外壁塗装で手抜き工事を防ぐのは施主次第!
外壁塗装業者には悪質な業者も多く、手抜き工事の手口をよく知らないと簡単に騙されてしまいます。外壁塗装で手抜き工事を防ぐのは施主次第です。正しい塗装の知識と手抜き工事の手口を知って、どんな塗装業者にも手抜き工事をさせない方法を身につけましょう。
手抜き工事が起こる理由
一般的に外壁塗装についての知識に詳しくないのは当然です。塗装工事の手抜きは、目視では発見しにくく、塗装後数か月たって発覚することがあります。また、手抜き工事が行われたことがわからない場合もあります。手抜き工事が行われると、塗膜の不具合や劣化症状が早期に出てしまいます。
例えば、光沢が低下し、汚れが目立ち、塗膜の膨れやひび割れが発生します。最悪の場合は、塗膜が剥がれてしまうでしょう。このような塗装トラブルは、1~3年の間に発覚することもあり、どこまでが経年劣化でどこまでが工事の不具合なのかを見極めることが難しくなっています。
また、塗装工事は、実際には下請け業者が行うことが多く、低コストで仕事をしています。中間マージンが発生し、下請け業者は、工事に必要な工程、よい材料、よい人材を確保できないことがあります。そのため、間に合わせの仕事や手抜き工事などのぎりぎりの仕事がどうしても多くなってしまいます。
塗装は有名な大手業者だけがやっているのではありません。自社施工を行う塗装専門会社も多いので、選択数を増やす業者選びはとても重要であるということがよくわかります。
よくある手抜き工事の種類
手抜き工事をすると、簡単に利益が出せます。外壁塗装工事は、手抜きできるケースが多いので、手抜き工事のパターンを調べ、あらかじめ対策を行ったり、工事中もチェックしたりすることで、手抜き工事の隙を与えないようにできます。
よくある手抜き工事のパターンについて列記してみます。
・安全を無視し足場を省略し、足場代をカットする。
・養生が不十分で塗装品質が悪かったり、塗料が周囲に飛散する。
・予定していた塗料よりも安物、よく知らない塗料を使う。
・高圧洗浄やケレンなどの下地処理を手抜きする。
・塗料を定められた希釈率で使用せず、薄めて使う。
・塗装工程を省いたり、乾燥時間が十分ではない。
・雨の日に塗装作業を行い工事を急ぐ。
これらの手抜き工事はよく行われることがあり、塗装後も気づかれないので、後になって塗膜にひび割れが入り、塗膜の剥がれが生じ、塗装品質を下げてしまいます。そして、塗装の劣化が早まります。
契約前だけではなく、塗装工事期間中も作業内容や塗料の種類、下地処理の進行具合をスケジュールと照らし合わせたりして、施主もよく確認しながら作業を進めていってもらうようにしましょう。
塗装業は優良業者も多いので選び方で間違えないこと
塗装業を営む業者はたくさんいます。同業他社が多いので、悪質な塗装業者もすぐに見分けられます。優良業者を選ぶコツは、複数業者の見積りや打ち合わせを通じて、見積り内容た各社の対応をよく比較してください。
おすすめは、自社施工を行う地元密着の信頼できる塗装業者です。大手業者ですと、保証内容が手厚いメリットはありますが、総じて工事費用は高めです。
AKIHIKO ICHIKAWA