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函南町のカバー工法
カバー工法を考えるならメンテナンスや寿命についてきちんと押さえること!
屋根カバー工法といえば、低コストで重ね張りできる便利で優れた屋根のメンテナンス方法です。
しかし、新旧の二重屋根になることから、デメリットもあることを知っておきましょう。
新しい屋根材としての寿命はそこそこありますが、将来のメンテナンス方法などもこれまでとは違った方法で行われることがあり、補修費用などが高くつくことがあります。
カバー工法を考える際には、将来予想されるメンテナンスや寿命などについても知識として押さえておきましょう。
カバー工法にはどんなメンテナンス方法がある?
カバー工法は、簡単にいえば、既存の屋根材をそのまま利用し、その上から防水シートや新しい軽量の屋根材を重ねて施工する方法です。
古い屋根材の廃材処分にかかる手間や費用がなくなりますので、低コストで新しい屋根材への葺き替え工事ができるようになります。
採用する屋根材も軽量で改良され耐久性能が向上している金属製のガルバリウム鋼板屋根材が主流になってきています。
新しい屋根材は軽量の金属屋根やスレート屋根などが多いため、塗装のメンテナンスが必要です。
こうした屋根材の場合は、10~15年に一度の屋根の再塗装や部分補修などのメンテナンスが必要になっているという点にご注意ください。
金属製の屋根材なら、錆びなどが心配されますので、メーカー保証が切れる頃には、再度再塗装を行い、屋根材の寿命を延ばすことが可能となります。
メンテナンスを実施するタイミングも難しい
屋根材のメンテナンスは、メーカー保証期間内やメーカーの保証対象となる内容なら、無償での修理も可能です。
例えば、ガルバリウム鋼板なら、塗膜の保証が10~15年、錆びの保証が10~15年、穴あき保証が10年などと施工内容によって細かく定められています。
また、性能が向上したガルバリウム鋼板屋根材の場合は、フッ素加工や天然石加工が施されているケースもありますので、20~30年前後の保証期間が設定されていることがあります。
長期間の保証期間が設定されている屋根材の場合は、初期施工費用も高額となりますが、長期間無償修理が受けられる安心感が得られることやメンテナンス時にお金を払う必要がなくなる、といったメリットがあります。
海沿いの塩害が多い地域や工場周辺地域、凍害が起こりやすい地域などでは、屋根材の傷みや経年劣化も早まってしまうので、もっと早期にメンテナンスが必要になることがありますのでご注意ください。
寿命は20~30年もあるが建物の耐久性能は変えられない
新しい屋根材は、昔よりも性能が向上しており、耐久年数もアップしています。
最近のカバー工法に使われている屋根材の寿命は、20~30年もあります。
塗装や錆び止めなどのメンテナンスをしっかりと行えば、さらに長期間使用できる場合があります。
しかし、建物躯体は古いままですから、建物全体の耐久性能がアップするわけではありません。
カバー工法は、3回目に施工することが難しくなり、施工コストも大幅にアップします。
その場合は、結論として建物全体を建て替えたほうがよくなってしまうため、メンテナンス方法もガラッと変わってしまう点にご注意ください。