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雨漏り修理の散水調査は必要なもの?
公開日:2019年01月15日 カテゴリー:富士市


雨漏り修理の散水調査は必要なもの?


出典:www.hanamaru-r.co.jp/works2/


 雨漏り修理前の散水調査などの現地調査は、雨漏り修理の後にも確認のために行われるため、2回以上実施するような大変重要な調査となっています。

 修理の成功を決めるのも、散水調査などの徹底した現地調査によるところが大きいでしょう。

 ここでは、雨漏り調査で最もよく実施されていて信頼できるという散水調査の内容や必要性、かかる費用の目安などについてご説明していきます。



散水調査で行われること

 
 散水調査は、雨漏りが疑われる箇所や水の通り道を探すために、水をかけて雨が降った時の雨漏り被害を再現するシンプルな調査方法として知られています。

 ところが、散水調査は、半日~1日もの時間を必要とすることや水道代も施主の自己負担であることから、作業は簡単とはいっても、雨漏り箇所の正確な判定を行う必要があるため、経験豊富なプロが行うとても難しい調査だと考えられます。

 具体的にいえば、ホースやバケツなどを使って、いろいろな場所の方向や角度から水を流し、実際の雨漏り被害を再現しながら雨水の浸入口を調べる調査方法です。

 雨漏り修理業者が行う専門の雨漏り調査には、散水調査以外にもさまざまな調査方法がありますが、散水調査が最もよく行われており、実際に現場を見ながら調査が行われるので信頼度も高く、安心感もあります。

 時間をかけて現地調査を行う理由は、水の量、かける時間、向き・強さなどを変化させながら、いろいろな条件を想定して散水調査を行うためです。

 雨漏りの本当の原因を特定できる散水調査は、その調査方法以上に判断することが大変難しく、業者や調査担当者の長年の経験や勘が頼りになることが多くなります。



なぜ散水調査が必要となるのか?


 散水調査は、雨漏り修理を行う前に行うことは当然ですが、雨漏り修理が終わった後にも必ず行われている点がポイントです。

 つまり、2回以上実施されていることになり、雨漏り被害の再発を防ぐには慎重な散水調査を行う必要があるでしょう。

 散水調査が2度行われる理由は、修理前の調査は雨漏りの原因を特定することが目的で、修理後の調査は修理した箇所が完全に修理できて再発していないかどうかを調べることが目的になっているからです。

 修理前は、目視だけではわからないことが多いので、必ず散水調査などを含めた効果の高い詳細な調査を行う必要があります。

 散水調査は、実際に水を流してみて雨漏りを再現する調査方法ですので、真の原因を特定するためにも実施したほうがよい調査方法です。

 修理後は、全ての雨漏りの原因を特定できていて、全ての雨漏り箇所を直せたことを証明するためにも、再度同じような散水調査を実施することになるでしょう。

 修理前も修理後も散水調査といった現場における雨漏り調査は軽視されることはなく、大変重要だということがよくわかります。



散水調査の費用の目安やその他の雨漏り調査方法との比較

 
 雨漏り修理の見積書を見ると思った以上に料金がかかることがわかります。見積書には、必ず散水調査などの雨漏り調査に関する項目が記載されているからです。

 雨漏り修理を依頼するにしても、修理前に行う雨漏り調査を省略することはなく、調査方法や調査費用などもしっかりと記載されており、雨漏り修理と変わらない費用がかかることもあります。

 雨漏り調査では、目視調査になると多くは無料で行われることが多いのですが、調査結果の信頼度は高いとはいえません。

 雨漏り調査で最もよく実施されている散水調査にかかる費用は、一般的には、10~30万円といった費用が目安となっています。

 有料の散水調査になると、値段もかなりアップしてしまいますが、本格的な調査を行って、雨漏りの再発まで予防できると考えてください。散水調査では、ご自宅の水道水を使って雨漏りの浸入口を探っていきます。

 雨水の流れを再現し、どのような状態なら雨漏りが起こるのかを見極めて判断するには、専門技術はもちろんのこと、雨漏り箇所に対する長年の経験・実績や勘などが確実に要求されます。

 そして、散水調査だけでわからない場合は、解体調査(10万円前後)、温度検知可能な機器を使うサーモグラフィー調査(10~40万円)、特殊な液体を使った発光液調査(5~20万円)なども、散水調査と組み合わせて実施すると精度が高まります。

 調査にかかる費用に関しては、平均的な料金相場を見ても安い価格のものはありませんので、雨漏り修理を行うには、想像以上に費用がかかるということがわかっていきます。

 雨漏り原因を調査する方法はどの方法であっても、修理業者側にも雨漏りに関する高度な知識や豊富な経験が求められることを知っておくべきでしょう。

 また、雨漏り修理をどこに依頼するのかといった問題もあります。

 雨漏り修理業者選びは、施主ができる最も重要な部分で、信頼できる業者を選ぶことができれば、雨漏り修理が成功したも同然となります。

 散水調査の結果はわかりやすい写真や映像などでも確認でき、細かい調査結果と原因の特定もはっきりしていることが重要です。

 修理前の原因・修理内容の説明や解説なども、手を抜くことのない雨漏り修理業者を選んでください。

 さらに、アフターフォローや保証が手厚いと修理後のトラブル発生時も安心できますので、業者選びの重要なポイントとなっていきます。

 

 

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PROFILE
プロフィール写真
市川 明彦
AKIHIKO ICHIKAWA
塗装技能士・建築士|複数の職場で建築物の塗装・メンテナンスの経験を積み、先代である父の塗装店を2005年に引き継ぐ。塗装技能士・建築士に加えて、雨漏り診断士・戸建住宅劣化診断士・窯業サイディングメンテナンス診断士も保有。 情報を公開し、活動において開かれた姿勢を持つことで、信頼と誠実さを築くという理念を掲げて活動している。
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