イメージ通りの仕上がりはプロの塗装工事の仕事
外壁塗装工事は、塗装工事はプロが行いますが、事前の色選びや配色が非常に難しく、慎重に検討を重ねたうえで、カラーシミュレーションや塗料のサンプルをよく見て判断する必要があります。イメージ通りの塗装仕上りにするには、どうすればいいのでしょうか?
建物の色選びの基本や原則に従う
外壁塗装は、光の当たり方や環境の違いにより、色味などが見る人に違った印象を与えることがあります。カラーシミュレーションではばっちりだったけれど、実際の外壁の色を見るとなんだか違ったイメージになってしまうことがあるのも不思議なことではありません。
そんなことのないように基本の色選びの原則を守りながら、実際にお住まいの建物を参考にして色選びを行う必要があるでしょう。建物に使用されている色は、自然の色に近い色が好まれます。例えば、土や石、木材に近い色です。
色味としては、ベージュ、ブラウン、アイボリー、グレー、白などです。赤、青、黄などの原色をそのまま使うことはありません。鮮やかすぎる色や蛍光色も敬遠されます。明度の高い色を使用しますが、色の面積が大きいと明るくみえる効果があることも知っておいてください。
建物の外壁に選ぶ色は、汚れや変色、色あせなどが目立ちにくい色を選んだほうがいいことがあります。鮮やかな色、黒などの濃い色は、色あせしやすく、汚れがつきやすい色です。
1色ではなく2、3色を使い分ける
建物に同じ色一色だけを使用すると、メリハリのないイメージになってしまいます。しかし、色の種類が多すぎると、逆にまとまりがなくなってしまいます。色の塗り分けを行う場合は、2~3色が限度です。色分けの基本としては、ベースカラー、サブカラー、アクセントカラーの3種類でOKです。
いろいろな色を使いたい、原色や鮮やかな色を使いたい場合は、アクセントカラーに持ってくるとまとまりのある外壁色になります。そして、建物全体だけではなく、周囲のお住まいや環境との調和を考えて全体の色を調整してください。
テーマやイメージに沿った色選び
塗装業者では、好みやライフスタイル、イメージなどからお住まいの配色があらかじめセットされて紹介されています。シンプル、和風、クラシック、エレガント、カジュアル、モダン、ナチュラルなどなど、イメージに沿った色選びができるように、イメージに合わせた配色をカラーサンプルとしてまとめている塗装業者がたくさんあります。
プロが選んだ配色パターンですので、間違うことはありません。専門家と相談しながら、どのような色を使うと、どのようなイメージにできるかをよく知り、間違いのない色選びを行うようにしましょう。
AKIHIKO ICHIKAWA