金属屋根は、以前に比べると耐久性が高くなっていますが、錆びやすいというデメリットは完全に解消できているわけではありません。錆びや変形などの劣化症状は、定期点検で発見し、早めのメンテナンスを実施してください。
金属屋根の定期点検のポイント
金属屋根にもさまざまな種類があります。トタンやガルバリウム鋼板、チタンやステンレスなども金属素材です。最近の主流は、ガルバリウム鋼板です。トタン屋根は、低価格ですが錆びやすいので、あまり使用されなくなっています。金属の素材により、耐久性も異なります。
長期間メンテナンスが不要の金属屋根もあります。定期的な点検でわかることは、錆びの発生です。表面の塗装の耐久性が落ちると、錆びが発生しやすくなります。
また、屋根ではなく、ボルトやビスが錆びることもあります。錆びが広がると金属は腐食し穴が開いてしまうことがあります。金属屋根は、薄い金属の板ですので、点検時にヘコミができたり、変形したり、強風でめくれ上がったままになったりします。
金属屋根の表面に水たまりができるようになったら、勾配がおかしくなり、水が流れ落ちなくなっています。錆びや雨漏りが発生しやすくなるので、何等かの対策や修理が必要です。
金属屋根の塗装メンテナンス
金属屋根の修理では、一部分の穴あきや錆びに関しては、部分修理工事で対応可能です。経年劣化によるメンテナンスには、塗装工事や葺き替え工事が実施されています。金属屋根の塗装メンテナンスは、定期的に行います。
塗装前には、部分補修工事を行います。屋根の表面の塗り替えを行うことで、錆び止めを行い金属屋根の寿命を延ばすことが可能です。屋根材そのものに錆びや損傷があり、修復不可能であれば、塗装ではなく屋根の葺き替え工事を行います。
金属屋根の葺き替え工事
耐久性の高い金属屋根であっても次第に劣化し塗装を行っても屋根がぼろぼろの状態なら、葺き替え工事を行うしか方法がありません。既存の屋根材を全て撤去し、新しい屋根材を設置する大規模なリフォーム工事となります。同じ素材の金属屋根を使うこともありますが、最新の素材と技術により屋根材も進化していますので、同じ屋根材なら価格も安くなることがほとんどです。
新しく登場した機能性の高い素材の屋根材ほど高額です。コストを抑えたい場合は、カバー工法が実施されます。既存の屋根材はそのままでその上に新しい屋根材を重ねて設置します。下地の損傷がひどいと将来の修理費用が高くなりますので、カバー工法ではなく葺き替え工事が実施されます。
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AKIHIKO ICHIKAWA