DIY外壁塗装のメリット・デメリット
最近は、趣味でもプロと同じぐらいの腕を持つアマチュアが増えています。外壁塗装や屋根塗装も、ご自身でやってしまえるような高い専門性を持つ人も増えています。正しい知識とある程度の経験があれば、DIYでの外壁塗装も可能です。
ここでは、塗装の専門家ではなく、DIYで外壁塗装ができるのかどうか、また、DIY塗装のメリットやデメリットについても解説します。
外壁塗装はDIYでも可能か?
外壁塗装は、専門業者が何人かの職人を使って行う場合は、10日~2週間程度の期間で工事が完了します。しかし、自分で塗装作業を行う場合は、2~3か月の期間がかかると見込んでおきましょう。お勤めの方は、まとまった休日が取れる人も少ないですし、雨や台風の時期と重なると塗装作業をストップさせる必要があります。
しかし、DIY塗装なら、塗装に使う道具や材料費を含めても20~40万円の出費で済みます。自分や家族、お友達に手伝ってもらう場合は、人件費も格安です。楽しみながらDIYの外壁塗装を楽しみたいと考える方には、おすすめの塗装方法かもしれません。
DIY外壁塗装のメリット
塗装費用は、塗料のグレードにもよりますが、塗装業者に依頼すると80万円~120万円もかかることがあります。しかし、DIY塗装なら材料費や専用の道具を全部そろえても、20~40万円の費用で済みます。
塗装作業は、全て手作業になります。ご本人だけではなく、ご家族やご親戚、お友達にも一緒に手伝ってもらい、楽しみながら塗装作業ができますので、愛着のあるお住まいが完成するでしょう。
建築や芸術、色やデザインなどに興味のある方なら喜んでDIY塗装を手伝ってくれるはずです。手伝ってくれた方には、謝礼を渡してあげるともっと喜んでもらえるでしょう。
DIY外壁塗装のデメリット
DIYの外壁塗装には、デメリットも多く、コスパだけを重視している場合は、割に合わない作業になってしまうでしょう。通常は、2週間程度で済む塗装作業も、休憩や乾燥時間を取りながら作業すると1か月程度かかってしまいます。お仕事が忙しい方であれば、2~3か月が塗装期間の目安です。
塗装作業に関する手順や方法は、事前に徹底して調べておく必要があり、正しく塗装作業ができていないと、塗装後に施工不良が起こりやすくなってしまいます。特に下地調整は重要な作業工程です。しっかりと作業ができていないと、数年で塗装の塗膜の剥がれが見られ、再度塗装のやり直しをしなければならなくなるでしょう。
塗装後に不具合が見つかった場合は、自分で塗装のやり直しをしなければなりません。足場代などを含めて、再度塗装作業をやり直しすると、費用が嵩んでしまい、結果として専門の塗装業者に依頼したのと同じぐらいの費用がかかってしまうことがあります。根気の必要な塗装作業ですので、DIY外壁塗装にチャレンジする場合は、それなりの覚悟が必要でしょう。
AKIHIKO ICHIKAWA