な乾燥時間や、朝方まで雨が降っていれば外壁が濡れていて作業ができないということもあります。他にもシーリング工事の後、すぐに塗装はできません。夏場で3日、冬場で4日はシーリングの乾燥時間が必要です。
工事日数が短い業者は注意!
「短期間で工事を終わらせてほしい」お客様の本音でだと思います。私も逆の立場であれば早く終わらせてほしいと考えるでしょう。
しかし、支払う費用は高額ですので、時間をしっかりとかけて念入りに丁寧にやってほしいという気持ちもあります。
塗装業者には3種類に分類されます。どの業者に依頼したいですか?
・塗装の質より工期をできるだけ短くし、工事金額を下げて受注する業者
・塗装の質より工期をできるだけ短くし、かつ工事金額も高額な業者
・工事の質優先、人件費などの経費がかかり工事金額がやや高めの業者
工事の質優先という業者は、塗料、人件費、作業もろもろと経費がかかってくるわけですから、それだけを消費するためには工事日数や費用がかかります。また、良質な工事をするためには、一生懸命仕事をする職人と、それをバックアップする業者(会社)の理念の二つが必要になります。
外壁塗装の依頼先に迷ったときは、どのくらい工事期間がかかるか質問してみましょう。その回答で業者の考え方が分かるかもしれません。
AKIHIKO ICHIKAWA