モルタル壁のリフォームに耐久性の高いジョリパット
ジョリパットの耐久性は、15~20年もあると言われています。外壁仕上げ材として長寿命なので、使ってみたいと考えている人が多く、問い合わせや質問なども増えています。ここでは、ジョリパットの知識やメリット、どう使えばいいかなどについて解説していきます。
ジョリパットは外壁仕上げに使用される
ジョリパットは、ヨーロッパのフランス生まれの塗り壁仕上げ材です。内装にも使用されることがありますが、外壁に使用する場合は、モルタル下地の上に直接使用します。
意匠性が高く、自由な模様やデザインでの外壁仕上げが可能となるので、人気のある外壁仕上げ材です。塗り壁仕上げは、代表的な湿式工法です。それに対してサイディングボードは、乾式工法で施工します。塗り仕上げ塗材には、ジョリパット以外にもリシン、スタッコ、吹き付けタイル、漆喰などの仕上げ方法があります。
耐久性の高いジョリパットのメリット
仕上げ材にジョリパットが使われる理由は、15~20年もある耐久性の高さがメリットして知られているからです。しかも、ひび割れしにくく、硬化した後に厚くて粘性の高い塗膜が形成されます。
ジョリパットなら、外壁を自由なデザインに仕上げることができ、その意匠性の高さも注目されています。伝統的な和風模様や大理石調などの洋風柄などに関しても、さまざまなバリエーションで施工することができ、個性的なお住まいにしたい、統一感のある雰囲気にしたいといった場合でも、ジョリパットならしっかりと対応できます。
また、ジョリパットには、人体に優しく、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドなどの有害物質をできる限り抑えた素材が選ばれています。
塗り替えにも最適なジョリパット
ジョリパットは、塗り替えにも最適です。元の外壁にジョリパットを使用していても、その上から専用の塗り替え塗材を使うことで、比較的容易にリフォームが可能となります。
また、もともとあった古い外壁の質感や模様を残したまま塗り替えを行うことができます。ジョリパットには、マイナス6℃以上で施工できるタイプも販売されており、寒冷地でも使用できるというメリットがあります。
ジョリパットは、耐候性が高い塗材ですが、経年劣化と共に色あせしていきます。毎日の紫外線ダメージや雨水、気温の上下によって、経年劣化とともにジョリパットの色あせが見られ、塗装後15年以上経過していたら、塗り替え時期かもしれません。お近くの塗装会社に点検や見積りを依頼してみてください。
AKIHIKO ICHIKAWA