塗装工事中に注意すべきポイント
塗装作業は、塗装作業に慣れた職人や専門家が行います。基本的には、塗装業者にお任せすればOKです。しかし、塗装工事中に注意すべきポイントを知っておくと、イザというときに慌てずに済みます。わからないことがあれば、遠慮なくスタッフや塗装職人に聞いてみてください。
在宅する必要があるのかどうか?
塗装作業中は、在宅でも留守でもどちらも問題ありません。外壁塗装中は、戸締りをしっかりして外出して行ってください。
工事日程と作業人数
工事日程やスケジュールは毎日確認してください。工事全体では、1週間~10日前後の期間が必要ですが、そのうち塗装作業期間は、1週間以内が目安となるでしょう。作業人数は、3~4人程度です。
毎日職人が出入りしますが、できる限り作業する職人の数を少なくしてもらったほうが、作業効率もよくなり、人件費も抑えられます。作業人数が多すぎる場合は、責任者がうまくコントロールできなくなる恐れもありますので注意が必要でしょう。
電気や水道の使用
塗装作業中は、水道や電気も使用します。不在や留守の場合でも屋外にコンセントや水道の蛇口があれば、そのまま使用することになるでしょう。水は高圧洗浄時によく使用します。
また、水性塗料の希釈などにも使用されています。水道料金は、施主が負担しますが、1000円以下が目安です。電動工具や電動撹拌機を使用するときに電気を使用します。
希望する塗装色が異なっている場合
カタログや色見本で見た色と実際の塗装色が異なることがあります。面積効果や光源の違いにより、より明るく見えることがありますので、試し塗りなどで実際の色をよく確認し、一度決めた色でもやっぱり何か印象が違うようなら、塗装色を再検討してもいいでしょう。
トラブルがなく塗装作業が終了した場合、塗装作業終了後にまた塗り替えをすると、別途費用がかかることがありますので、事前に確認しておいてください。
塗料の飛散や洗濯について
ローラーを使って塗装しても、微量の塗料は飛散します。養生作業は徹底して行いますが、「飛散防止ネット」などもしっかり設置してもらいましょう。風の強い日の施工は、中断してもらったほうがいいかもしれません。
屋外に洗濯機がある場合は、塗装作業中の洗濯はしないほうがいいでしょう。また、屋外での洗濯物干しは、飛散した塗料や臭いの付着の可能性がありますのでやめておきましょう。
塗料の臭いや保管について
水性塗料は、臭いが少なく比較的安全に取り扱うことができます。現場に水性塗料を保管することがありますが、気になる場合は、保管場所を変更してもらいましょう。
一方、溶剤系の塗料を使う場合は、臭いがきつく取り扱いが難しいので、塗装業者に管理や保管に関して細心の注意を払うようにお願いしておきましょう。
AKIHIKO ICHIKAWA