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- スレート屋根のメンテナンスいろいろ
手頃な価格が人気のコロニアルやカラーベストは、「スレート屋根」に分類されています。スレート屋根は瓦屋根や金属屋根とは異なるメンテナンスを実施しなければなりません。ここでは、スレート屋根の各種メンテナンス方法についてご紹介します。
定期点検と部分補修
スレート屋根にも耐用年数がありますので、定期点検により各部の部分補修を行い、耐用年数を延ばすために、再塗装メンテナンスや葺き替え工事などが行われています。スレートが一枚がズレたり、外れたりした場合でも差替え・交換工事が実施されています。
また、棟板金の補修工事なども実施されています。定期点検以外にも、台風などの自然災害による被害で、スレートが破損してしまったり、突然雨漏りが発生したりする場合は、専門業者に修理を依頼してください。風災、雪災、雹災などの自然災害では、火災保険の保険金が利用できることがあります。
再塗装メンテナンス
塗料のグレードにもよりますが、スレート屋根の場合は、築10年、10年サイクルで再塗装メンテナンスを行う必要があります。お住まいの環境により、スレートの色あせ、塗装の剥がれ、チョーキング現象などが発生していた場合は、再塗装メンテナンスのサインです。
再塗装の費用は、50~70万円前後ですが、足場代や養生費などが加算されることがあります。塗料のグレードは、耐用年数が13~20年近くあるシリコン(1平米あたり単価1800~3500円)やフッ素(1平米あたり単価3000~5000円)などがおすすめです。
カバー工法によるスレートの葺き替え工事
既存の屋根は撤去せずに、その上から新しい軽量の屋根材を設置する施工法です。軽量のスレートや金属屋根に葺き替えることが多く、施工条件を満たす必要があります。
既存のスレートの撤去作業がなく、廃材処理費が節約できます。リフォームにかかる施工期間も短縮できます。施工費用は、60~150万円と高額です。カバー工法は、重ね葺きですので、下地の状態が悪い場合は、葺き替え工事を選択するようにしましょう。
スレートの葺き替え工事
築20年以上たって、屋根の状態がボロボロになっていて、下地の劣化状態もひどいようであれば、スレート屋根の葺き替え工事が必要です。葺き替え工事を行うと屋根と下地材が新しくなり、長期間住み続けることが可能です。築30~40年以上経過しているなら、葺き替え工事を推奨します。
施工費用は、70~180万円と高額です。耐久年数の長い屋根材を選ぶと、費用も高額になります。予算やこの先どの程度の期間を住む予定があるのかなどを含めてよく比較検討して、葺き替えやカバー工法などの屋根のメンテナンス、リフォーム方法を選択してください。
AKIHIKO ICHIKAWA