外壁と屋根はメンテナンス時期を合わせるとメリット大!
屋根と外壁は、お住まいのリフォームやメンテナンスにおいて、最も重要な箇所です。外観の問題もありますが、風雨や厳しい自然環境からお住まいや住む人を守るために、定期的なメンテナンスが行われるものと考えていただいていいでしょう。ここでは、外壁と屋根の同時メンテナンスのメリットについて解説していきます。
屋根や外壁にはメンテナンスが必要
屋根や外壁には寿命がありますので、目安となる耐用年数が設定されています。耐用年数は、屋根材や外壁材ごとに異なっていますので、メンテナンス前にはお住まいに使われている建材の特徴や寿命などについてよく調べる必要があるでしょう。
例えば、屋根は葺き替え工事、外壁材は全部交換工事が必要です。他にも塗装されている屋根や外壁も塗料の寿命により、再度塗装を行う必要が出てきます。屋根や外壁は、雨漏りトラブルの原因となることも多く、屋根や外壁の一部補修や瓦などをパーツごと交換するなどの補修工事が必要となります。
屋根や外壁の工事費用は高額になることが多く、お住まい全体の点検を一通り実施した後、補修やメンテナンスが必要な箇所があれば、外壁と屋根の同時補修・メンテナンスを行ったほうがいいでしょう。
外壁や屋根のメンテナンスを同時に行うメリット
外壁や屋根の修理の他、塗装工事などもメンテナンスの一種です。外壁と屋根を同時に点検して、必要な箇所だけを重点的にメンテナンスするだけで、建物全体の寿命が大幅に延びていきます。
例えば、屋根の修理やリフォームと外壁塗装工事を同時に行うと、足場代の設置撤去作業や人件費などの重複した工事項目の費用が不要となり、工事費を大幅に抑えることができます。
屋根塗装と外壁塗装に関していえば、塗料の耐用年数を合わせた塗装を行うと、塗り替えサイクルを合わせることができますので、総工事費用やトータルコストを抑えることが可能です。
屋根用の塗料と外壁用の塗料とでは、同じ製品でも用途が異なると、屋根用の塗料のほうが耐用年数が短くなる傾向がありますので、屋根用の塗料のグレードを一つ上げるパターンが多くなります。
屋根や外壁のメンテナンスサイクルは、10年、15年、20年、30年といったところです。定期点検も含めて、タイミングを逃すことなく、屋根や外壁のメンテナンスを実施しましょう。
しかしながら、古くなった屋根や外壁は、最終的には葺き替え工事や交換工事が必要です。定期的なメンテナンスを行うことにより、建物全体の寿命を延ばすことができると考えてください。
AKIHIKO ICHIKAWA