外壁塗装では、イメージチェンジのためにツートンカラーを選ぶことがあります。ツートンカラーを選ぶ場合、以前の外壁では単色で塗装していた場合は、思い切った考え方でメインとサブの2色を選択しなければなりません。ここでは、外壁塗装でおすすめのツートンカラーを選ぶ際の注意点について解説していきます。
ツートンカラーの選び方のポイント
ツートンカラーは、メインとサブの2色を主に使用します。セパレートカラーといって、3色目を使用することもありますが、こちらは色や境界線のメリハリをつけるために使用し、この場合もツートンカラーによる塗装と考えていいでしょう。
ベースカラーとサブのアソートカラー
ベースカラーは、建物全体の6割を占める重要な色です。ツートンカラーであっても、メインとサブでは、塗装面積の大小の違いがはっきりしています。アソートカラーは、サブで使用する色です。ベースカラーに比べると使用面積は、3割程度と少なくなっていますが、色の鮮やかさや色みなどに変化をもたせることで、建物全体の塗装色にメリハリをつけることができます。
3色目を使用する場合は、アクセントカラーとなり、白や黒などの無彩色であったり、目立つ色を選んだりします。しかし、全体の印象を変えるほどのインパクトはなく、使用面積は1割程度です。
ツートンカラーのベーシックな塗り分けパターン
塗装実績の多い色と建物の構造に応じた色分けをすると、失敗が少なく、塗装後の満足度もアップします。
・建物の上下で色分けする
ベーシックな塗り分けパターンです。屋根も含めて塗装色を検討するといいでしょう。戸建て住宅なら、1階と2階の境界線がはっきりしていますし、塗り分けしやすくなっています。
・ベランダやバルコニー
ベランダやバルコニーは、建物から出っ張って飛び出しています。建物全体は、メインとなる色を使用し、ベランダやバルコニーなどの出っ張り部分のみサブのアソートカラーを塗り分けてみると、違和感のないメリハリが出てすっきりした感じになります。色の違いは、出っ張り部分のみになりますが、イメージチェンジに仕上げやすいのでおすすめの色分け方法です。
・垂直方向を意識した色分け
建物上下のツートンカラーもおすすめですが、少し変化を加えたいなら、垂直方向を意識した色分けも検討してみましょう。玄関や屋根など、建物の立体部分を活かし、角で分ける塗り分け方法です。アクセントカラーも細部に使用し3色以上の塗り分けも可能です。
AKIHIKO ICHIKAWA