外壁塗装の目的は色塗りだけではない
色による外見の問題から外壁塗装を検討している方は多くいらっしゃると思いますが、外壁塗装では色以外にも重要な目的があります。むしろ色よりも重要な場合もありますので、色重視で検討していただくのはあまりオススメができません。では外壁塗装の目的はなにがあるのでしょうか?本記事で確認していきましょう。
外壁の保護
塗装の目的は外観を保つ以外に「外壁の保護」があります。外壁は風や雨、ときには飛来物などの影響をダイレクトに受けてしまう部分であり、塗装もなにもしていない状態だと壁材に負荷がかかってしまい最終的には外壁自体の張り替えなどの事態に陥ってしまいます。
もちろん張り替えまでには長い年月を要してしまいますが、確実にダメージは蓄積されていきますので避けることはほぼ不可能です。また台風やゲリラ豪雨などの災害時には、外壁に通常よりも負担がかかってしまうので塗装は保護を目的しています。
災害が少ない・雨などが少ないという地域では保護の必要性は少ないかもしれませんが、災害大国である日本に上記のような地域は少ないので必須と言えるでしょう。
遮熱効果なども
遮熱効果のある塗料限定の話になってしまいますが、太陽の光を反射して室内の温度を下げる外壁塗装などもあります。近年の日本では「猛暑日」が続くことが珍しくなく、室内にいても熱中症になってしまう危険性があるので問題視されるようになりました。
しかし遮熱塗料によって熱中症の危険性を減らすことができ、快適に過ごすことができますので外壁塗の目的とも言えるでしょう。
地域に合わせて
外壁塗装の目的は「保護」であると紹介しましたが、保護するメリットが少ないと思える地域であれば「色」を重視して選んでもらっても大丈夫です。また外壁塗装をしなくてもいいという方はもちろん無理に行わなくても構いません。しかし外壁の耐久性は無限ではありませんので、できれば塗装していただいところです。
施工不良に注意
外壁の保護と言っても塗料が十分に使用されていない、工程通りに進めず誤った仕上がりになるなどの「施工不良」が発生してしまう可能性があります。施工不良ですと通常より塗装の効果が弱かったり、早期に塗り直しをしなければいけないなどの問題が生じます。ですので実績がある、評判がいい、適切な監督をつけるなどの対策を行っておきましょう。
AKIHIKO ICHIKAWA