外壁塗装の必要が出てきたな、と思ったら、ネットでいろいろな情報を集め、外壁塗装の知識を仕入れます。そして、次は行動に移します。それは、いろいろな業者に外壁塗装の「見積もりと取ること」です。
さまざまな業者に見積もり依頼を
塗装専門業者に見積もり依頼をすることは当然ですが、塗装業者以外でも塗装業務を請け負う業者はたくさんあります。また、外壁塗装は、足場を組んで行う工事のため、屋根塗装やその他の修理も同時に行う場合があり、必ずしも塗装専門業者がおすすめできるというものでもありません。
塗装を行う業者といえば、大手の住宅メーカー、リフォーム業者、ホームセンター、大手家電量販店などでも外壁塗装の受付業務を行っていますので、「値段は高い」と思ったとしても、念のために複数の様々な業者に外壁塗装の見積もり依頼や工事に関する相談を行うほうがいいでしょう。
いずれにしても、自社でベストな提案できる業者であれば、多少の費用の違いがあったとしても、安心して塗装工事の依頼ができると考えていただいていいでしょう。
塗装面積をチェック
見積書では、あいまいな見積もり内容は、トラブルの元です。外壁塗装一式で合計金額しか算出されていない場合は、わかりやすい見積書だとは思いますが、工事内容を比較検討するには情報が不十分です。
塗装では、面積と塗料の単価により費用が算出されます。その際、坪単価を使用するよりも単価を使用する見積書のほうが、より正確な計算ができます。塗面積や塗布量なども現地で測ったうえで計算する業者の見積もりがベストです。
メーカー名や商品名は各社比較の対象
見積書には、使用する塗料のメーカー、商品名はしっかり記載されていますか?塗装に詳しくない業者の場合は、商品名ではなく、機能の名前「フッ素」や「ウレタン」といったあいまいな名称しか記載されていないことがあります。
メーカー名や商品名が記載されていれば、単価の相場もわかり、他社と比較しやすくなります。記載がない場合は、値段はそのままで、一番安い塗料を使い、コストを下げられてしまうことがあります。
正確な現地調査を行ったうえでの見積もり内容かどうか?
見積もりは、現地調査をしっかりと行ったうえで作成されたものであるかどうかはとても重要です。図面を見てコピーしただけで帰ってしまうような業者はあまり信用できません。必ず塗面積や現在の外壁の痛み具合、現在使用している塗料などを確認するはずです。しっかり確認していないと、追加工事が必要になり、見積もり金額以上の費用がかかってしまうことがあり注意しておきましょう。
AKIHIKO ICHIKAWA