外壁塗装前のカラーシミュレーション活用のコツ!
外壁塗装や屋根塗装では、全体的な表面の色を塗り替えることになりますので、今と同じ同系統の色であっても失敗することがあります。今と異なる配色の場合こそカラーシミュレーションを活用して、納得の行く外壁塗装を実施しましょう。
塗り替え後のイメージが一瞬でわかるカラーシミュレーション
外壁塗装は、屋根塗装と同じタイミングで実施することが多く、同系統の色からイメージを変えるために新しい色に塗り替えたいと考える方も増えています。
失敗のない屋根・外壁塗装には、カラーシミュレーションが必須です。イメージチェンジが失敗しないように、入念に配色のチェックを行う必要があるからです。
シミュレーションとはいえ、画面を見ると建物の仕上がりが本格的で、どう見ても塗装後の本物の写真を撮ったように見えます。そして、外壁塗装のカラーシミュレーションには、事前準備が必要です。
カラーシミュレーションにも事前準備が大切
カラーシミュレーションでは、事前に実際にお住まいになっている建物をデジカメで撮影します。実際に住んでいる建物の画像を使用しますので、リアルなイメージがつかめます。明るさの調整も自由自在ですし、門や塀などの周囲の色と調和しているかどうかも確かめることができます。
最初のお客様との入念なヒアリングや都市景観条例などの確認がとても大切です。使える色や周辺環境でよく使われている色なども調査します。その後、色の方向性を検討し、塗装する箇所と塗装しない箇所をきちんと分けて塗装工事の提案を行っています。
カラーシミュレーションは3色が基本!
外壁塗装では、ツートンカラーの配色が選ばれることがありますが、なんとなく色を選んでいるのではなく、配色の基本に基づいて理論的に色選びが行われています。基本の色はベースカラーとなり、全体の50%以上を占める色です。
ベースカラーに次いで大きな面積を占める色をアソートカラーと呼びます。ベースカラーを補助する色です。そして、全体の1割以下のアクセントカラーを選択します。変化を与える色です。この3色が配色の基本となっています。
いろいろなパターンがありますので、少しずつ色を変えながらお好みの色を選んでいきます。微妙な色味や色合いの違いは、カラーシミュレーションでもわからない場合があります。そのため、同じ色を塗った実際の建物を見に行ったり、試し塗りをしたりして、より理想に近い屋根塗装色、外壁塗装色を選びましょう。
AKIHIKO ICHIKAWA