見積りでチェックするポイント
10~15年ごとに再塗装を行う外壁のメンテナンスは、今や当たり前の時代になりつつあります。
とはいえ、初めての方も多いと思いますので、外壁塗装見積りの際の外せないチェックポイントを4つにまとめました。
塗装工事見積りは3社がベスト
塗装工事の見積りは、初めての場合は1社ではなく、3社程度に依頼してみましょう。3社に絞り込む時点で、塗装業者や外壁塗装についての知識も深まります。最もよいと思われる塗装業者を3社選び、相見積りをお願いしましょう。3社も依頼すれば十分です。
見積り内容を比較するには、工事費用総額以外にも、同じグレードの塗料、塗布面積、各工事項目について、内容と単価を中心にチェックしていきます。
診断結果が書面で示されている
塗装工事前に、無料の建物診断、外壁診断などが行われます。建物診断では、どんな素材が使われており、塗装面積はどのくらいかなどの情報もしっかりと見ているはずです。塗料を塗布するための施工面積も相見積り各社で同じような数字になっているはずです。
診断結果は書面や写真でのわかりやすい報告があれば安心です。診断結果に基づき、適切なメンテナンスや修理を行う見積書になっているのかどうかもよく確認してください。
見積書では工程の内容や塗料の名称などをチェック
見積書の各項目でも重要なチェックポイントがあります。塗装工程や下地処理などの各工事項目の内容と材料の単価、工法の種類などの記載を確認してください。また、使用する塗料は、メーカー名、塗料名、種類や価格など、複数の種類の塗料を提案できる塗装業者なのかどうか注目してみましょう。
単価は、一般に公表されている単価の他、相見積りによる実際の単価の比較、口コミでの単価・費用の比較などをしっかりと行いましょう。
「〇〇工事一式」という工事項目は、おおざっぱすぎます。可能ならもう少し工事内容が具体的になった見積書を発行してもらいましょう。
保証内容と免責事項
塗装工事は、塗装後の寿命が重要です。塗装の質が低いと、メーカーが考える寿命よりも短くなってしまいます。アフターケアを重視している塗装業者なら、10年以上の保証期間があります。
保証期間中の無償点検なども定期的に実施するなら、なおよい塗装業者だといえるでしょう。塗装会社により、塗装工事の保証内容や保証範囲は限定されています。免責事項に関してもきちんと確認してください。
保証がついているといっても、何が保証内容になっているのかがわからないと、不具合や点検、メンテナンスなどの相談や依頼もできないからです。
AKIHIKO ICHIKAWA