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- 近隣トラブルを防ぐために
外壁塗装でよくある近隣トラブルは、決まっています。イレギュラーな近隣トラブルを除けば、事前に対処できるものが多く、経験豊富な塗装工事業者なら卒なく工事を終わらせてくれるはずです。 念のためによくある事例別の近隣トラブル予防法を紹介します。
水や塗料の飛散による近隣トラブル
外壁塗装時は、養生し、飛散防止ネットを張ります。 それでも作業時に水や塗料が飛散し、隣家にまで飛び散ってしまうことがあります。
塗装業者にもよりますが、飛散防止ネットを足場の2階だけにかけて、1階部分にはかけないケースもあります。1階部分のネットは不要だと思っている塗装業者もいますが、隣家の外構部分までカバーできていないので、塗料が飛び散って近隣トラブルに発展することがあります。
実際に塗装工事をする前に、養生や飛散防止ネットの使用箇所をよく確認し、完全にカバーしきれていない箇所を発見したら、すぐに塗装業者に塗料が飛び散らないかどうかをよく確認するといいでしょう。
また、高圧洗浄機は、水圧が強く外壁の汚れも落とすことができますが、水分も汚れも一緒に洗い落としています。こうした水分は周囲に飛び散りやすいので、近隣の車や植栽などもビニールカバーをかけるなどの対策を施したほうがいいでしょう。
足場の組立や解体時の騒音問題
塗装工事では、作業する職人の安全性を確保し、質の高い塗装作業を行うために足場を利用します。塗装作業の現場では、ピケ足場を組むことが多くなっていますが、組立時にハンマーでくさびを打ち込みます。
そのときに、高いカンカンという金属音が発生します。この音がご近所に響き渡り、クレームとなることがあります。足場工事は、組立時と解体時の2回発生し、作業期間は1~2日かかります。足場の設置や解体で騒音をすることは誰でも知っています。
近隣で日中も屋内にずっといるような方に対しては、事前の挨拶回りでしっかりと工事内容についての説明を行い、お詫びを入れておきましょう。
職人の方には、作業中もできるだけ静かに仕事をしてもらうよう伝えておきましょう。
油性塗料の臭いが気になる
塗料には、油性塗料と水性塗料がありますが、油性塗料の場合は、希釈するためにシンナーを使います。 そのため、臭いがとても強くなります。シンナーなどの刺激臭を長く吸い過ぎると健康に悪影響を及ぼすことがわかっています。
逆に油性塗料ではなく、有害物質を含まない水性塗料を使うと、近隣住民への健康被害を最小限に抑えることができます。それでも油性塗料を使った外壁塗装工事を行う場合は、マスクを使用してもらい、常に家の中の換気をするように促すしかありません。 他に考えられる対処法は、塗装期間中は、別の場所に移動して過ごしてもらう方法があります。
AKIHIKO ICHIKAWA