10~15年に一度の外壁塗装工事を成功させるには、値段の高低だけを重視するのではなく、外壁塗装業者の選定が最も重要な問題となるでしょう。そこで、優良な外壁塗装業者を選ぶポイントについてお伝えしていきます。
見積内容が明確で比較しやすい塗装業者
見積書には、専門用語がたくさん並んでいます。初めて見る方には、見慣れない数字も多く、正しい判断基準による判断はできないでしょう。そのため、見積書は、初めての方でも見やすく、必要最小限の情報が掲載されているのかどうかがポイントです。
例えば、塗料名、メーカー名、施工面積、単価・単位、必要缶数などです。「一式」と書かれていて、何もわからないような見積書を出す塗装業者は、少し問題あり、だと考えてください。
コスパを重視している塗装業者
各種塗料にはグレードがあります。塗装するお住まいの周辺環境や塗装箇所、求める機能に対応した塗料を選ぶ必要があります。そのため、値段と性能、費用対効果といったコストパフォーマンスを重視する塗装業者が最もおすすめです。価格の安さや高さだけを見て決定すると必ず失敗します。
性能や効果などをよく検討しますが、例えば、金額÷耐久年数を計算して、1年間のランニングコストを比較するとコストパフォーマンスがはっきりとわかるようになります。
施工実績が豊富で実際に見学できる塗装業者
塗装業者の施工実績は、必ず見ておきたいチェックポイントです。外壁塗装は、外観がとても重要で、一度工事したら、10~15年はそのままです。お気に入りの外壁色でないと不満が溜まってしまうでしょう。塗装職人の腕や仕事ぶりなどもわかるようなら、選んでも問題ないと考えられ、きちんとした仕事をしてくれる塗装業者でしょう。
ホームページやwebサイト、チラシなどをよく見て、施工実績とお客様の声などを参考にしてください。塗装の出来栄えに関しての感じ方には個人差がありますので、必ずご自身の好みと合う仕事をしている塗装業者を選んでください。
保証制度やアフターサービスを重視する塗装業者
外壁塗装では、塗装後に不具合やトラブルが発生することが多いので、初期不良が原因となる補修を一定期間無料で行う塗装業者がおすすめです。定期点検をスケジュールに組み込んでいる塗装業者は、塗装後や塗り替えでのお付き合いも前提に将来のことをよく考えている塗装業者です。
気になる保証制度の保証期間は、5年や10年など、長いほうがいいのは当たり前ですが、必ず書面で保証書を発行してもらい、保証内容と保証年数などを明記してもらうようにしましょう。
AKIHIKO ICHIKAWA