雨漏り修理と屋根工事について

屋根が原因だと思われる雨漏り被害に関しては、雨漏り修理だけを行う場合もありますが、経年劣化が進んですでに屋根や天井がボロボロになっていたとしたら、葺き替えや部材交換などの大がかりな屋根工事を実施しなければならないでしょう。

雨漏りの被害が酷くなっていけばいくほど、屋根工事の内容も本格的になり、高額になっていきますのでご注意ください。

どこまで修理する？雨漏り修理

屋根が原因の雨漏り修理で最も高額な修理方法といえば、屋根の葺き替え工事です。

しかし、葺き替え工事になると、今ある屋根材を一新しますので、本当に屋根が原因で雨漏り被害が出ているなら、施工後はもう何も悩むことがなくなります。

屋根工事で実施されている雨漏り修理といえば、瓦の差し替え、棟板金の部分取り替え、シーリング工事、塗装、防水工事などです。

これらの部分補修工事であれば、雨漏り調査費用を合わせても数十万円の修理費用しかかからないので、依頼しやすくなります。

一方、屋根の葺き替え工事になると、リフォーム目的の工事としても考えることができ、高額な費用がかかりますが、部分的な屋根の雨漏り修理を行う必要がなくなります。

屋根の雨漏り修理では耐震・耐風補強工事なども併せて実施可能

瓦屋根の雨漏り修理では、一部の瓦を剥がして、その部分の下地を補修することができます。

また、瓦屋根・棟部の耐震や台風補強工事なども施工可能です。

瓦屋根や棟部のあたりで雨漏りが発生しているようなら、棟部を解体し、下地を補修した後に瓦屋根を設置しなおして、元に戻します。

この時、棟部全体を解体して、雨漏り箇所を修理し、耐震や耐風補強目的の改修工事なども実施できることがあります。

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雨漏り修理と屋根工事は分けて考えるべき

同じ雨漏り修理でも、外壁や天井からの雨漏り被害が発生しているなら、屋根工事と分けて考える必要があります。

その理由は、発生箇所や原因が全く異なっているからです。

例えば、外壁塗装工事やシーリング補修などの外壁を中心とした雨漏り修理を行う場合は、屋根工事を実施する必要がないので、あえて屋根の葺き替え工事や棟部の補修工事などを実施する必要はありません。

しかし、念のための建物全体の点検は必要にはなります。

そこで不要な工事はキャンセルし、施工費用をできる限り抑える努力をしてください。

屋根工事業者が強く勧めるから外壁も屋根もリフォーム工事を実施した、という考え方で工事を進めていくと、無駄が発生し高額な施工コストになってしまう恐れがあります。

屋根修理や屋根工事の施工内容に関しては、ケースバイケースですので、しっかりと業者と打ち合わせを行い、将来を考えた必要最小限で効果の出る工事を行うようにしてください。

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