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金属屋根にはどんなメンテナンスが必要?点検は怠りなく!
金属屋根は、丈夫で雨にも強いうえに軽量であることから、新しい屋根材としても葺き替え時の新しい屋根材としてもよく選ばれています。しかし、錆びに弱く、定期的な点検や塗装などのメンテナンスが必要です。
金属屋根のメンテナンスとは?
金属屋根といえば、トタンやガルバリウム鋼板などが有名で、昔からよく使用されています。各屋根材ごとに耐用年数が決まっていますが、定期的な点検の他、錆び止めなどの部分補修工事などは随時行う必要があります。
また、屋根表面は最初から塗装されていますので、塗料の耐久年数に応じた塗り替えメンテナンス工事が必要です。塗装の場合は、耐久年数を過ぎる前の適切なタイミングで塗装工事を行います。老朽化が進むと金属の傷みが塗装ではカバーできなくなり、屋根全体の葺き替え工事や重ね葺き工事を実施しなければならなくなります。
重点的に点検すべき項目
金属屋根の点検では、重点的に点検すべき項目がいくつかあります。見た目の点検箇所では、屋根材の浮きや剥がれがポイントです。屋根の端同士は折り曲げて固定していますが、経年劣化により、浮きや剥がれが起こりやすくなります。台風や突風でめくれ上がると雨水が浸入し、雨漏りの直接的な原因となってしまいますので補修工事が必要です。
金属屋根は、錆びに弱い点がデメリットですが、塗装面の色あせは目視でもすぐにわかります。錆びの発生は、強風による飛来物、アンテナの倒壊などにより、屋根材の表面の傷から始まります。
塗膜で保護されていない金属は、錆びやすいので、知らないうちに錆びが進行し、最後は穴あきにつながってしまいます。
錆びを放置しないようにし、塗装メンテナンスを行う必要があります。錆び止めと錆びに強い金属屋根用の塗料を塗る必要があるでしょう。
金属屋根の各メンテナンスに関するポイント
金属屋根のメンテナンスでは、部分補修工事、塗装工事、屋根カバー工法、屋根葺き替え工事が行われます。定期点検で一部の錆びの発生が見られたら、部分的な交換工事だけで済むことがあります。錆びが広がる前にすぐに交換補修工事を行いましょう。
屋根を長持ちさせるには、塗装がとても重要です。特に塗装前の下地調整では、錆び落としなどのケレンを重点的に行います。場合により、錆び止め塗料を塗ることもあります。使用する塗料は、遮熱・断熱塗料、光触媒塗料などの機能性の高い塗料ですと、屋根の寿命が延びるだけではなく、快適な室内で過ごすことができます。
経年により劣化の程度が進み、塗装ではカバーできなくなってきたら、下地の劣化の程度により、屋根の重ね葺きや屋根の葺き替え工事が行われます。屋根の葺き替えやカバー工法では、新しい屋根材にも同じ金属屋根を選ぶことが多く、最新の屋根材ほど、軽量で性能も向上しています。
今後、どの程度の期間、そのお住まいに居住予定なのかをよく考え、劣化の程度や居住期間に応じた金属屋根の各種メンテナンスを行う必要があるでしょう。費用は、部分補修工事<塗装工事<重ね葺き(カバー工法)<葺き替え、といった順番に高くなります。
AKIHIKO ICHIKAWA